挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます 作者:月夜 涙(るい)
18/18

第十七話:スライムは誓いを果たす

 焼け焦げた黒い塔のようになった邪神、その表面がはがれ、内側から無数の分裂体が殺到してくる。
 小鳥のような大きさだが、一体一体が騎士を上回る強さを秘めている。
 その数、約一六〇〇匹。

「これより、エンライトを紡ぎます」

 オルフェが自らを鼓舞するために祝詞を唱えた。
 いくら気合をいれようが、覚悟があろうが魔術士として戦う以上、魔力がなければどうしようもない。

 特製の魔力回復ポーションがあると言っても人体では吸収できる量に限界がある。
 そして、回復ポーションは一度に大量に飲むと毒になってしまう。
 通常の魔術士であれば手詰まりだっただろう。

 ……だがオルフェには切り札がある。
 それは呪いであり、重荷であると同時に強力な力でもあるのだ。

「【憤怒】の邪神サタン。……家賃を払ってもらうね」

 オルフェの体から瘴気が噴き出る。
 オルフェの心臓には、【憤怒】の邪神サタンが宿っていた。
 かつて俺が対峙し、封印するしかなかった最強の邪神だ。
 今も自由を取り戻そうと彼女の体内で暴れている。
 それを制御するための術式を応用した技こそが……。

「【邪神闘衣】」

 あふれ出る邪神の力が黒炎のドレスとなり、オルフェが身に纏う。
 自然界に存在しない黒の炎が吹き荒れる。
 その炎は、”すべてを無にする”という概念が込められた呪われた炎。
 邪神の力を引き出し利用するオルフェの切り札だ。

 この力は偶然の副産物。
 日々、膨れ上がる邪神の力を押さえつけるのは不可能だった。
 だから、逆転の発想で定期的に邪神の力だけを引き出して外に放つようにした。その研究の過程で、邪神の力を利用する術式が生まれたのだ。

「やっぱり、邪神の【炎】は扱いずらい。でも、強力だね」

 ドレスの裾をはためかせると、黒い火の粉が散る。
 そして、その火の粉は風に乗りハエの集団の中心で爆発、黒の爆炎は数十匹のハエを焼き尽くす。

 もともと、オルフェは【炎】の属性が使えなかった。
 だが、邪神を体内に宿したことで属性が捻じ曲げられ、【炎】こそを得意とするようになった。
 オルフェという超一流の才能すら塗り替える規格外な力。

 黒炎を身にまとった彼女は無敵だ。
 だが、同時に一歩制御を間違うと自らの炎に焼き殺されるリスクがあるし、一秒ごとに精神力を削られる。

 この炎を使いこなすまで、なんどもオルフェは死にかけた。いや、俺か【医術】のエンライトたるヘレンがいなければとっくに死んでいただろう。
 何度も挫折しかけた。
 だが、食いしばり使いこなしたのだ。

「さて、行くよ。ここからは邪神同士の戦い。負けないから」

 黒い炎を足元で爆発させ、黒いドレスをなびかせてオルフェが飛ぶ。
 オルフェはわずかに回復した魔力で【風】を呼び、滑空してベルゼブブの軍隊に突っ込んでいく。
 黒い炎は細かな制御が効かない。

 ここで戦えば、味方を巻き込む危険性がある。
 さらに言えば、邪神ベルゼブブはオルフェを憎み、邪神の力を纏ったこともあり、もっとも警戒している。

 彼女が単独行動することで狙いが集中し、騎士団の被害が少なくなる。
 その狙いはあたり、邪神の群れへ特攻するオルフェのもとに、八割以上のベルゼブブの群体が殺到していた。

 スターヴ・フライと同じように溶解液を四方から吐き出してくるが、オルフェに触れるまえに蒸発。
 まるで踊るように、くるくると回転し、黒炎の火の粉が舞い散る、それが爆発。
 黒炎によって景色が黒く染め上げられる。

 黒炎のドレスを纏った彼女は善戦していた。
 すべてを焼き尽くしながら、黒炎の舞を踊る。
 女性の騎士がうっとりした顔で、小さく漏らす。

「黒い、天使様」

 気持ちはわかる。
 それほどまでにオルフェの姿は美しい。
 だが、見ほれているわけにはいかない。

「ぴゅい!」

 俺は俺で忙しく動き回っていた。スラビームを連射し、毒針の吹き矢を撃ちまくっている。
 オルフェが八割を引き付けているとはいえ、二割はこちらに殺到しているのだ。
 騎士たちより強く、数で上回っている。俺が頑張らねば全滅しかねない。

『我慢して、ハエを食った甲斐があった』

 思った通り、眷属であるスターヴ・フライと分裂したベルゼブブは酷似している。
 スターブ・ヴェノムを分析して調合した毒針がよく効く。

 それだけじゃない。
 ベルゼブブの群体は、スターヴ・ヴェノムと違い溶解液で溶かして食うなんて面倒なことをせず、直接騎士たちを食おうとしている。もし、それを許せば奴は力を得て数を増やすだろう。
 ……ちゃんと保険は用意してある。

「ぎゃあああああ、助けてくれえええ、喰われるぅぅぅぅ……あれ、こいつら俺たちを喰おうとしたら、勝手に死んだぞ」
「こっちもだ」
「喰われねえなら怖くねえ! ぶっ殺してやる」

 騎士団たちが、勢いよく剣を振るう。
 ベルゼブブの最強の能力である、【暴食】し無限に【増殖】する能力。
 それが発動できないどころか、騎士たちや魔術士たちにかじりついた途端に、死ぬか倒れている。
【暴食】と【増殖】の能力を封じている以上、やつの怖さは半減だ。

「ぴゅっふっふっ(どやぁ)」

 この身が人間ならどや顔していただろう。
 この戦いの前に、俺は体力回復ポーションを大判ぶるまいしていた。

 俺が吐いた水で傷を癒していた面々はそれを口にすることを躊躇わなかった。
 そして、その体力回復ポーションには、スターヴ・フライを分析してつくったウイルスがたっぷり入っており、騎士や魔術士たちに感染させている。

 人体には影響がないが、それを口にしたベルゼブブは体内がめちゃくちゃに蹂躙される。
 だから、こうして騎士たちにとりつく端から死んでいる。

 ベルゼブブの分裂体は、その習性によりウイルスによって死んだ分裂体を喰らおうとしていた。
 ……ベルゼブブのもう一つの怖さ、殺された仲間すら喰らって数を増やす無限増殖、対策がなければ、殺しても殺しても数が減らないという悪夢なような状況が繰り広げられていただろう。そちらも対策済み!。

「ぴゅい!(ばかめ)」

 分裂体の死体を喰らった分裂体が死んだ。あたりまえだ。ウイルスに感染した死んだ個体を喰らえばウイルスに感染する。
 ウイルスに感染したベルゼブブの死体を食らえば、そいつもウイルスに感染して死ぬし、さらにその死体を食って別の個体が死ぬ。

 これこそが、大賢者の戦い方だ。
 ……やつの眷属を分析して作ったものが、やつ自身に効くかは賭けだったが、そのかけに勝ったみたいだ。

「スライム、助けてくれええええええ」
「スライムさん、こっちにけが人が」
「こっちもだああああ」
「……ぴゅいぴゅっ(いくらなんでも俺に頼りすぎだろ)」

 ただ、だからと言って予断を許す状態ではない。
 厄介な能力を封じたと言って敵は強い。

 敵のほとんどをオルフェが引きつけていて、ウイルス大連鎖で数の不利がましになっているとはいえ、一体一体が騎士以上に強いのだ。

 そして、とうとうベルゼブブは学習した。
 人間を喰おうとせずに純粋に殺そうとしている。

 ニコラと俺が一騎当千の戦いで戦線を必死に支えているが限界は近い。
 そう長くはもたないだろう。
 ここから逆転するには、大多数を引き連れているオルフェが早急に無効を殲滅してこっちに援軍に来てくれれば……。

 そんな祈りを込めてオルフェのほうをみる。
 オルフェは空中戦を展開し、広範囲に炎を飛ばしていて、すさまじい勢いでベルゼブブの群体を駆逐していた。
 耳鳴りがした。爆発的に力を高めている。
 オルフェが叫んだ。

「【黒衣絢爛!】」

 オルフェの黒炎のドレスが燃え上がり、そして爆炎とともに広がり周囲を焼き尽くす。
 今までで一番の大技だ。
 それは周囲数百メートルを燃やし尽くし、吹き飛ばし、オルフェを追いかけていたベルゼブブたちを根こそぎ消滅させた。
 騎士や魔術士たちが歓声をあげる。

「すげええええええ」
「これが、【魔術】のエンライトか!」
「勝てる、勝てるぞ」

 一気に士気があがる。
 だが、俺は冷めた目でそれを見ていた。
 そうか、限界が来たのか。

 あれは、黒炎のドレスをとどめる力すら失ったからこそ放った。最後の最後の抵抗に過ぎない。
 これ以上は、オルフェの体が黒炎に耐えきれない。

 空中で力を失ったオルフェは重力に引かれて落ちていく。
 地面に叩きつけられるぎりぎりで風のクッションを作ったようで一安心だ。
 数を極端に減らしたベルゼブブたちが一か所に集まる。俺たちを襲っていた連中もだ。
 そして、一か所に集まった連中は森を食べ始めた。

「そんな、うそ、食べるのは動物じゃなくていい、なんて」

 目に見えてベルゼブブたちは増えていく。
 奴らは数を減らしすぎて、まずは数を増やすことを第一に考え始めた。森を食べる個体とそれを守る個体にわかれて、戦力を立て直している。ぞっとする光景だ。

 急がなくても数が増えてからなら十分俺たちをなぶり殺しにできるとわかっているのだ。
 オルフェは、立ち上がろうとしている。

 すべてを出し尽くしてなお、まだみんなを救おうとしている。
 ニコラもカタパルトで爆弾を射出し続けていた。
 だが、それも無駄となった。爆弾が飛来すると、やつらはさっと散らばり、やりすごしてから一か所に集まる。爆弾で数を削れているが一網打尽とはいかない。

 遅かれ早かれこうなるのはわかっていた。
 群体の邪神ベルゼブブ。奴を倒すには分裂した無数のハエを同時に殲滅する必要がある。
 一体でも生かしてしまえば、こうして木々でもなんでも喰らって数を増やし続ける。

 分裂した奴を滅ぼすためには、数千匹の分裂体を一匹残らず圧倒的速度で”同時”に殲滅するしかない。それを成しえるわざがこの子たちにはない。
 みんなで必死に抵抗しているが、増える数のほうが多い。
 誰もの脳裏に勝てない。
 その言葉がよぎる。
 数が増えてきて、余裕ができたベルゼブブの群れから百体ほどがオルフェのほうに向かう。厄介な敵は弱っているうちに倒そうということだろう。

「スラ、どこいったの? スラ!」

 ニコラの声がずっと後ろから聞こえる。
 俺は、走っていた。オルフェのもとに。
 娘たちとの約束を守るためだ。
 俺はあの子たちに誓った。

『がんばって、がんばって、それでもだめなら、最後は俺がなんとかしてやる。だから、勇気をもって挑め』

 オルフェはがんばって、がんばった。
 彼女はもてるすべての力を吐き出した。
 そして届かなかった。それでもまだ戦おうとしている。
 認めよう。彼女はよく頑張った。俺の自慢の娘だ。
 なら、あとは俺の出番だ。
 最後は俺がなんとかしてやる。
 ……それが父親としての役割だから。

「ぴゅいっ!(さあ、進化だ)」

 たった三つしかない【進化の輝石】。それを【収納】から取り出しかみ砕く。
 魔物には人間にはない可能性がある。それは進化だ。

 その進化を人為的に引き起こそうとして作り上げた宝玉。一次的にすぎないが高次の存在へと姿を変える。
 それを、すべての魔物の中でももっとも、進化の可能性をもった、【無限に進化し続けるスライム】の身で解き放てばどうなるか?
 その答えをここで見せつける。
【進化の輝石】を吸収した体に力がどこまでも溢れてくる。

 スライムの特徴である自由自在の形状変化、色素変化、質感の変化、硬度の変化、その能力が極限まで高まる。
 今の俺ならなんにでもなれる。
 だからこそ、俺が知る最強の姿になる。それは悪魔? 否。それはドラゴン? 否。それは巨人? 否。
 思い描く最強はただ一つ……。 

 形を変えた。
 色を変えた。
 硬さを変えた。
 魔術回路の疑似生成。
 思考能力の強化のため、仮想思考領域の生成、直列回路と並列回路、バックアップの形成。
 魔力循環の最適化。

 最強を形作っていく。
 いつの間にか、スライム飛びしていた俺の体は二本足で走っていた。

 ◇

 オルフェはふらつきながら、自らに襲い掛かるベルゼブブたちを睨みつけていた。
 ベルゼブブの分裂体たちは、甲高いなき声をあげながらオルフェに向かって空から急降下。

 オルフェは諦めるものかと力を振り絞って立ち上がり、手を掲げる。だが、放たれるはずの魔術は発動しない。
 もう、彼女には何も残っていない。魔力も邪神の力すら……何も。
 それでも彼女は諦めない。
 父との約束があった。最後の最後までがんばって、がんばると。
 ベルゼブブがどんどん近づいてくる。
 オルフェの目に涙が浮かぶ。
 彼女の脳裏には優しい父の笑顔が浮かんでいた。

「私、がんばったよ。がんばって、がんばったよ。だから……」

 もう、ベルゼブブは手が届くほどの距離。ハエたちがあざ笑う。
 そして、オルフェは声の限り叫んだ!

「助けて、お父さん!」

 ベルゼブブの分裂体たちが彼女を覆った。
 数秒もしないうちに、少女一人など奴らは食い尽くすだろう。
 そうはならなかった。

 雷が降り注ぐ。四大属性、【地】【炎】【風】【水】そのどれにも属さない。ありえない魔術。そんなものを使うのは、この世で一人しかいない。
 雷のベールが取り払われる。
 そこにいたのは、そこには美しいエルフの少女とローブを纏った初老の男だけ。
 男は優し気に、愛おしそうにエルフの少女に微笑む。
 エルフの少女は目を見開く。

「約束を果たしにきた。がんばって、がんばって、それでもだめなら俺がなんとかしてやるって。そうお前たちには約束していたからな」

 男はエルフの少女の頭を撫ぜる。
 その表情と仕草には愛おしさと慈愛があった。

「おと、う、さん」

 ぼろぼろ涙を流して、エルフの少女は口を押える。
 そして、我慢しきれずに抱き着いて、男の胸で声を上げて泣き出した。

「よく、がんばったな」
「うっ、う、うわああああああああん」

 よく、がんばった。それはエルフの少女がもっとも聞きたかった言葉。
 張り詰めていた糸が切れて、エルフの少女はその場にぺたんと女の子座りになる。

「あとは俺に任せろ」

 大賢者マリン・エンライトはオルフェに背を向け、森を喰らいながら増殖し続けるベルゼブブをにらみつける。
 そして、余裕たっぷりの表情で口を開く。

「我が名は大賢者マリン・エンライト……これより、エンライトを執行する」

 それは、いつもの口上。マリン・エンライトがエンライトの名に恥じぬ戦いをするという死刑宣告。
 これを受けて死を免れたのは、【憤怒】の邪神サタン、ただ一体。
 大賢者の胸のうちには熱く炎が燃え盛っていた。
 あいつは娘を泣かした。許すわけにはいかない。大賢者の全知全能をもって滅ぼしてみせよう。

------------------------------------------------
種族:エヴォル・スライム
レベル:??
名前:マリン・エンライト
スキル:??
ステータス:
筋力? 耐久? 敏捷? 魔力? 幸運? 特殊?
-------------------------------------------------
いつも応援ありがとうございます。ついにお父さんが復活! ブクマや評価をいただけるとすごく嬉しくて励みになります!

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全120部)
  • 5459 user
  • 最終掲載日:2017/05/16 04:45
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで

「働きたくない」  異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。  ……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全260部)
  • 4398 user
  • 最終掲載日:2017/05/17 00:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全527部)
  • 5924 user
  • 最終掲載日:2017/05/07 22:04
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全359部)
  • 4490 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 20:00
望まぬ不死の冒険者

辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全367部)
  • 4767 user
  • 最終掲載日:2017/05/02 18:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全171部)
  • 4713 user
  • 最終掲載日:2017/05/10 18:43
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全117部)
  • 5689 user
  • 最終掲載日:2017/05/18 20:00
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全407部)
  • 4586 user
  • 最終掲載日:2017/05/18 11:21
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全192部)
  • 5622 user
  • 最終掲載日:2017/05/19 00:00
転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~

 目が覚めたとき、そこは見知らぬ森だった。  どうやらここは異形の魔獣が蔓延るファンタジー世界らしく、どころかゲームのように敵や自分の能力値を調べることができる//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全325部)
  • 4325 user
  • 最終掲載日:2017/05/14 19:30
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全363部)
  • 6912 user
  • 最終掲載日:2017/05/19 00:06
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全491部)
  • 6141 user
  • 最終掲載日:2017/05/19 23:11
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部)
  • 5739 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全265部)
  • 6467 user
  • 最終掲載日:2017/05/13 18:00
俺だけ入れる隠しダンジョン 〜こっそり鍛えて世界最強〜

職を失った貧乏貴族の三男、ノルは途方にくれていた。冒険者になるべきかと悩んでいたところ、ノルに幸運が訪れる。 誰一人として入り方がわからない隠しダンジョン、そ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全32部)
  • 4468 user
  • 最終掲載日:2017/02/19 00:24
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全99部)
  • 4591 user
  • 最終掲載日:2017/05/13 00:52
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全114部)
  • 4628 user
  • 最終掲載日:2017/05/08 09:04
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全266部)
  • 4344 user
  • 最終掲載日:2017/05/20 00:15
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全149部)
  • 5374 user
  • 最終掲載日:2017/05/14 00:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 5033 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全358部)
  • 4388 user
  • 最終掲載日:2017/05/10 12:00
カット&ペーストでこの世界を生きていく

成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。 主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。 そんなありきたり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全191部)
  • 4777 user
  • 最終掲載日:2017/04/02 06:00
回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

――世界そのものを回復《ヒール》してやり直す。 回復術士は一人では戦えない。そんな常識にしばられ他人に利用され続けたケアル。 彼はある日、回復《ヒール》の先にあ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全64部)
  • 4868 user
  • 最終掲載日:2017/05/19 20:05
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 6352 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全440部)
  • 4491 user
  • 最終掲載日:2017/05/18 01:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全144部)
  • 7889 user
  • 最終掲載日:2017/05/18 19:05
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全219部)
  • 4754 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 21:22
チート魔術で運命をねじ伏せる

 召喚された異世界で、ソージは最強魔術師だった。ゲームの中で開発した魔術理論が、すべて「現実」となっていたからだ。さらにソージはこれから起こる「出来事」を知って//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全137部)
  • 4404 user
  • 最終掲載日:2017/05/13 19:54
↑ページトップへ