今回は、鳥取にある松井酒造合名会社が出しているウイスキー、倉吉を飲んでみます。
あれ?鳥取でウイスキーって作っていたっけ?と思ったあなたは鋭いです。
実は、原酒自体はスコットランドや国内某所から樽ごと買い付けて 、それを自社内でヴァッティングして後熟、大山からの伏流水で加水してボトリングしたものです。
このあたりは札幌酒精のサッポロウイスキーや、広島の戸河内ウイスキーに似ています。
ラベルには堂々と「倉吉蒸溜所」と書かれていますが、実際にはそんな蒸溜所はありません。 ラベルも山崎をパクったデザインでとても胡散臭いです。
サイトには社長か担当ブレンダーと思われる人物の「文句」が掲載されています(現在はトップページからのリンクを外している状態)が、だからといって、存在しない蒸溜所で自前で作りましたと誤解されるようなラベルを付けるべきではないし、詐欺と言われても仕方ないでしょう。
サントリーから意匠権の侵害などで民事訴訟でも起こされたら、勝ち目がないのは目に見えています。全部回収した上で、正直な文言に代えるべきではないでしょうか。
まぁ、「松井」という名字を聞いて、ばれてから子供じみた言い訳をするところやラベルのパクリっぷりからしても、社長は在日コリアンだろうという憶測はしています。
今回飲むノンエイジは、オーク樽で3年以上熟成させた(恐らくは後熟用)と書かれています。
いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々薄い琥珀色、香りはアルコールの刺激が強く、それ以外の香りはあまりしません。
口に含むと、 まずアルコールの刺激の後でラムレーズンが追いかけます。その後後味としてモルト、バニラがほのかに香ります。
味わいはアルコールから来る辛さが強く、酸味が付いてきます。一方で甘さは大人しいものです。
ロックにすると、ストレート同様にアルコールの刺激、ラムレーズンの香りが引き続き訪れます。一方でモルトやバニラは鳴りを潜め、加水されるとトーストの香りとともにゆっくり現れてきます。
味わいは辛さ、酸味の後にビターが訪れ、後味として甘さを感じ取れます。
最後にハイボールにすると、さすがにアルコールの刺激はなくなり、香りはバニラとレーズンが半々に感じられます。
味わいは甘さが増すようになり、比較的飲みやすいです。
全体的に、3年+α熟成のブレンデッドモルトと考えればこんなものかな?という程度で、格段にうまいとは言えません。
自分のバカ舌、バカ鼻を頼りにすると、スコッチモルトはスペイサイドのどこか、ジャパニーズモルトは明石っぽさを感じます。
若い原酒を使っているだけに、ストレートやロックではきつく、水割りやハイボールなど加水した方がいけます。
700mL、アルコール度数は43度で、価格は4000円。ちなみに行きつけのお店では7000円で出していて、後で公式の値段を見て、してやられました (日頃からひいきにしているから、今回は礼金として許したる)。
いずれにしても、 ありもしない蒸溜所をラベルに標榜して自社製ウイスキーだと豪語するのは言語道断です。
さしずめ、「マッサン」ブームに便乗して儲けようという、あちらの国の人間が考えるような安直な詐欺で、ウイスキー飲みとしては許すことは出来ません。
あれ?鳥取でウイスキーって作っていたっけ?と思ったあなたは鋭いです。
実は、原酒自体はスコットランドや国内某所から樽ごと買い付けて 、それを自社内でヴァッティングして後熟、大山からの伏流水で加水してボトリングしたものです。
このあたりは札幌酒精のサッポロウイスキーや、広島の戸河内ウイスキーに似ています。
ラベルには堂々と「倉吉蒸溜所」と書かれていますが、実際にはそんな蒸溜所はありません。 ラベルも山崎をパクったデザインでとても胡散臭いです。
サイトには社長か担当ブレンダーと思われる人物の「文句」が掲載されています(現在はトップページからのリンクを外している状態)が、だからといって、存在しない蒸溜所で自前で作りましたと誤解されるようなラベルを付けるべきではないし、詐欺と言われても仕方ないでしょう。
サントリーから意匠権の侵害などで民事訴訟でも起こされたら、勝ち目がないのは目に見えています。全部回収した上で、正直な文言に代えるべきではないでしょうか。
まぁ、「松井」という名字を聞いて、ばれてから子供じみた言い訳をするところやラベルのパクリっぷりからしても、社長は在日コリアンだろうという憶測はしています。
今回飲むノンエイジは、オーク樽で3年以上熟成させた(恐らくは後熟用)と書かれています。
いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々薄い琥珀色、香りはアルコールの刺激が強く、それ以外の香りはあまりしません。
口に含むと、 まずアルコールの刺激の後でラムレーズンが追いかけます。その後後味としてモルト、バニラがほのかに香ります。
味わいはアルコールから来る辛さが強く、酸味が付いてきます。一方で甘さは大人しいものです。
ロックにすると、ストレート同様にアルコールの刺激、ラムレーズンの香りが引き続き訪れます。一方でモルトやバニラは鳴りを潜め、加水されるとトーストの香りとともにゆっくり現れてきます。
味わいは辛さ、酸味の後にビターが訪れ、後味として甘さを感じ取れます。
最後にハイボールにすると、さすがにアルコールの刺激はなくなり、香りはバニラとレーズンが半々に感じられます。
味わいは甘さが増すようになり、比較的飲みやすいです。
全体的に、3年+α熟成のブレンデッドモルトと考えればこんなものかな?という程度で、格段にうまいとは言えません。
自分のバカ舌、バカ鼻を頼りにすると、スコッチモルトはスペイサイドのどこか、ジャパニーズモルトは明石っぽさを感じます。
若い原酒を使っているだけに、ストレートやロックではきつく、水割りやハイボールなど加水した方がいけます。
700mL、アルコール度数は43度で、価格は4000円。ちなみに行きつけのお店では7000円で出していて、後で公式の値段を見て、してやられました (日頃からひいきにしているから、今回は礼金として許したる)。
いずれにしても、 ありもしない蒸溜所をラベルに標榜して自社製ウイスキーだと豪語するのは言語道断です。
さしずめ、「マッサン」ブームに便乗して儲けようという、あちらの国の人間が考えるような安直な詐欺で、ウイスキー飲みとしては許すことは出来ません。
<個人的評価>
- 香り D: アルコールの刺激が強い。加水することでレーズン、バニラ、モルトを感じ取れる。
- 味わい C: ストレートでは辛くて飲みにくい。加水することで酸味、甘さが現れてくる。
- 総評(評価に値せず): 悪質なパクリっぷり。買ってはいけない。松井酒造は真っ当に作る日本のメーカーに謝れ!
マツイピュアモルトウィスキー倉吉43度700ml瓶【鳥取県】 |
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ブログ主さまのワイルドターキーの評論を読ませて頂いて、今ワイルドターキー8年を飲んでいます。 イヤー旨いですね。 バーモンなのに何故か微かにスモーキーと言うんですか? マッカラン12年に似た後味を感じるのが不思議です。 誤魔化しなしで作っているバーモンなんだと初心者ながら想いました。
今後も読ませて頂きます。
ありがとうございます。
「松井酒造」が作った(ブレンドしただけ)ウイスキーという事がわかって正直、「なーんだ」とシラけました。
他のブログ等でも指摘されている通りで、ブームに便乗して儲けようとしてる感が見え見えですよね。
ただ、法律上は自社蒸留していなくても「国産ウイスキー」と名乗れてしまうのも
ジャパニーズウイスキーが海外でも評価される時代に、「よくないな」と個人的に思っています。
『倉吉』は地元の地名が使われているため、悲しく思っております。
ただ、松井酒造は焼酎を作っているため、蒸留所は存在します。ウイスキーを製造できるとは思えませんが・・・
ですので、現状では限りなく黒に近いグレー、法的に訴えるのは難しいのではないでしょうか。消費者センターに不当廉売で報告することは可能でしょうが・・・
また地元の噂では、『ブレンダー』は『ウイスキー好きの有志』だそうです・・・
コスパも悪いし、地元民として非常に残念です。
買い付けた原酒でもモンキーショルダーのような素晴らしいニューカマーのブレンドもありますし
ジョニーウォーカーだって、そうです。
むしろ山崎蒸溜所謹製をうたいながらも、名にそぐわないデキの物もありますし。
ウイスキーに対する無知からのマーケティングの迷走じゃないですかね。
恥ずかしい以前に、「偽装」ですね。
結局、自社サイトを見ていかないと、ボトル、ラベルを見ただけでは、自社の蒸溜所で作ったウイスキーだと誤解を招きます。
しっかりと「Made in NIPPON」「倉吉蒸溜所」「大山山系の伏流水を使用」「オーク樽で3年熟成されたモルト原酒」としか書いておらず、スコットランドや国内から原酒を買い付けたという文言は一切ありません。
一方で社長か責任者のコメントを見ても、ウイスキーに対して無知とは到底思えません。
英語版を含めてサイトを公開していることは、世界中に大々的に売ろうという目的を持っていますから、知らなかったでは済まされないでしょう。
刑事訴訟には難しいかも知れませんが、サントリーがラベルのデザインに対して意匠権の侵害で民事訴訟を起こすことは可能でしょうね。
サントリーの許可をもらわずに山崎のようなデザインをパクったとなれば、言い逃れは難しいでしょう。
挑戦者ならば正々堂々ブレンドを明かし、新たな『ブレンドブランド』として作り上げていかなければ所詮パクリ者で終わってしまうだろう。
自分でブログに書かないでリンクさせていただきました。。。
無断ですのでもしご支障あるならお手数ですが、教えてくださいませ。
むしろ、こちらからも相互リンクを張るようにしようと思いますので、URLを教えてください。
2016年8月4日に更新とありますが、事実上の「削除」でしょうね?
ウイスキーについての詳細のリンクを押しても、コンテンツに進みませんでしたから^^;
サイトのコンテンツまでも偽装なのでしょうか?
松井酒造様には失礼ですが、誠実さを感じません。
誠にそう思います。もう、偽装してナンボ、騙された方が悪いと盗人猛々しいですね。
札幌のビックカメラに、シェリーカスク8年が並んでいましたが、「倉吉蒸溜所」の命は削除されていました。
ただ、「倉吉」の筆文字の白抜き処理が中途半端でちゃんとPhotoshop使いこなせているか、と笑えるものになっていました。ほかの製品ラベルにも同じことが言えます。
私も、Webのデザインや趣味の写真の加工でPhotoshopを使ってますが、素人作業過ぎて笑えました。