若い人を相手に占う場合は、男子には『ジョジョの奇妙な冒険』、女子には『セーラームーン』の話題を振ると、場の雰囲気が和みます。この2大漫画の功績は、占いする立場の者にとって、意外と大きいかもしれません。

まず、『ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース』ではタロットカードの暗示を持つ登場人物が多数現れます。占い中、『The World』という完璧さを表すカードが登場し、そのカード凄さを語る際、ラスボスDioの強さについて言及すると、男子の喰らいつきがとてもよくなります。

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一方で、女子に対して、占星術で鑑定する際、星の配列図「ホロスコープ」をお見せるのですが、そこには惑星記号が書かれています。

惑星記号


これらは、セーラー戦士の額に刻印されているマークと同じもの。普段、星を見ない人にとって、惑星はあまり親しみのない存在かもしれませんが、このセーラームーンへの親しみが、惑星への親近感を一気に高めてくれます。ちなみにセーラー戦士の性格と、惑星の持つ意味も実は結構近いです。というか、作者は星占いをきちんと勉強した上で、キャラクターの設定をしたのでしょう。


水野 亜美/セーラーマーキュリー
⇒水星は、知性の象徴であり、IQ300を超える天才少女という設定と親和性あり。

火野 レイ/セーラーマーズ
⇒火星は、戦いの象徴であり、気の強い性格と親和性あり。

木野 まこと/セーラージュピター
⇒木星は雷を司る大神ゼウスと同一視され、セーラージュピターも雷を使いこなす。

愛野 美奈子/セーラーヴィーナス
⇒金星は愛と美の神アフロディテと同一視され、苗字にも反映されているし、セーラー戦士の中でも特に美人という設定になっている。


・・・ちなみに、私、幼少期に従姉の影響を受けて、『セーラームーンR』を当たり前のようにみていました。流石に、これが今に役立つとは思っていませんでした。最近、『セーラームーン クリスタル』もやっているみたいですが、大人に好評らしいですね。。。