わが家は、インデックス投資という投資法で、定期的に投資信託を買っています。
購入するのはとってもカンタン。
とくに国内の投資信託は、一度金額を設定すれば、毎月自動的にお金が引き落とされるしくみがあるので、まさにほったらかし投資です。
ただ、問題は将来のこと。
投資信託は、売却して現金化しなければ、必要なものやサービスを購入することはできません。
わたしがピンピン元気なうちはいいですが、問題はわたしが先に亡くなったときや、正しい判断ができなくなったとき。
わたしの夫は、ガチで金融リテラシーがゼロなんです。
今回は、金融リテラシーゼロの夫が将来困らないために、わたしが計画している2つのことについて書きます。
目次
1.子どもに金融教育をほどこす
ひとつめは、子どもに金融教育をほどこすこと。
そもそも金融リテラシーとは、次の4つから成り立ちます。
1.家計管理
2.生活設計(ライフプランニング)
3.金融知識及び金融経済事情の理解
4.外部の知見の適切な活用(本・ブログ・セミナーなど)
自画自賛ですが、上の4つはわたしの得意分野です。
子どもが自立するまでの約20年間で、これらの知識を身に付けられるように、適切なタイミングではなしをしたいと思います。
夫に金融教育をほどこせばいいのでは?
「子どもに金融教育をする前に、夫にすればいいのでは?」と思われた方もいるかもしれませんね。
わたしも最初はそう考え、結婚してから4年間、夫の金融リテラシーを高められるように、色々なはなしをしてきました。
しかし、これは非常にむずかしいことだと結論づけました。
夫には、「お金に対する興味」が決定的に欠落しているからです。
『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書)』によると、人間は興味がないことに対して、どうしても理解が深まらないという性質を持っています。
脳は情報を受け取ると、まず「A10神経群」と呼ばれる部分で情報に対して「好きだ」「嫌いだ」「興味がある」というレッテルをはることがわかっています。(略)
「好きだ」「興味がある」といった、プラスのレッテルをはられた情報は、しっかりと理解でき、思考が深まり、覚えやすいのです。
一方、「嫌いだ」「興味がない」というレッテルをはられた情報は、理解が浅く、思考も深まらず、記憶もしづらいということになります。
4年間夫にお金のはなしをしてきて、わたしはこのことを痛感しています。
夫はとくに投資のはなしに興味がないようで、後でわたしが「〇〇ってどういうことかわかった?」と聞いても、まったく答えられないのです。
夫はいまだに、「投資信託とは何か?」さえ理解していません( ;∀;)
夫はすでに大人になっており、興味のあり・なしが決まってしまっています。
そういう夫に金融教育をほどこすよりも、子どもにほどこすほうが、金融リテラシーを身に付けさせられる可能性が高いと考えます。
今は子どもが1人ですが、できればもう1人欲しいと考えています。
2人いれば、どちらか1人くらい興味を持ってもらえるんじゃないか?と期待しています。(もちろん、そのために2人目を望んでいるわけではありませんが)
もし、子どもにある程度の金融リテラシーを身に付けさせることができれば、このブログを読みながら運用・売却してもらえるでしょう。
2.できるだけ投資信託の商品数を減らしておく
ふたつめは、できるだけ投資信託の商品数を減らしておくことです。
具体的には、65歳ころの時点で、1つのバランスファンドを残し他は売却しようと考えています。
わが家は現在、次の投資信託を保有しています。
・セゾン投信(株式:債券=50:50のバランスファンド)
・確定拠出年金(先進国株式100%のインデックスファンド)
・VWO(新興国株式100%の海外ETF)
・MAXISトピックス上場投信(日本株式100%の国内ETF)
・VT(株式100%の海外ETF)
現時点での売却計画
現時点での売却計画は次の通りです。
1.セゾン投信
子どもの教育費(もしくは家の購入費用)を払うために売却する予定です。
具体的には、子どもが12歳のころから売却を検討します。
2.確定拠出年金・VWO・MAXISトピックス
先進国株式100%で運用している確定拠出年金とのバランスをとるために、VWOとMAXISトピックスを購入しています。
そのため、確定拠出年金を引き出す60歳~70歳のタイミングで、VWOとMAXISトピックスも売却したいと考えています。
3.VT
現時点で、最後に残したい投資信託はVTです。
VTは、米国株式市場に上場している投資信託(=海外ETF)のひとつ。
全世界の大型・中型・小型株で構成される「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」との連動をめざすETFで、資産配分は世界の株式市場の時価総額にあわせて決まります。
そのため、これ1本で世界の株式市場を丸ごと買える投資信託です。
経費率(手数料)が0.11%と非常に安いことや、年2回分配金が出されることなど、わたしが長期保有したい条件にピッタリなんです。
VTだけにしたら、「毎年〇%ずつ売却してね」と残そうと思います。3~4%くらいかな・・
VTを最後に残すことへの懸念
VTを最後に残すことについて、懸念事項もあります。
それは、海外ETFは売却が面倒なため、年老いてから保有するのはむずかしいかもしれないことです。
そのため、わたしが老後を迎えるころには、「年〇%ずつ自動的に売却する」という指示が出せるように変わってるといいなと、期待しています。
もしくはVTのような経費率の低いバランスファンドが、国内でも出てくるといいな。
65歳まではまだ30年以上あるので、条件にあった国内のバランスファンドが出てきたら、乗り換えたいです。
まとめ
〈金融リテラシーゼロの夫が将来困らないために計画していること〉
1.子どもに金融教育をほどこす
2.最後はひとつのバランスファンドにしぼる
※現時点ではVTが有力。でも本当は、国内のバランスファンド1本にしたい
もしわたしが突然亡くなってしまったら・・、夫にはこの記事を読んでがんばってもらいたいです。
わたしが考えるきっかけをくれた記事を紹介
そもそもわたしが将来のことについて、考えるきっかけをくれた記事があります。
それは『ピヨママの投資と家計と子育てと』を運営されているピヨママさんの記事です。
大切な気づきをくれた記事なので、こちらも合わせて読んでいただければと思います。
〈参考〉リスク資産の終活を考えてみた (『ピヨママの投資と家計と子育てと』)
コメントを残す