8日、あるTwitterユーザーが、会社をサボることを呼びかける画像を投稿し、反響を集めている。

投稿では、「3月は自殺対策強化月間みたいなのでサボロー、出番ですよ」とのコメントとともに、明光義塾のキャラクター「サボロー」を使った画像を添付している。


画像ではサボローの吹き出し部分に「死ぬくらいならさぼろうぜ!」「死ぬ勇気の前にさぼる勇気だろ!? 死にたくさせた会社の事なんか気にすんな!」と書かれている。

その下には「サボったらできること」と題し、「疲れた体を思う存分休められる」「生きることができる」など、「効能」も紹介している。

このツイートは、10日18時半の時点で、5万3000件以上のリツイートと、3万7000件以上の「いいね」を集め、インターネット上で話題になっている。


さらに、投稿者はこの画像を作成した理由を別のツイートで明かした。内閣府が作成したポスターへの不満から、「死にたい本人側が通勤中とかに見たら心に響きそうな感じはやっぱりサボローだと思って描いた」というのだ。


そして、サボローを登用したことについては「勉強をさぼらせる悪役としてサボローは生まれた訳だけど、ブラックが蔓延する現代を生きる私たちにとっては神格的存在」だと、その意図を綴っている。


なお、投稿者はこのツイートに対し、さまざまな意見があることに理解を示したうえで「この絵における大前提は『ブラック企業等で逃げられない仕事の重圧から自殺を回避する為、本人選択の極論』という事をご理解して頂けると幸いです」と注釈を入れ「皆死なないで春を迎えよう」と呼びかけている。

【関連情報】
平成27年度自殺対策強化月間特設ページ

【関連記事】
東京にサムライ集団現る 「何奴」「成敗!」と言いながら華麗にゴミ拾い
堀江貴文氏 タクシー業界のデモに辛らつ「人間のクズ」「職奪われてほしい
作家の内藤みか氏が「内申点にいじめ加害記録を加えるべき」と訴える