更新日: 2017年05月16日
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ホットミルクは睡眠に効く? ホットミルクの効能とは?

昔から、ホットミルクは睡眠に効く飲み物であるということは、古今東西あまねく知られていることのようです。ただ実際には、ホットミルクを飲むとよく眠れるという人もいれば、あまり変わりがないという人もいます。果たして真偽のほどはいかに?そこで、今回はホットミルクが睡眠に効く理由についてご紹介します。

ホットミルクが睡眠に効く!? (理由1)睡眠に効く成分を含む

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ホットミルクが睡眠に効くのは、ホットミルクには、睡眠の効く成分が含まれているから、ということが理由のひとつになります。ホットミルクには睡眠に効く以下のような成分が含まれています。

1.トリプトファン
必須アミノ酸のひとつで、セロトニンの材料となります。セロトニンから、眠気を誘うホルモンであるメラトニンが生成されます。

2.カルシウム
イライラや緊張、興奮を鎮め、精神を安定させる働きがあります。

3.ビタミンB12
自律神経のバランスを整え、睡眠を促す働きのあるビタミンです。不眠は、自律神経のバランスが乱れることと深く関係するため、不眠の解消にも効果的に働いてくれるビタミンです。

ただ、睡眠に効く成分が含まれているとはいっても、カップ一杯のホットミルクに含まれている、それらの成分の含有量は、たかが知れているというレベルのようです。この理由の信ぴょう性については、全くないとはいえませんが、あまり高くはなさそうです。

ホットミルクが睡眠に効く!? (理由2) 深部体温が下がる

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人体は、深部体温が下がったときに、眠気が起こるというしくみになっています。寝る前に身体を温め、いったん深部体温を上げておくと、その反動で深部体温が下がりやすく、眠りにも入りやすくなります。

寝る前に、ホットミルクを飲めば、胃腸を温めることで、深部体温がいったん上がり、その反動で、その後、下がりやすくなるため、眠気が訪れやすくなります。この理由は、ホットミルクが睡眠に効く理由としては、信ぴょう性が高く、かなり有力といえそうです。

ちなみに、睡眠効果を上げるためには、寝る直前ではなく、寝る1時間前に飲むようにするのがベストのようです。

また、冷たいミルクですと、胃腸が冷え、深部体温を上げることができません。さらに、胃腸が刺激されて、そのことで脳が興奮し、逆に目が冴えて眠りにくくなる心配が出てきます。

ホットミルクを睡眠前の習慣にすることで暗示効果も

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ホットミルクを就寝前に飲む、ということを習慣化することによって、脳に「これを飲むとぐっすり眠れる」という暗示にかけることができるようになります。

「いわしの頭も信心から」ということわざもありますように、実際には、何の効き目もないことでさえ、「効果がある」と信じ込むことで、すなわち、脳に暗示をかけることで、本当に効果を得られる場合もあります。実際に、ホットミルクのように、それ相応に効き目が期待できる場合は、そこに暗示の効果が加わることで、その睡眠効果の効き目を最大限に引き出すことが可能です。

おわりに

ホットミルクが睡眠に効くか否かについては、様々な意見があり、その真偽のほどについては、定まらない点も多いようです。しかし、実際、安眠対策の一環として、ホットミルクを飲むことを習慣にしている人も多く、一定の効果は期待できそうです。

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