現在、漫画・アニメ『ワンピース』では「ホールケーキアイランド編」が展開され、麦わらの一味の船員・サンジの過去や素性が明らかになった。そして、作者・尾田栄一郎は10年以上も前からこの物語への伏線を張っていたかもしれないとネットで話題になっている。
出典画像:ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)より
実はアラバスタ編に登場していた「ジェルマ王国」?
このストーリーに入るまで作中で明記されていたサンジの素性といえば、「北の海」出身でコックの見習いとして働いていたとき、赫足のゼフ率いるクック海賊団に襲撃され、そのゼフに命を助けられて調理や武術を学んだ、ということくらい。親やゼフに出会う以前の情報は描かれていなかった。
だが「ホールケーキアイランド編」で、サンジは「ジェルマ王国」の王族「ヴィンスモーク家」の三男で、落ちこぼれのため兄弟からいじめられ、親からも見捨てられた身だと判明。この「ジェルマ王国」は、世界中で恐れられる軍隊「ジェルマ66」、別名「戦争屋」を保有しているという。
つい最近明らかになったこの衝撃的な事実だが、「ジェルマ66」自体はなんと2001年発売の『ワンピース』19巻に登場していたらしい。同巻は「アラバスタ編」の話で、反乱軍が港に突如突っ込んできた武器商船を「天の導き」と考え、そこに積まれていた武器を手に取り、国王軍に立ち向かおうとする様子が描かれていた。そして、この武器商船が実は「ジェルマ王国のものではないか?」と話題になっている。
理由は3つ。まず1つ目は武器商船のマークが、ジェルマ王国の王で、サンジの父親・ジャッジの座っている椅子の装飾にそっくりなこと。2つ目は、ジェルマ王国のシンボル的ナンバー「66(ダブルシックス)」が描かれた服を着ているキャラが、武器商船登場後の反乱軍の中にいること。
そして3つ目は「アラバスタ編」で、戦争を引き起こそうと暗躍していたクロコダイル率いる組織「バロック・ワークス」のエージェントの中で、Mr.6とミス・マザーズデーのコンビだけ登場しなかったこと。上位ナンバーであるMr.0~Mr.9コンビの中で登場しなかったのはMr.6コンビだけ。ファンの間では、Mr.6はそのナンバーの通りジェルマ王国と何かしらの繋がりがあり、前述のように反乱軍に武器を与えて戦争を過熱させる任務を実行したと推測されている。
サンジの意味深なアップも10年以上先を見据えて!?
これ以外にも2002年発売の単行本25巻で、黄金郷を探し求めるモンブラン・クリケットが、自身の一族を「恥じた」「家を飛び出した」と話しているときに、サンジが意味深にアップになるなど、サンジには複雑な生い立ちがあることが10年以上も前から匂わされていた。伏線が多いことで有名な『ワンピース』。こういったところが大人も魅了される理由なのかも。