みなさん、転職を意識した際に、「人気のエンジニア職種」について考えたことがありますか?Findy(ファインディ)では日本中のエンジニア求人を解析する中で、「企業が採用したい人気のエンジニア職種トップ10」を作成しました。これは、上場IT/Web企業、また非上場で一定規模の売上がある、もしくは一定額以上を調達しているIT/Web企業を収集して、職種別に分類した上でランキング化しています。
ランキング紹介
それでは、まずランキングの紹介からです。
1位が主にサーバーサイドの開発を担当するバックエンドエンジニアです。次、2位にはSI(システムインテグレーター)で働くSIエンジニアです。そして3位にはインフラエンジニアが入ります。
※グラフ横の%は、エンジニアの求人票全体における職種別の求人票割合です。
求人票解析から見た各エンジニア職種の紹介(1位から5位編)
バックエンドエンジニア
Web、ゲームなどあらゆるサービスの屋台骨を支える存在。サーバーサイドエンジニアなどの表現でも求人票が書かれています。PHP、Ruby、 Python、Perl、Goといった言語での開発経験を求められます。Findy登録者の中でも一番多いのが、バックエンドエンジニアです。現状のFindyは公開リポジトリのみを解析しているので、OSS活動に積極的なエンジニアが多い職種とも言えます。
SIエンジニア
SI(システムインテグレーター)での開発業務です。最大手といえば、 NTTデータが有名ですね。プロジェクトにより求められるスキルや経験に大きな差があるため、どの企業やどのプロジェクトと相性が良いのか求人票を読んで判断が必要です。また、キャリアパスとして、プロジェクトマネジメントに挑戦できることをアピールする企業が多数あります。
インフラエンジニア
こちらもWeb、ゲーム、アプリなどあらゆるサービスの基盤となるサーバーやネットワークの運用を担う職種。最近だと、AWS、Azure、GCPなどのスキルを求められます。最近のトレンドとしては、サイトの信頼性を担保していくという意味を込めて、サイト・リライアビリティ・エンジニア(SRE)として募集している企業も出てきており、メルカリさんが2015 年の時点でブログで紹介しています。
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアの求人も引き続き人気です。サービスをサーバーからフロントエンドまで構築できるエンジニアはどの企業にとっても魅力的な存在です。特にスタートアップには欠かせない存在です。ただ、企業によっては、採用マーケットの環境や社内の要件を確認せずにとりあえずフルスタックとして求人を出しているケースも多く、応募する方は注意が必要です。また、Webエンジニア募集と書きながら、実際の要件はフルスタックエンジニアになってしまっているという求人も多く、こちらも応募者は注意が必要です。
iOS/Androidエンジニア
文字通り、iOS/Androidアプリを開発するエンジニアです。先日、以下リンク先の記事の通り、AndroidはGoogle社がKotlinを公式採用したことで話題になりました。言語としては、その他にObjective-c、Swift、Javaなどが求められます。
いかがでしたでしょうか。本記事の人気が出れば6位〜10位についても、Findyの登録者状況も含めて紹介していければと考えています。
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