口腔崩壊なんて言葉聞いたことなかったですが、言葉を見ただけでかなりエグい内容なことは想像がつきますよね。
そんな状態になっている子供達が近年では増加傾向になっていると言うのです。
口腔崩壊になる原因は、何なのでしょうか?
また、それによってどんな影響が出てしまうのか調査してみました。
他人事ではありませんので、是非知識として知っておくと良いかもしれません。
では、早速みてみましょう!
「口腔崩壊」とは?
「口腔崩壊(こうくうほうかい」は、実は、明確な定義はされていないようですが、10本以上の虫歯や歯根しかないような未処置の歯が何本もあり、食べ物をうまくかめない状態を指します。
画像を見ればどんな状態なのかはすぐにわかるのですが、ちょっとグロテスクなので、当サイトには掲載しないことにします。
見たい方は「口腔崩壊 画像」で検索してみてください。
まず、ここで驚くべきことは、子供で虫歯10本以上あるという事態です。
こんなに虫歯があったら痛くて耐えられないと思うのですが・・・。
更に、”食べ物をうまくかめない状態”となるとご飯が全く食べられないということになります。
この状態に至るまでに誰も気づかないものなのでしょうか?
それにしても、美味しくご飯が食べられないことほどつらいことってないですよね。。。
原因は貧困!?
では、口腔崩壊になる子供が増加傾向になっている原因をみてみましょう。
保険医協会の調査によると「全体的に子どもの虫歯は減少傾向」にあるそうです。
しかし、一方で口腔崩壊している子供もいて、二極化している状況なんだとか。
この原因の背景には「貧困」があるそうです。
通常、学校の歯科検診で虫歯が多くみつかれば「要診断」とされ、歯医者にかかるように促されます。
しかし、この診断をうけても受診しない生徒が圧倒的に多く、「要受診」と診断された生徒の65%が未受診だといいます。
そのうち、口腔崩壊している子供は35%にも上ります。
この子供達の家庭状況を調査すると「一人親家庭」というのが最も多く、続いて「保護者の健康への理解不足」、「経済的困難」という順番になるそうです。
一人親の家庭だと、仕事が忙しく、子どもの歯磨きに気を使ってやれないというのが言い分のようですが、子供の将来を考えると、なんとか意識して見てあげて欲しいなと思います。
「口腔崩壊」はどんな影響を及ぼすの?
口腔崩壊は先ほども言ったように、10本以上の虫歯や歯根しかないような歯が何本もあって、食べ物をうまくかめない状態と書きましたが、これによって何か影響があるのでしょうか?
実は、こうした状況は口の中以外にも影響を及ぼしてくるのです。
物が噛めなくなると食事も偏ってきますから、栄養バランスが悪くなります。
すると、体の成長やあごの発達に悪影響がでます。
歯は噛み合せが悪いだけでも、体の骨のバランスも崩れるぐらいですから、体の様々な部分に影響が広がってしまうわけなんですよね。。。
私もよく、「歯だけは大事にしなさい」なんて言われてましたが、大人になって意味がわかりましたね。
親に感謝です。
最後に
今後も口腔崩壊の子供を調査を続けていくようですが、できれば行政が取り組んでほしいというのが本音のようですね。
確かに、一人親の家庭でワークスタイルの環境を変化させるには、自力で頑張ってくださいというのはなかなか難しいですよね。
世の中の仕組み自体が変わる必要性がありそうですね。
未来の子供達のためにも整備されることを願いましょう!