言葉と対話の大切さが身に沁みる。どんでん返しのクライマックスに感動『メッセージ』
映画のキービジュアルが公開された後、さんざん「ばかうけ」ネタで大盛り上がりした『メッセージ』。
私としてはジェレミー・レナーが出演していると判明した時点で、鑑賞決定してました(笑)
公開後の評価がかなりよく、アカデミー賞では作品賞にノミネートされるほど話題となっていましたね。
しかし日本公開は、本国公開から半年後。
ここまで長かったですね〜待ちくたびれました!

テッド・チャンの短編小説『あなたの人生の物語』が原作のSF映画。
監督は『灼熱の魂』、『ボーダーライン』などを手がけたドゥニ・ヴィルヌーヴ。
彼は2017年10月公開予定の『ブレードランナー』の続編である、『ブレードランナー2049』の監督も務めるということで注目されていますね。
主演にエイミー・アダムスを迎え、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーなどの実力派メンバーが脇を固めます。
本編を観終わった後の、憑き物が落ちたような感覚がたまりませんでした。
じわじわと沁みてくる映画です。
後半からの靄がどんどん晴れていくようなストーリー展開は、そういうことか!とスッキリしました。
前半のミスリードにまんまと乗せられてしまいましたね〜
ルイーズの見ていた記憶の真相がわかった時は、なにかを脳天を突き抜けるような爽快感で満たされました。
コミュニケーションの取り方、大切さをSFらしい演出で表現している作品でした。
言語学と物理学を元に謎の宇宙人たちとの交信を試みるストーリーですが、言語学と物理学がわからなくても全く問題ありません。
私は言語学と物理学さっぱりですが、しっかり本編についていくことができました。
エイミー・アダムスの終始不安げな表情も良かったですよね。
あの演技に見事に最後まで騙されました。
ジェレミーに関しては、普段のふざけたおじさんというイメージが先行しているせいで、真面目なキャラクターを演じていると違和感を覚えました(笑)
ヨハン・ヨハンソン手がける音楽もとても印象的でよかったですね。
不気味で、不安感を煽る音楽が耳に残っています。
ある日、突如なぞの黒い物体が地球のいたるところに降り立ちます。
黒い物体は日本にもやってきていて、どうやら北海道のあたりにいるようでした。
世界中の人々が混乱に陥る中、言語学者のルイーズは、その宇宙船にいる生物たちと交信をとるために軍に呼び出されます。
ルイーズは物理学者のイアンとともに、謎の生命体に「ヘプタポッド」と名前をつけ、彼らとの交信を試みていきます。
言語学者が未知の生物と対話を試みようとするストーリーと聞くと、一見難しい物語のように感じますが、難しい言葉はほとんど出てきません。
この作品は、我々の知らない文化・言語・環境で生きてきた生き物と交信しようとする、『未知との遭遇』のような物語です。
私は本作を観て、私たちの世界での言語が統一されたら、世界はどんな風に変わるんだろう、と疑問に思いました。
作中で、「ある言語を理解すると、思考が変わる」という「サピア=ウォーフの仮説」というものが紹介されていて、なるほどとハッとさせられました。
例えば、日本語には色や季節をたくさん表す言葉がありますが、そういうものを表す言葉が少ない言語では、色や季節に関する感性が少ないのかもしれません。
逆に日本人は主語を使わなくても喋れるので、自己主張が少ないのかもしれませんね。
英語では主語が必ず文章に含まれ、主語によって動詞の形も変わるほど主語が重要視されているのもそういう言語による思考の規定があるのかもしれません。
思考が言語を決めているのが、言語を決めているのがという点に関して考えてみるのも面白いかもしれませんね。
よく考えたら、その国の人にしか通じない意味を持つ言葉ってたくさんありますよね。
本編の終盤では、言葉が通じず意思疎通ができないことで、やがて人間はヘプタポッドに対して敵意を抱くようになります。
これは現代の我々にも通ずるものがあるのではないでしょうか。
言葉がうまく通じないことで、勘違いや争いが生まれてしまうことはよくありますよね。
そしてそんな勘違いや争いを生まないためには、やはり対話をすることが一番大切なのだと本作では教わりました。
ヘプタポッドが表す文字は、やがて世界での共通の意味を持った言語になるであろう終わり方でした。
このヘプタポッド語が世界中で当たり前のように使えるようになったら、もっと人々は互いに対話をするようになり、お互いを理解し合えるようになるのかもしれません。
世界中の人と意思疎通できるようになったら、また面白い世界が生まれるかもしれませんね。
そんなワクワクした気持ちにさせられました。
ヘプタポッドは、時間を超越した生命体です。
彼らには過去も現在も未来も関係ないのです。
それは本編中盤でイアンが発する、「彼らの言語に時制がない」というセリフからもわかります。
この時間を超越した彼らの存在が、物語に大きなどんでん返しを生み出します。
このミスリードがすごく面白かった!
私としては、先日観た『スプリット』より好きなクライマックスでした(笑)
ルイーズが謎の生命体と意思の疎通を試みるうちに、彼女は不思議な記憶体験をするようになります。
娘と過ごす日々が度々頭の中に浮かぶのです。
ここの演出がすごくうまいんです!
本編の中盤までは、ルイーズが娘と「過ごしてきた」かのような演出をされています。
過去に娘がいて、でも今はいない、そんな悲しみを抱えたような描かれ方をしています。
ところが、それは我々がただ「過去」だとみせられているだけの、監督による演出だったのです。
ルイーズはヘプタポッド語を解読していく過程で、彼らの言葉を理解し、自身の思考が変わったのです。
思考が変わったことにより、ヘプタポッドたちの時感感覚を認識しない思考とリンクし、彼女にとって未来は未来ではなくなったのでした。
自身の脳内に現れる未来の様々な出来事を手繰り寄せて、彼女は今起きている混乱を快活しようと奔走するのです。
ルイーズがヘプタポッドに関する書籍を飯場していた瞬間、ルイーズがみていた娘の父親がわかった瞬間、ルイーズが中国の将軍と会話をした瞬間。
これらのシーンをみたときの、物語が繋がったような感動ったらないです。
主人公のルイーズは、言語学者で、大学で講師をしています。
過去には軍で働いていたこともあり、その才能を買われて今回の事件に関わることになるのです。
どこか不安な表情をしており、脆そうな主人公ですが、意外とガッツがあるんですよ。
初めてヘプタポッドと遭遇した時は気絶してしまいますが、そのあとは着々と彼らと交信を試みます。
彼らと交信するためには、危険も顧みないのが彼女のすごいところ。
自分の顔を認識してもらうために、彼女は防護服を勝手に脱ぎ出します。
そのあとも、軍が撤退をすると言っているのに宇宙船の中に飛び込み、再びヘプタポッドと交流しようとするシーンも。
主人公にありがちの自らを省みない突飛な行動、好きです。
彼女の演技にもまんまと騙されました!!
あんなに序盤で不安げな顔されて、お母さんとの電話では「大丈夫」なんてしきりに言っているのをみたらねえ・・・
何か彼女に辛い過去があったと勘違いしてもおかしくないですよ〜
『魔法にかけられて』、『アメリカン・ハッスル』、『her 世界に1人だけの彼女』と、彼女の代表作は挙げたらキリがありませんね。
この『メッセージ』も間違いなく彼女の代表作の1つになりましたね。
そして私がお目当てにしていたジェレミー・レナー。
『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』ですっかり好きになってしまったのですが、今回は完全にサポートキャラでしたね(笑)
本人がおちゃらけおじさんなので、真面目な言語学者をやっていても、どこか飄々としたオーラが漂っていて笑いそうになってしまいました。
イアンはまあ真面目なお堅い研究者という感じではなかったですけどね。
まるでそこに本当にあるかのような宇宙船のCGはさすがですね。
それだけでなく、静かに響くような数々の自然の美しい映像にも見惚れました。
宇宙船の周りの広大な緑は、心の中の無駄なものが取っ払われるような気持ちになり、より宇宙船の不気味さが際立っていましたね。
ルイーズの記憶に入り込む、娘と暮らしている場所の自然の映像も素朴で美しかったです。
ルイーズが1人でヘプタポッドと交流するときの映像もすごかったなあ。
真っ白な世界に、浮かび上がるヘプタポッド語の不気味さと、我々の知らない世界へ触れたんだという興奮を感じました。
さらに音楽がとても印象的で、素晴らしかった!
最近の映画の中で一番好きかもしれません。
最初から最後までドキっとするような不安を煽る音楽でしたね。
壮大さと不気味さが合わさり、不思議な感覚を抱かせるような音楽でした。
本作の作曲を担当したのは、ヨハン・ヨハンソン。
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴとは『ボーダーライン』でタッグを組んでおり、監督の次回作でもある『ブレードランナー 2049』でも音楽を担当しています。
ヨハン・ヨハンソンって『博士と彼女のセオリー』も担当していたんですね。
あの作品の音楽も良かったです。
・クライマックスのどんでん返し
・美しい映像、音楽
数々のミスリードがうまく昇華されていて良かったです。
映像と音楽がうまく混ぜあっていましたね。
・特になし
久々に最初から最後までじっくり鑑賞できました。
じわじわと、でもしっかりと心の奥に染み込んでくる感動的な映画でした。
観る人によって色々な解釈ができる作品だと思います。
前情報なしで観に行った方が、断然面白さが倍増すること間違いなしです。
迫力のある美しい映像と、音楽にも注目ですよ!
私としてはジェレミー・レナーが出演していると判明した時点で、鑑賞決定してました(笑)
公開後の評価がかなりよく、アカデミー賞では作品賞にノミネートされるほど話題となっていましたね。
しかし日本公開は、本国公開から半年後。
ここまで長かったですね〜待ちくたびれました!

メッセージ(ARRIVAL)
| 監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
|---|---|
| 脚本 | エリック・ハイセラー |
| 出演者 | エイミー・アダムス ジェレミー・レナー フォレスト・ウィテカー |
| 公開 | 2016年 |
| 製作国 | アメリカ合衆国 |
あらすじ
突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。
謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。
その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。(公式サイトより)
テッド・チャンの短編小説『あなたの人生の物語』が原作のSF映画。
監督は『灼熱の魂』、『ボーダーライン』などを手がけたドゥニ・ヴィルヌーヴ。
彼は2017年10月公開予定の『ブレードランナー』の続編である、『ブレードランナー2049』の監督も務めるということで注目されていますね。
主演にエイミー・アダムスを迎え、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーなどの実力派メンバーが脇を固めます。
見事に騙された!メッセージ性の強いSF
本編を観終わった後の、憑き物が落ちたような感覚がたまりませんでした。
じわじわと沁みてくる映画です。
後半からの靄がどんどん晴れていくようなストーリー展開は、そういうことか!とスッキリしました。
前半のミスリードにまんまと乗せられてしまいましたね〜
ルイーズの見ていた記憶の真相がわかった時は、なにかを脳天を突き抜けるような爽快感で満たされました。
コミュニケーションの取り方、大切さをSFらしい演出で表現している作品でした。
言語学と物理学を元に謎の宇宙人たちとの交信を試みるストーリーですが、言語学と物理学がわからなくても全く問題ありません。
私は言語学と物理学さっぱりですが、しっかり本編についていくことができました。
エイミー・アダムスの終始不安げな表情も良かったですよね。
あの演技に見事に最後まで騙されました。
ジェレミーに関しては、普段のふざけたおじさんというイメージが先行しているせいで、真面目なキャラクターを演じていると違和感を覚えました(笑)
ヨハン・ヨハンソン手がける音楽もとても印象的でよかったですね。
不気味で、不安感を煽る音楽が耳に残っています。
相手と対話することの大切さ
ある日、突如なぞの黒い物体が地球のいたるところに降り立ちます。
黒い物体は日本にもやってきていて、どうやら北海道のあたりにいるようでした。
世界中の人々が混乱に陥る中、言語学者のルイーズは、その宇宙船にいる生物たちと交信をとるために軍に呼び出されます。
ルイーズは物理学者のイアンとともに、謎の生命体に「ヘプタポッド」と名前をつけ、彼らとの交信を試みていきます。
言語学者が未知の生物と対話を試みようとするストーリーと聞くと、一見難しい物語のように感じますが、難しい言葉はほとんど出てきません。
この作品は、我々の知らない文化・言語・環境で生きてきた生き物と交信しようとする、『未知との遭遇』のような物語です。
私は本作を観て、私たちの世界での言語が統一されたら、世界はどんな風に変わるんだろう、と疑問に思いました。
作中で、「ある言語を理解すると、思考が変わる」という「サピア=ウォーフの仮説」というものが紹介されていて、なるほどとハッとさせられました。
例えば、日本語には色や季節をたくさん表す言葉がありますが、そういうものを表す言葉が少ない言語では、色や季節に関する感性が少ないのかもしれません。
逆に日本人は主語を使わなくても喋れるので、自己主張が少ないのかもしれませんね。
英語では主語が必ず文章に含まれ、主語によって動詞の形も変わるほど主語が重要視されているのもそういう言語による思考の規定があるのかもしれません。
思考が言語を決めているのが、言語を決めているのがという点に関して考えてみるのも面白いかもしれませんね。
よく考えたら、その国の人にしか通じない意味を持つ言葉ってたくさんありますよね。
本編の終盤では、言葉が通じず意思疎通ができないことで、やがて人間はヘプタポッドに対して敵意を抱くようになります。
これは現代の我々にも通ずるものがあるのではないでしょうか。
言葉がうまく通じないことで、勘違いや争いが生まれてしまうことはよくありますよね。
そしてそんな勘違いや争いを生まないためには、やはり対話をすることが一番大切なのだと本作では教わりました。
ヘプタポッドが表す文字は、やがて世界での共通の意味を持った言語になるであろう終わり方でした。
このヘプタポッド語が世界中で当たり前のように使えるようになったら、もっと人々は互いに対話をするようになり、お互いを理解し合えるようになるのかもしれません。
世界中の人と意思疎通できるようになったら、また面白い世界が生まれるかもしれませんね。
そんなワクワクした気持ちにさせられました。
心地よいミスリード
ヘプタポッドは、時間を超越した生命体です。
彼らには過去も現在も未来も関係ないのです。
それは本編中盤でイアンが発する、「彼らの言語に時制がない」というセリフからもわかります。
この時間を超越した彼らの存在が、物語に大きなどんでん返しを生み出します。
このミスリードがすごく面白かった!
私としては、先日観た『スプリット』より好きなクライマックスでした(笑)
ルイーズが謎の生命体と意思の疎通を試みるうちに、彼女は不思議な記憶体験をするようになります。
娘と過ごす日々が度々頭の中に浮かぶのです。
ここの演出がすごくうまいんです!
本編の中盤までは、ルイーズが娘と「過ごしてきた」かのような演出をされています。
過去に娘がいて、でも今はいない、そんな悲しみを抱えたような描かれ方をしています。
ところが、それは我々がただ「過去」だとみせられているだけの、監督による演出だったのです。
ルイーズはヘプタポッド語を解読していく過程で、彼らの言葉を理解し、自身の思考が変わったのです。
思考が変わったことにより、ヘプタポッドたちの時感感覚を認識しない思考とリンクし、彼女にとって未来は未来ではなくなったのでした。
自身の脳内に現れる未来の様々な出来事を手繰り寄せて、彼女は今起きている混乱を快活しようと奔走するのです。
ルイーズがヘプタポッドに関する書籍を飯場していた瞬間、ルイーズがみていた娘の父親がわかった瞬間、ルイーズが中国の将軍と会話をした瞬間。
これらのシーンをみたときの、物語が繋がったような感動ったらないです。
実はガッツのある主人公
主人公のルイーズは、言語学者で、大学で講師をしています。
過去には軍で働いていたこともあり、その才能を買われて今回の事件に関わることになるのです。
どこか不安な表情をしており、脆そうな主人公ですが、意外とガッツがあるんですよ。
初めてヘプタポッドと遭遇した時は気絶してしまいますが、そのあとは着々と彼らと交信を試みます。
彼らと交信するためには、危険も顧みないのが彼女のすごいところ。
自分の顔を認識してもらうために、彼女は防護服を勝手に脱ぎ出します。
そのあとも、軍が撤退をすると言っているのに宇宙船の中に飛び込み、再びヘプタポッドと交流しようとするシーンも。
主人公にありがちの自らを省みない突飛な行動、好きです。
エイミー・アダムスの細やかな演技力
彼女の演技にもまんまと騙されました!!
あんなに序盤で不安げな顔されて、お母さんとの電話では「大丈夫」なんてしきりに言っているのをみたらねえ・・・
何か彼女に辛い過去があったと勘違いしてもおかしくないですよ〜
『魔法にかけられて』、『アメリカン・ハッスル』、『her 世界に1人だけの彼女』と、彼女の代表作は挙げたらキリがありませんね。
この『メッセージ』も間違いなく彼女の代表作の1つになりましたね。
そして私がお目当てにしていたジェレミー・レナー。
『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』ですっかり好きになってしまったのですが、今回は完全にサポートキャラでしたね(笑)
本人がおちゃらけおじさんなので、真面目な言語学者をやっていても、どこか飄々としたオーラが漂っていて笑いそうになってしまいました。
イアンはまあ真面目なお堅い研究者という感じではなかったですけどね。
美しい映像と印象的な音楽
まるでそこに本当にあるかのような宇宙船のCGはさすがですね。
それだけでなく、静かに響くような数々の自然の美しい映像にも見惚れました。
宇宙船の周りの広大な緑は、心の中の無駄なものが取っ払われるような気持ちになり、より宇宙船の不気味さが際立っていましたね。
ルイーズの記憶に入り込む、娘と暮らしている場所の自然の映像も素朴で美しかったです。
ルイーズが1人でヘプタポッドと交流するときの映像もすごかったなあ。
真っ白な世界に、浮かび上がるヘプタポッド語の不気味さと、我々の知らない世界へ触れたんだという興奮を感じました。
さらに音楽がとても印象的で、素晴らしかった!
最近の映画の中で一番好きかもしれません。
最初から最後までドキっとするような不安を煽る音楽でしたね。
壮大さと不気味さが合わさり、不思議な感覚を抱かせるような音楽でした。
本作の作曲を担当したのは、ヨハン・ヨハンソン。
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴとは『ボーダーライン』でタッグを組んでおり、監督の次回作でもある『ブレードランナー 2049』でも音楽を担当しています。
ヨハン・ヨハンソンって『博士と彼女のセオリー』も担当していたんですね。
あの作品の音楽も良かったです。
良かった点
・クライマックスのどんでん返し
・美しい映像、音楽
数々のミスリードがうまく昇華されていて良かったです。
映像と音楽がうまく混ぜあっていましたね。
悪かった点
・特になし
久々に最初から最後までじっくり鑑賞できました。
まとめ
じわじわと、でもしっかりと心の奥に染み込んでくる感動的な映画でした。
観る人によって色々な解釈ができる作品だと思います。
前情報なしで観に行った方が、断然面白さが倍増すること間違いなしです。
迫力のある美しい映像と、音楽にも注目ですよ!
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