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友情の一皿~世界のトップシェフ “食”と“創造”の旅~
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番組スタッフから
【どんな番組ですか?】
「友情の一皿」は「食」を愛する皆さんにぜひ、見ていただきたい番組です。世界のトップ50に毎年ランクインするトップシェフ二人がどんな料理を作っているかはもちろんですが、どんな思索を続け、何を重視しているのか、二人の対話と共にじっくりと伝わってきます。
成澤由浩さんとアンド二・ルイス・アドゥリスさんの二人の日本の旅は、一言で言って、クリエイティブな旅です。日本の何にインスピレーションを受け、二人の創作のどこに結びついているのか。食材プラスα、料理の技法プラスαが必ずあるのです。彼らが「24時間料理について考えている」という凄さを、ぜひ、番組から目撃してください。
【番組の見どころは?】
旅の終わりに二人は一皿だけ料理を作ります。
二人のトップシェフがぶっつけ本番で料理を作るのです。この一部始終をカメラは克明に捉えているのですが、まるでそれは、ジャズセッションのように次々とアイデアが出され、掛け合わされていくものでした。成澤さんとアンド二さんは息のあった音色を奏で、結果として、二人の旅が凝縮され、しかも、独創的な一皿が誕生するのです。はたして出来上がるのはどんな料理か、ディテールも含めてお見逃しなく!
【この番組を企画したきっかけは?】
成澤さんとアンド二さんが家族ぐるみのつきあいがあり、非常に仲が良いと知った時、
ぜひ、「友情の旅」をドキュメントしたいと考えました。私がこの旅を持ちかけたとき、成澤さんもアンド二さんも「ずっと前から二人で旅してみたいと思っていた」と子どものようにうれしそうに語り、トントン拍子で話は進み、多忙を極める二人のシェフの夢の競演が実現したのです!
【心に残った言葉は?】
二人とも名言を次々と言ってのける思索家なので、ひとつ選ぶのはとてもむつかしいですが、
強いていえば・・・成澤さんがおっしゃった料理人にとって最も大切な3か条でしょうか。
「謙虚」「情熱」「正直」。料理人の姿勢はこの3つに集約されると言うことから、成澤さんが様々なところで戦い、自分に厳しく生きてきたことを感じます。そして、アンド二さんも成澤さんも「料理の道」の求道者であり、「創り続ける」毎日を楽しみ、終わりはありません。創る日々は生きている限り続くという生き方に私も大いなる刺激を受けました。
【この番組を取材するなかで新しい発見や、驚いたことはありましたか?】
2人に未来のレストランはどうなっていくのかを訊ねた時、アンド二さんは微笑しながらこう言いました。「今までの歴史を考えると、食の変化は社会が変化すると大きく変わっている。貴族社会から大衆社会へと変革されたとき、地方から都会で暮らす人々が半数を超えるとき、食も大きく変わった。だから、食の変化を考えるには、社会の変化をとらえたほうがよい」
そして成澤さんは「レストランはメッセージを発する場所になる」と、この言葉に応えていました。社会認識にも鋭敏な感覚を持つトップシェフたちだと思いました。ふと考えると、モノを買うことが生産者を応援することだと、最近は認識されるようになりましたが、食べることで私たちに伝わり、私たちを動かすことがあるのかもしれません。おいしいからこそ心に響く体験をトップシェフたちは創ろうとしているのだと思います。
【見てくださる方に一言】
トップシェフたちを含め、旅の先々で出会う「食」の専門家たちは皆、濃いキャラクターの人々で、見事な仕事ぶりを披露してくださいます。語って頂く内容も本当に濃密です。そんな中で、はたして見てくださる皆さんは何を一番食べたくなるでしょうか。この番組には「食べてみたくなる料理」が次々と登場します。きっとこの番組で得た「食べたい」という好奇心は皆さんのワクワクするような新しい「食」の体験につながる――
あなたにとっての「食」の未来はまだまだ熱くなる!と思うのです。
(番組プロデューサー 長澤智美)
番組内容
「世界一予約がとれない」と言われたスペインの「エル・ブリ」で修業した天才シェフ、アンドニ・ルイス・アドゥリスさん。南青山に店を構え、「革新的里山料理」のトップ・ランナーとして「世界で最も影響力のあるシェフ」に選ばれたこともある成澤由浩さん。長年交流を続けてきた2人が、初めて冬の北陸の旅へ。二人は何にインスピレーションを受け、どんな一皿を生み出すのか?トップシェフの発想の秘密に迫るドキュメンタリー。
出演者ほか
【語り】小雪,【声】浜田賢二
チャンネル
- 2017年5月20日(土) 午後10時30分(60分)