「小さいころからの夢だった結婚式なのに、彼に結婚式をしたくないといわれてしまった……」
これは最近では比較的多い話であり、悲しい思いをする女性が増えています。しかし、男性の方の本心を知り、話をすることで、お互いに歩み寄ることができるようになります。
まず彼が結婚式を嫌がる理由を考えてみよう
彼からの待ちに待ったプロポーズを受ければ、いよいよ結婚式と心を弾ませる女性は少なくないでしょう。ところが、男性は意外と結婚式に消極的であったり、むしろ「積極的にNG」というケースも珍しくありません。
「結婚したい」と思ってくれた男性が、必ずしも「結婚式もしたい」と思ってくれるとは限らないというわけです。
しかし、女性にとって結婚は「人生の大きな晴れ舞台」であり、籍を入れればそれでいいというものではありません。結婚式でウェディングドレスを着たいという夢は、なかなかあきらめられるものではないでしょう。
結婚式をあきらめないために、まずは男性と結婚式についての“ぶっちゃけ”話をすることです。最も重要なポイントは、「彼はどうして結婚式を挙げたくないのか」「結婚式のどこが嫌だと思っているのか」を知りましょう。
そして、その気持ちを解消するようなアプローチをとるのです。
結婚式をしたくない彼を説得する5個の方法
安く済ませられる結婚式を提案する
男性が結婚式に消極的な理由として多いのが、「お金がもったいない」です。
生活を快適にしたり、ものとして残る出費に対して、“形”が残らないのに大金がかかるというイメージのある結婚式にお金をかけるのはもったいないと考えてしまうのですね。
しかし、結婚式にはさまざまな選択肢があり、大きなお金をかけずにすてきな結婚式を挙げることもできます。加えて、お招きするゲストの方からご祝儀をいただくことで、実質的な出費を抑えることも可能です。
そうした選択肢を彼に提示して、「なんとなくお金がかかる」イメージからの脱却を目指してください。
目立たない披露宴を提案する
男性が結婚式を嫌がるのは、「はずかしい」も根強い理由です。派手な披露宴で目立ちたくないという気持ちが働いているのでしょう。そうした気持ちは、いわゆる「披露宴」のイメージからきていることが多いです。
昨今はレストランウェディングなど、こじんまりとしたアットホームな式も増えてきています。演出や会場などに彼の希望をとりいれ、はずかしくない結婚式を挙げることができることを伝えてみましょう。
親孝行のためと説得する
結婚のかたちも多様化し、結婚式を挙げる挙げないは結婚する当人たちの意向を汲むようになってきました。しかし、親御さんは、できればお子さんの結婚式を見たいと思うものです。
また、結婚式は、子どもである新郎新婦が親御さんへの感謝を伝えることができる場です。結婚式は自分たちだけのものではなく、これまで育ててくれた親御さんへのけじめや親孝行ともなる場であると話してみましょう。
ブライダルフェアに連れていって結婚式のよさをアピール
ブライダルフェアでは、模擬結婚式を見学したり、ゲストの方をもてなす食事を試食したりして、結婚式をぐっと身近に体感することができます。
そうした場に連れていくことでなんとなく抱いていたイメージを打破することにもつながり、「結婚式も意外といいかも」と思ってもらえるかもしれません。
式の準備をリードする
「結婚式の準備は面倒」という男性の方も多いですが、結婚式の準備は実際に大変です。この気持ちを解消するために、女性がリードして結婚式の計画を立てたり準備の段取りをして、男性側の負担を極力減らすようにしましょう。
とはいえ、結婚式はひとりで準備できるものではありません。あくまでリードするという意識を大切にしてください。
お互いが納得できる結婚式にしよう
結婚といえば、お互いを生涯の伴侶として末永く同じときを過ごそうという約束です。
結婚式は、いってしまえば、それを約束したり披露する場に過ぎません。結婚式のために喧嘩してしまったり、男性に無理強いしたりして、結婚自体が危うくなるようでは本末転倒です。
女性としては思い入れがあることはとてもよくわかりますが、男性にとっても結婚というものは非常に重要な局面であることに違いはありません。彼の気持ちも尊重して、ふたりが納得できる結婚式にしていきましょう。
おわりに
結婚式というと「派手」「無駄遣い」といったイメージがつきまといがちですが、親御さんの喜ぶ顔が見られるなどの“いいこと”は少なくありません。
新郎・新婦のふたりにとって後悔のない結婚にできるよう、結婚式についても十分に話し合ってみましょう。
この記事を書いた人
川口十子
プロフィール
出版社の勤務経験を経て、フリーランスの校正者・ライターとして活動中。校正はビジネス書を中心に、ライター業では不動産関係から女性向け記事まで幅広いジャンルで執筆している。趣味はアンテナショップ巡りと写真撮影、今興味があるのは投資信託。