森村誠一氏と日本共産党機関紙「赤旗」の下里正樹・特報部長の著書『悪魔の飽食』の「細菌 戦研究のための生体解剖写真」26枚中20枚がねつ造写真だった。また、近年、米国立公文書館が731部隊に関する情報機関の対日機密文書10万ページ分 を公開したが、人体実験や細菌戦を行った証拠は見つからなかった。

更新日: 2013年10月15日


1982年、作家・森村誠一氏と日本共産党機関紙「赤旗」の下里正樹・特報部長の著書『悪魔の飽食』の「細菌戦研究のための生体解剖写真」二十六枚中二十枚がねつ造写真であることを暴露された

虚構が入っているものはルポでもドキュでもない 2005/3/21
By "大榎みよじ"
形式:文庫
物議をかもした悪書の典型。
ノンフィクションをうたっておきながらの虚偽、捏造。
新版になり、以前絶版となった原因の捏造写真、矛盾証言は綺麗になくなっている。
しかしながらいまだに「内容に脚色があります」の一言もない。
特定の政党に傾倒していた小説家による、ドキュメンタリールポではないドキュドラマ。
これを読んですべて真実だと考える人間は、ヤコペッティの「世界残酷物語」をも真実だと思うのであろう。
プロパガンダの良い教科書と言うことはできる。

▼ノンフィクションとしてベストセラーの「悪魔の飽食」

悪魔の飽食(あくまのほうしょく)は、満州国で731部隊が行っていたという人体実験の実態を詳しく書いたとして、話題を呼んだ。

森村誠一(作家)が下里正樹(しんぶん赤旗の記者で当時共産党員)の取材で書いた本、彼らはノンフィクションと言っている。

日本共産党のしんぶん赤旗日曜版で1980年代に連載され、後に光文社より単行本として出版(1982年)され、これが大きな社会的問題となった。

「ノンフィクション」とは - 虚構をまじえず、事実を伝えようとする作品

人間が入るほどの遠心分離器で体液を搾り出す(全身骨折で死亡しても、凝血するだけで血液は出てこない)

注射針で体液を吸い出してミイラにする(現代でも不可能)。

真空室にほうり込み、内臓が口、肛門、耳、目などからはみ出し破れる様子を記録映画に撮る(現実はこうならない。記述を否定する実例として、ソユーズ11号の事故が存在する)。

など非現実な内容もさることながら、35枚中20枚の写真が偽写真だった事が判明し、結局これらの問題で、光文社は絶版とした(1983年に角川書店から、問題点を削除し加筆され再出版)

関係者はすべて匿名であり、その証言の裏付けがとれない。
二転三転する証言により、証言者の信頼性に疑問符が付く。

▼731部隊は、伝染病予防と飲料水浄化のための部隊

元隊員と称する匿名証言の情報提供者から、下里正樹(しんぶん赤旗の記者)が取材し、それを基に書いたので、森村誠一(作家)は、情報提供者との直接取材ではないと主張している。

満州731部隊(ななさんいちぶたい)(3000名)は、 1933年関東軍管轄区域内の各種流行性伝染病予防と、兵員用の飲料水の水質浄化を目的として、旧満州国の平房(ピョンファン)に設置された。

初代部隊長の石井四郎(1892年 - 1959年、陸軍軍医中将)なので石井部隊とも呼ばれる。

陸軍軍医学校防疫研究室(または陸軍防疫給水部)が本部である。

Photo by Michael Blann / Photodisc

写真はイメージです

▼架空の人体実験細菌兵器部隊

悪魔の飽食捏造後、人体実験細菌兵器部隊という架空のレッテルが貼られた。

1945年8月、ソ連軍が満州に侵攻すると、撤収作戦が実施され731部隊はその施設のほとんどを破壊して徹底的な証拠隠滅が図られた。という設定にされている。

しかし、“完全破壊”されたはずの建物の大半は残っている。
石井部隊の本部棟は原型はそのままに、最近まで小学校として使用されていた。

http://japanese.dbw.cn/system/2012/09/14/000564023.shtml
多くの文化財、文献などの証拠が、731部隊の細菌戦と人体実験による犯罪行為を告発している。らしい

中国の歴史教科書にも掲載(翻訳版)

原爆空爆大虐殺60万人の負い目を持つアメリカは、払拭に匹敵する日本軍の悪行を、必死になって探していた。731部隊の情報に当然米軍はとびついた。

人体実験や細菌兵器攻撃が事実なら、わずかな捏造で原爆投下の負い目払拭可能なので、石井四郎をはじめ731部隊の幹部を徹底的に調べた。結果は、捏造不可の真っ白だった。

仕方なくアメリカは対アメリカ開戦4年前の南京掃討戦を、大虐殺と捏造した。

東京裁判で731部隊の関係者は1人も裁かれていない。

つまり、証拠をもって罪に問われてすらもいないのに、いろいろいいがかりをつけられているという構図

石井四郎

731部隊の情報を欲した米軍は、石井四郎をはじめ731部隊の幹部との間で、731部隊が行った人体実験のデータを提供する代りに、731部隊を法廷で裁くことを免除するよう取引をした。
との情報も流された。

しかし、当時戦勝国は何でもできた。わざわざ、敗戦国の日本と取引などしなくとも、ほしい情報は奪えたのである。

東京裁判で731部隊の関係者は1人も裁かれていないので、これは、捏造者が辻褄合わせのため流した、デマ情報なのだ。

近年、米国立公文書館は、731部隊が満州で行った細菌戦研究などに関する米情報機関の対日機密文書10万ページ分を公開した。

石 井四郎中将を始めとする731部隊関係者の個別尋問記録や、石井中将が細菌戦研究の成果を1947年6月ごろ執筆し米軍に引き渡したことを裏付ける最高機 密文書も明らかになった。文書内容の大半は731部隊など細菌戦研究に関する内容だった。ナチス・ドイツと日本の「戦争犯罪」を調査するため、クリントン 政権当時の99年に構成された記録作業部会(IWG)は、「慰安婦問題」などの悪事を裏付ける文書も探したが、人体実験や細菌戦の証拠ともに見つからな かった。

東京裁判

この捏造は元隊員と称する、匿名証言の情報提供者個人で出来ることではない。

この偽情報の元ネタは、ハバロフスク裁判(ソ連のハバロフスクの士官会館で、1949年12月25日~30日まで行われた日本軍に対する軍事裁判)の荒唐無稽な証言(拷問されての証言なので、非現実な証言をした)

後日専門家が検証したら、余りにも荒唐無稽なので、ハバロフスク裁判でも採用しなかったネタ。

中国共産党が放った反日プロパガンダに、森村誠一氏がまんまと乗せられた構図。

戦後に関係者から証言を引き出したハバロフスク裁判自体が法学者によって否定されている

ハバロフスク裁判

森村誠一、下里正樹は、印税をもらい、ぬくぬくと悪魔の飽食生活だ。製造業ではあり得ない事だ。

こうした日本人による中国人の虐殺といったものは、そのほとんどが中国人がしたことを日本人がしたようにでっちあげたものである。

Manchurian Plague of 1910-1911. Photographs are Glass Lantern Slides taken from the papers of  Dr. Richard Pearson Strong, on repository at Harvard University's Francis A. Countway Library of Medicine, and can be accessed by using their VIA (Visual Information Access) Search Engine



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