窓の外を眺めると、一生懸命、藁と土を運んでは巣作りに励んでいるツバメが二羽。
妻の実家の玄関先にツバメが巣作りをしていました。
僕たち夫婦のアトリエになる予定の場所のすぐ隣でほぼ同時期に建築作業中でした。
そんなツバメを見上げていたら遠くの空に珍しい虹を見かけました。
水平にまっすぐ見える虹「環水平アーク」
※環水平アークとツバメ
この虹は「環水平アーク」と呼ばれる珍しい虹で、Wikipediaによると
環水平アークとは、太陽光学現象の一種で、太陽のもと46度の水平線上の薄雲に虹色の光の帯が見えるもの。水平弧、水平環とも呼ばれる。大気中の氷晶に太陽光が屈折して怒るもので、太陽高度が58°以上の時にしか出現しない
という、気象条件でしか見れないものだそうです。
上記のような気象条件(太陽高度)があるため、緯度が高くなればなるほど観測しにくくなるとのことで、今回宮城県北部の栗原市で観測できたのは運が良かったのかもしれません。
普通の虹と「環水平アーク」の異なる点
1.形が水平(ちょっと逆さに反っている)
普通の虹は、弧を描くような形をしていますが、この環水平アークは、ほぼ水平に見えます。むしろ、やや逆方向に反った弧を描いているようにも見えますね。
2.色が反対
逆さ虹のため、虹の色が通常のもの(弧の内外で見たとき)とは逆になっています。ほぼ水平の場合はあまり感じませんが、逆方向に少し沿っている場合は弧の内側が赤色ということになります(通常は弧の外側が赤色)。
3.太陽と同じ方角に見える
少しでも虹に関しての知識のある方なら当たり前のことなのですが、通常、虹は太陽とは反対の方向に見えます。ところがこの環太平洋アークは、太陽と同じ方角に見えるのです(太陽の少し下側)。
珍しい自然現象を見るための条件
※優雅に舞うツバメが仲睦まじく建築している巣はたった1日でほぼ完成していた。早い!
この珍しい虹が見えたのは、虹が発生するための環境条件がそろったというのは言うまでもなく必須事項ですが、日頃から空を見上げる状況にあったことや、周囲に高いビルがないこと(特にこの環水平アークは低いところにできるので見逃しやすい)なども、大事な条件であるように思います。
日中オフィスで外が暗くなるまで仕事をしていては虹は見えませんし、外で息子と遊んでいても、足元でよちよち歩く1歳児を追い掛け回していては、目線も下がるので見逃していたでしょう。
空を見上げるというのは、本当に余裕がないとなかなかできないことで、それが普段からできる環境にいるというのは、実はすごく恵まれているんだなということに気づきました。
自然から学び息子に伝える
※実家の田んぼの前で並んで座る妻と息子。もうちょっとで田植えだね。
僕自身、この環水平アークを見たのは初めてでした。
もし今後息子がもう少し大きくなって「なんで虹ができるの?」とか「この虹まっすぐだけどなんで?」と質問されたときに、その場で説明してあげられるようになりたいです。
全てを知って準備をしておくのは難しいけれど、こうやってブログに書くときに「調べる」という作業が発生するのは、後々同じ現象が現れた時にその場で教えてあげられるようになるのでとても効率的だなと思いました。
おそらく息子が成長するにつれて質問も増え、実は僕自身正確に知らなかったと気付く事が増えるでしょう。その都度、ちゃんと調べてブログにUPするというのは、僕にとっても息子にとっても良さそうです。
今回は虹について調べることができたので、この先虹について質問される時期が来ても準備OKです!
今度は息子と一緒にこの「環水平アーク」が見れるといいな。
過去記事はこちら
○【育児漫画】子供の過剰な後追いの原因は父親?母親をめぐる父と子のバトル
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本当に美味しかった!これからは毎年ゴールデンウィークの時期が楽しみになりました。 / “自然の恵み!山菜の女王「コシアブラ」を天ぷらでいただく - 絵描きパパの育児実験記ロクLABO” https://t.co/Ty4MUQdGBx
— ロクパパ (@ekakipapa) 2017年5月4日