Free Press Association of Japan – FPAJ
3月25日(土)に行われた「2016年自由報道協会大賞」授賞式では
ヴォイス・オブ・フクシマに大賞を贈らせていただくとともに、自由報道協会創設者である上杉隆さんに顕彰状を贈り、協会発展のために尽力された功績を顕彰させていただきました。
自由報道協会はフリーランスのジャーナリストたちが閉鎖的な記者クラブ制度の開放や報道の自由の推進を目指し、2011年1月27日、仮称・自由報道協会として設立しました。
その直後に起きた東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所爆発事故の後、正式に自由報道協会として発足しました。
その後、2011年11月11日に一般社団法人、そして2012年には皆さまからの寄付が所得税控除を受けられる公益社団法人・自由報道協会となりました。
代表理事の上杉さんはじめ協会のメンバーは、大手メディアが蔑ろにしがちな、原発事故によって生活の根本を崩された福島県の人たちの生活実態の取材・報道に力を入れました。
また衆参両議院議長や国会記者クラブなどに、記者クラブの開放を申し入れるなどの活動や、既存の政治・メディア界の矛盾を突く報道活動を続け、その間、上杉さん自身や協会が根拠のない誹謗中傷を受けたこともありました。
しかし、上杉さんは四面楚歌といってもいい状況の中で、私財をつぎ込んでまで自由報道協会を軌道に乗せるべく尽力し続けました。
その後、2013年5月17日に協会の代表理事を辞任、2016年7月13日、東京都知事選出馬のため副代表・理事を辞任しました。
上杉さんは今も自由報道協会の会員ではあります。
しかし、上杉さんの協会の発展と報道の自由推進への貢献を無視はできないとして今回の授賞式を機会に、本人には知らせないまま、理事全員で顕彰することを決めたものです。