自閉症スペクトラム症候群と呼ばれる症状がある。
映画のレインマン(懐かしい❗)で、ダスティン・ホフマンが演じたレイモンドが、今で言う自閉症スペクトラム症候群だったね。
その自閉症スペクトラム症候群の人々からみたら、いわゆる「健常者」である我々は、とても重い障害を持っているように見える、という話。
その障害名は「定型発達障害」。
詳しくは、この記事に書かれていることなのだけれども、
どういうものかというと、自閉症スペクトラムをもつ人からみれば、「自分は健常者」だと思っている人たちは、こんな不可解な性質を持っている。
・時として自分の都合によって真実をゆがめて嘘をつく。
・社会的地位と承認のために生涯争ったり、自分の欲のために他者を罠にかける
・テレビやコマーシャルなどを称賛し、流行を模倣する
・はっきり伝え合うより暗黙の了解でモノを言う。そしてしばしば伝達不良に終わる。
・社会的懸念へのめり込み、妄想や強迫観念をもつ
・自閉症スペクトラムを持つ人と比較して、非常に高い発生率を持ち、悲劇的にも1万人に対して9624人と言われる
自閉症スペクトラムの症状を持っている方々は、めちゃめちゃ大雑把にいって「空気が読めない」と言われることがある。
でも、いわゆる「健常者」と呼ばれる私たちが、空気を読んで、思ってもいないことを言い、その場をしのぐというのは、本当に「健常」と言えるのか、ということね。
見たまま、感じたままに、自分が反応するというほうが、よほどシンプルにこの世の中を生きている、とも言える。
私たちは多数派が「正常」だと思いがちだけれども、そもそもこの世の中には「正常」やら「異常」という概念さえもないのではないかという気さえしてくるね。