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滋賀SL風鉄道、出発しま〜す 米原の観光農園
米原市多和田の観光農園「ローザンベリー多和田」で六月一日から小型電気機関車「銀河鉄道 ミルキーウェイ」がお目見えする。片道約一キロをゆっくり走り、車内からヒツジがいる牧場を眺めることができる。 ローザンベリーは二〇〇四年、採掘跡地だった場所の一部に、果樹園や花畑などを造ってオープンした。来年四月には、今のメイン施設とは離れた場所に、小人の世界をモチーフにした新エリア「フェアリーガーデン」ができる予定だ。 新エリアでは、英国の田園風景をイメージしたレンガ造りの建物などを並べた欧風の庭園を造り、一九年四月に完全開業を目指す。 電気機関車は、メインエリアと、この新エリアをつなぐ移動手段として、完成に先立って走らせる。高さ約二メートル、全長四メートルの機関車に、大人が十二人まで乗れる車両を最大四つ連結する。電気で動くが、子どもが楽しめるように蒸気も出せるSL風にした。 走行ルートは、バーベキュー場横の駅から長さ百メートルのバラのトンネルを抜け、ヒツジの牧場などの施設内をぐるっと回り、片道十分ほどで新エリアの駅に到着する。最高時速は六キロ。約八十分ごとに一本、一日に五本の走行を見込む。 これまでに砂利を線路に敷き、枕木を置いて線路を造り、建築素材のモルタルで二つの駅舎が完成した。現在も作業が続いている。 同園の大沢恵理子社長(60)は「子どもも大人でも楽しめるよう、今後は美しい写真を撮れるようなスポットをつくりたい」と意気込んでいる。今月二十四〜二十六日には試験走行も兼ね、米原市の全ての幼稚園や保育園に通う五歳児約三百五十人を招待する。 乗車料は入園料とは別に五百円が必要。火曜定休。(問)ローザンベリー=0749(54)2323 (大橋貴史) PR情報
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