ボウリング場跡地ミサワと再開発
来年3月に営業を終了する金沢市の老舗ボウリング場、「ジャンボボール」の跡地について、運営会社の北陸鉄道は、大手住宅メーカー、「ミサワホーム」などと共同で再開発事業を進めることになりました。
これは、北陸鉄道が19日金沢市で会見を開き、明らかにしたものです。
それによりますと、来年3月に営業を終了する、金沢市泉本町のボウリング場、「ジャンボボール」と、同じ敷地内にあり、来年11月に営業を終了するゴルフ練習場の跡地について、北陸鉄道は、東京に本社がある大手住宅メーカーの「ミサワホーム」、金沢市に本社がある「北陸ミサワホーム」と共同で再開発を進めることが決まったということです。
再開発事業の具体的な内容や時期については、まだ決まっていないということですが、複合商業施設を新たに作ることを中心に検討を進めていくということです。
北陸鉄道の中辻純一常務は「鉄道やバスの利用がしやすい利便性のよさを生かして、子どもから高齢者まで多様な世代が交流できる、集客力の高い場所にしていきたい」と話しています。
一方、19日あわせて発表された北陸鉄道の今年3月期のグループ全体の決算は、北陸新幹線の開業効果が一服し、観光バスの利用が落ち込んだことなどから、最終的な利益は過去最高となった前の年と比べて60%近く落ち込み、3億8800万円となりました。