人生に疲れた。
毎日辛くて、人間やめたい。
生きること自体大変・めんどくさい。
できることなら、消えたい。
いっそ、死にたい。
そんなふうに思ってしまううつ病さんは多いでしょう。
私もそうでした。
過去形だけじゃなく、今でもときどきそう思います。
ずぶずぶとネガティブな思考にはまり込んで、抜け出せない。
生まれてきたこと自体、後悔しちゃう。
つらいですよね・・・。
そんなときのひとつの対処法を思いつきました。
それは、「ペルソナ」で生きてみることです。
ペルソナとは何?
ペルソナとはラテン語で、「仮面」のことですね。
心理学上の「ペルソナ」は、心理学者カール・ユングの概念です。
ペルソナとは、自己の外的側面。例えば、周囲に適応するあまり硬い仮面を被ってしまう場合、あるいは逆に仮面を被らないことにより自身や周囲を苦しめる場合などがあるが、これがペルソナである。
人間誰しも、周囲の環境に合わせて、自分を作っていますよね。
男らしい自分、女らしい自分。
従順な部下としての自分、面倒見の良い上司としての自分。
白衣の天使のような看護師としての自分、選手をその気にさせる熱血トレーナーとしての自分。
人は、気づかぬうちにペルソナをかぶっています。
そして、それが自分自身だと思い込むこともあるでしょう。
生きるのが辛くなったらペルソナを活用してみよう
いつのまにかかぶっているペルソナ(仮面)ですが、それを意図的に用いてみたらどうでしょう?
「自分はこういう存在なんだ」と思うことで、生きやすくなるような気がするんです。
人知れず、ファンタジーの世界に生きてみるんです。
先日、鳥取県は境港にある「水木しげるロード」を歩いたんですけど、その際、そこかしこで目にしたのは、
妖怪(のオブジェ)、
妖怪(のお土産)、
妖怪(の看板)、
妖怪(の館)。
私はそのときたまたま人生に疲れを感じて、生きるのが辛いと思っていたのですが、その妖怪ワールドに入り込んで、こう思ったんです。
「人間界疲れた。私も妖怪だったらいいのに。」
そして、さらに発想を転換して(というか妄想力を高めて)、
「私は、実は妖怪なんだ。人間界にいるのは、かりそめの姿。」
と突拍子もないことを考えてみました。
するとどうでしょう。
なんだか気持ちがとても楽になりました。
「私は妖怪だから、ちょっとくらい人間界に適応できなくても当たり前。」
「人間として生きるのは大変だけど、人間のふりをしているだけだから平気。」
「学校も、試験も何にも無い♪」 (げ、げ、げげげのげ~♪)
そんな気分になれたんです。
妖怪はちょっとアレだと思ったら、
ペルソナは、魔女宅みたいな魔女でもいいです。
マンガの登場人物でもいいし、
アメコミのヒーローでも構いません。
そういうペルソナを密かにかぶってみたら、暗い気持ちから少し抜け出せるかもしれません。
もう少し現実的な方が良ければ、
こっそり敏腕秘書のペルソナをかぶりながら、仕事してみてもいい。
(いつもより仕事がはかどるかも。)
一流シェフのペルソナをかぶりながら、夕ご飯を作ってみてもいい。
(いつもより味付けにこだわれるかも。)
トップアスリートのペルソナをかぶりながら、ジムで運動をしてみてもいい。
(いつもよりフォームが美しくなるかも。)
ちょっとバカみたいな考えかもしれませんが、私はこの考えに救われました。
鳥取で妖怪のペルソナをつけて、楽になれたんです。
おわりに
生きるのが疲れたと感じた方。
人生が面倒に思えてしまった方。
もう何もかも終わりにしたいと考えてしまった方。
試してみるのはただなので、一度やってみませんか?
あなたは、どんなペルソナをつけてみたいと思われたでしょうか?
空想の世界は自由です。
お好みのペルソナをつけて、どんな気分になるか、トライしてみてください。
少しでも気が楽になったら、もうけものです。
やってみて「ばかばかしいw」と感じられても、その「w」の部分が大事です。
疲弊しきった状態の時に、ちょっとでも笑えたらそれでいいと思います。
ちなみに、今日の私は「神秘的なスピリチュアル・ヒーラー」です。
人に癒やしを与えることで、自身も癒やされる、そんな存在。
ノリノリで、お友達に、レイキと呼ばれるヒーリングをやってみましたよ。
現実に疲れ切ったときには、ペルソナをかぶってみる。
お馬鹿なお遊びに見えますが、もしかしたら、あなたにとって一服の清涼剤になるかもしれません。
人生、深刻にならなくてもいいや、楽に、適当に、もうちょっと生きてみよう。
そう思えたら、心の重荷が少し軽くなるのではないでしょうか。
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