「妻は他人である。ということを絶対に忘れない。」
5月14日にTwitterに投稿された夫婦仲を円満に保つ秘訣を描いたマンガが、インターネット上で話題です。
作者のさわぐちけいすけさん(@tricolorebicol1)に、作品を描いた背景を伺いました。
「つまり おっとり」 第20話を更新しました。#マンガボックスインディーズ https://t.co/aiaR2vCf4L pic.twitter.com/PvNIb3XgHW
— さわぐち けいすけ (@tricolorebicol1) 2017年5月14日
きっかけは「なぜ仲が良いの?」
さわぐちさんは、昨年から趣味で漫画を描き始めたそうです。
以前から「ぴーすけ」のペンネームで、マンガサイトで「つまり おっとり」と題して奥様との生活を描いています。
題材を特に考えておらず、とりあえず妻との日常を絵日記のような気持ちでマンガにしたところ、「なぜそんなに仲が良いのか」とよく聞かれるようになったのがきっかけです。
今回、大反響を呼んだのは第20話です。

提供:さわぐちけいすけさん

提供:さわぐちけいすけさん

提供:さわぐちけいすけさん

提供:さわぐちけいすけさん
たくさんある秘訣の一例として、同じ家で暮らす配偶者が「他者」であると忘れないことが肝要だと伝えています。
決して他人行儀に恭しくせよというわけではなく、皿洗いにお礼をするなど日々の気遣いに感謝の気持ちを忘れないようにと呼びかけています。
結婚する前より自由に生きられる
さわぐちさんが奥様と出会ったのは、大学の管弦楽部。
交際から7年、結婚から4年が経ちますが、大きなトラブルなく共に人生を歩んできたそうです。
妻は妻でやりたいことがあって、身近で見ていて楽しいです。
結婚してからは異なる考えの人がそばにいるお陰で選択肢が広がり、結婚する以前よりも自由に生きられるようになりました。

提供:さわぐちけいすけさん
このほど一気に作品が広がった現象も好意的に捉えています。
「納得」「すっきり」「なるほど」といった意見が多数寄せられました。
日常の引っ掛かりを解消するのに一役買ったようで、大変うれしく思います。

提供:さわぐちけいすけさん
未婚率の上昇に伴い、「婚活」という言葉が定着して久しくなります。
昨年末には、契約結婚した男女を描いたテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が大ヒット。
最近では、大手結婚情報誌が「結婚しなくても幸せになれるこの時代に私は、あなたと結婚したいのです」とCMでうたい、好評を得ました。
婚姻を巡る価値観が多様化する現在だからこそ、人間関係の基本に立ち返った本作が多くの読者に響いたのかもしれません。
「つまり おっとり」を含むさわぐちさん(@tricolorebicol1)の各作品は、マンガサイト「マンガボックスインディーズ」で読むことできます。
※作品は、さわぐちけいすけさんの許可を得て掲載しています。
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