国宝の松本城 震度6強以上で倒壊のおそれ 耐震補強へ
長野県松本市にある国宝・松本城の耐震強度を市が調べた結果、震度6強以上の地震で倒壊するおそれがあることがわかり、市は、文化財などの専門家の意見を聞いた上で、耐震補強工事を行うことにしています。
松本市では6年前、震度5強を観測する地震が発生し、松本城の天守閣の壁にひびが入ったことから、城を管理する市は、天守閣ややぐらなど城の5つの建物について耐震診断を進めてきました。
その結果、震度6強以上の地震が起きた場合、5つの建物すべてで、柱やはりが壊れるなどして倒壊したり変形したりするおそれがあることがわかり、市は耐震補強工事を行うことを決めました。
今後、文化財や建築の専門家などでつくる委員会を設置し、工事の方法や期間それに費用について検討を重ね、来年度中には工事の基本設計をまとめて再来年度の平成31年度中にも着工したいということです。
松本城管理事務所の中嶋岳大所長は「訪れる方々の安全を第一に考え、早く耐震補強に着手するとともに、万が一に備えて、観光客の避難誘導など、安全を守る態勢を強化していきたい」と話していました。
その結果、震度6強以上の地震が起きた場合、5つの建物すべてで、柱やはりが壊れるなどして倒壊したり変形したりするおそれがあることがわかり、市は耐震補強工事を行うことを決めました。
今後、文化財や建築の専門家などでつくる委員会を設置し、工事の方法や期間それに費用について検討を重ね、来年度中には工事の基本設計をまとめて再来年度の平成31年度中にも着工したいということです。
松本城管理事務所の中嶋岳大所長は「訪れる方々の安全を第一に考え、早く耐震補強に着手するとともに、万が一に備えて、観光客の避難誘導など、安全を守る態勢を強化していきたい」と話していました。