「他店は満席」うそで客引き 従業員逮捕

ほかの飲食店に入ろうとした客に「店は満席だ」とうそをついて、自分が関係する店に呼び込んだとして、客引きをしていた25歳の従業員が偽計業務妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。
警視庁によりますと、逮捕された東京・武蔵野市の25歳の飲食店従業員は、先月、新宿区内の路上で、飲食店に入ろうとしていた男女6人に、店の従業員を装って声をかけ、「満席みたいです。系列店に案内します」などとうそをついて、自分が関係する店に呼び込んだとして、偽計業務妨害の疑いが持たれています。

警視庁によりますと、6人が最初に行こうとした店は当時、満席では無く、店の案内用のパネルを見せたり、空き状況を確かめるふりをしたりして、信じ込ませていたということです。

また、連れてきた客が支払った飲食代に応じて、店から毎月、およそ40万円の報酬を受け取っていたということです。

飲食店従業員は調べに対し、「ほかの客引きがやっているのを見てまねた」と容疑を認めその後、釈放されたということです。