スマートなのは機能だけじゃない、盗難対策もばっちり。
これまでも斬新なデザインで注目を浴びてきたオランダブランドVanMoof(バンムーフ)の自転車。このたび新たに電動アシスト機能が備わったモデルが発表されるということで、さっそくギズモード・ジャパン編集部もテストライドに行ってきました。
今回のモデルは日本の首都、TOKYOに強くインスパイアされたと語るCEOのティース・キャリエール氏。それに合わせてVanMoofブランドの説明も紙芝居を使った軽快なトークで進めていきます。
そしていよいよ本日の主役が登場!
その名も、「Electrified X(エレクトリファイド・エックス)」。すでに欧米地域で販売されているElectrified Sよりも一回り小さいながらも機能はそのままで、日本限定モデルとなっています。キャリエール氏いわく、単に日本人の体格に合わせて小さくしたのではなく、道路やエレベーターなど日本のさまざまな環境にあわせてコンパクトにしたとのこと。身長2メートルのキャリエール氏も取り回しのよさからこちらのモデルのほうが気に入っているそうです。
・ギャラリーに置きたくなる都市型の自転車VANMOOF
・オランダ生まれの自転車ブランドVANMOOFが日本限定モデルを披露
・VanMoofがGPS内蔵のスマート自転車「SmartBike」を開発
それでは機能を見ていきましょう。
まず目につくのが、トップチューブについているタッチディスプレイ。こちらで電動アシストのパワー調整をできるほか、自転車の施錠をすることができちゃうんです。スマートフォンと連携することで本人確認をしているそうで、専用のアプリを使えばどこに駐輪したか確認することもできます。
また、チューブ下には内蔵バッテリーを充電するためのポートがあります。バッテリーが搭載されていることは外見からではまったく判断できません。それどころか、これが電動自転車であるということすらわからないくらい洗練されたデザインとなっています。
補助走行距離はフルパワー走行で60km、エコノミー走行で120km(ただし、公式サイトによると、「一回のチャージで渋谷を5回周ることが出来ます」とあり、ここはクルマのスペック上の燃費と実走行距離のようなものかもしれません)。
バッテリーの取り外しができないため、充電のため自転車を運ぶときの重量が気になりましたが問題はなさそうです。こんなに簡単に運ぶことができると、今度は盗難が心配になりますがそれも問題ありません。自転車には3Gモジュールが搭載されているため、仮に盗難にあってもアプリから通報を行なうことでVanMoof直属のレスキュー部隊「バイクハンター」が盗まれた自転車を見つけ出してくれるとのこと。実際に、パリで盗まれた自転車をアフリカで見つけ出したこともあるそう。そして、万が一見つけられなくても新品と交換対応してくれる(購入から1年以内は無料、2年目以降は有料サービスになる予定)というから驚きです。
実際に試乗してみた様子がこちら。思った以上にスムーズにアシストしてくれるのと、フレームの剛性感が印象的でした。
来週の5月23日(火)からプレオーダー開始。通常37万円のところ、最初の500台にはスーパー早割が適用され12万円引きの25万円で購入することができちゃいます。少し高いと感じる方もいるかもしれませんが、盗難の心配がないことを考えると思い切った選択も悪くないかもしれません。
気になった方は、原宿のポップアップストアにてテストライドをすることができるので、こちらのページから予約の上ぜひお試しあれ。
image: ギズモード・ジャパン
source: VanMoof
(kazoomii)