こんにちは!高柳司です!
今日は、難関大を志望する高校生に知っておいてもらいたい英語の授業の真実。
『英語の教科書の使い方』について紹介したいと思います。
中学・高校の授業とは?
多くの人の英語の授業のスタートは、よくわからないこの文章じゃなかったですか?
TARO : Hello,John.
JOHN : Hello.Taro.
TARO : How are you , Today?
JOHN : I’m Fine , Thank you .And you?
TARO : I’m fine , thanks.
みたいな英会話。ひたすら覚えて、中学2年生くらいになると、少し短めの英文を読むようになり、高校3年生だと本格的な評論文のようなエッセイのようなもの読んでいるかと思います。
高校3年生に見せてもらったテキストはこんな感じでした。
平成27年度版『CROWN English Communication Ⅲ』 – 三省堂 英語教科書・教材
今この英文を見直してみると、学校の英語の教科書のすごいです。
すごくよく考えられてます。中学校の3年間と高校の3年間の集大成として、高校3年生の英語の教科書が出来上がっていることがわかります。
高校3年生の授業を理解するためには、中学生、もしくは、小学生の頃から積み上げた知識が必要です。
つまり、高校3年生の授業を受けていて、内容がしっかりわかるということは、確実にアドバンテージです。
大学入試における英語とは
大学入試の英語のおいて必要なものは、
・語彙力(英単語をしっかり覚えていること)
・構文を把握する能力(英文法、語法の知識を持っていること)
・日本語能力(英語を和訳する力)
・解答根拠をしっかり書く
・膨大な問題量をこなす
の5つではないかと考えます。
それぞれの要素がどのように必要になるのかは、詳細に説明をする必要はないと思います。
この5つのポイントを理解し、意識して勉強をしていれば、大学入試を受けたときに得点をすることは可能です。
学校の授業だとこれをすべてカバーしているとは言えません。
学校の授業で行っていること
学校の授業で行っていることは、
・構文を把握する
・和訳する
の2つのことではないかと考えます。
先ほどの学校の教科書を参照すると、質の高い英文が綺麗に書かれています。
何人もの専門家のチェックを経て完成しているであろう教科書は、「しっかりとした構文」「正しい日本語」やあらかじめ用意された英文であることは、明らかです。
つまり、学校の授業をしっかり受けて、予習・復習を完璧にこなしていれば、かなり高いレベルまで学ぶことが可能である、ということです。
足りないものへの対処法
学校の授業で足りないものに対しては、自分で対処するしかありません。
日々の勉強のなかで、やっていくしかないのです。
語彙力
語彙力に関しては、英単語帳を購入して、完璧にしましょう。
おすすめの参考書はこちら。
英単語帳に取り組むのであれば、理想は毎日取り組むこと。
英単語を短期集中で覚えて、それで終わりということはあり得ません。
必要なのは、日々の繰り返しです。
正しくない、単語帳の取り組み方はこちら。
解答根拠をしっかり書く
学校の授業で教えてくれない「解答根拠をしっかり書く」ということは、日々の勉強のなかに少しの工夫を取り込むことで、劇的に改善できます。
学校の授業をしっかり聞いて、めちゃくちゃメモして、まとめノート作って~みたいな子が、必ずしも定期テストの点数がそこまで良くないことがありませんでしたか?
これは、まさに学校の授業で教えていることと、テストで試されていることが異なってしまっている場合だと思います。
つまり、学校の授業で教わったことを、テストでどのように問われるのか、それを解答根拠としてどのように表現するのか、という視点がすこし足りていないのだと思います。
これについては以前、「URCモデル」という解答根拠をどのように導くか、ということを紹介しました。
下記の記事を参照して下さい。
膨大な問題量をこなす
最後に、学校の授業にプラスしたい一番の要素です。
学校の授業には、時間的制限がつきます。
文部科学省の定めたカリキュラムに沿って、しっかりとした教育をすることが使命だからです。
だからこそ、自分自身で勉強したいところです。
これは、本屋さんに出かけ、良質な参考書を手に入れ、取り組めばいいことです。
最後に
学校の授業を受けている高校生のみなさん
ぜひ、予習をがんばってみてください。
教科書に書いてある英文をひたすら和訳するという授業の受け方は卒業し、先生が説明をしてくれる「どのような構文が使われているのか」「どのような日本語になるのか」をあらかじめ知ったうえで授業を受けてください。
そうすると、今までなんとなく受けていた授業のスゴさを感じることができると思います。
私の合格するまでの道のりについてはこちら。