バンダイ S.I.C. LIMITED 仮面ライダーレンゲル ジャックフォーム■


2014年07月25日〜2014年09月10日の期間、「ホビージャパンオンラインショップ」及び誌上通販にて販売された受注生産品。
10周年を迎えた『仮面ライダー剣』から、特別企画「S.I.C. HERO SAGA FOUR CARDS」より「仮面ライダーレンゲルジャックフォーム」を
S.I.C.15周年×ホビージャパン45周年 スペシャルコラボレーション企画としてHJ限定で立体化。
パッケージはS.I.C.限定アイテムお馴染みのクローズボックスタイプですが、カラーはシリーズの限定品としては珍しいフルカラー仕様。
パッケージデザインはもはや懐かしささえ覚える、S.I.C.剣シリーズのパッケージデザインフォーマットに合わせたデザインで纏められています。
(↑画像ロールオーバー)




・仮面ライダーレンゲル ジャックフォーム・
月刊ホビージャパン掲載作品『HERO SAGA SPECIAL EDITION FOUR CARDS 4th CARD "CLOVER"』(以下、HERO SAGA)より
TV版未登場の仮面ライダーレンゲル幻の強化フォーム「仮面ライダーレンゲル ジャックフォーム」
このデザイン自体はHERO SAGA完全オリジナル。 原型製作の安藤賢司氏と五島純氏の手により
“レンゲルのジャックフォームが実際に存在したら正にこんな感じだろう”と思える説得力満載の物に仕上げられています。

パワーに特化した「フュージョンエレファント」の力を得たことで上半身の装甲が大型化。
同じく大型化した手甲パーツは、この後に登場したオーズサゴーゾコンボとの関連性を感じさせます。
ブレイドやギャレンのカテゴリーJのような飛行能力は無く、代わりに攻撃力と防御力が強化されたという解釈です。
頭部と胸部は他ジャックフォーム同様に金色のディアマンテゴールドで強化。
胸にはクローバー型の像のハイグレイドシンボルが刻印され、両肩にはオリハルコンタスクを装着。
両肩と背中には額のスパイダー・スピリチアと同形状の、蜘蛛の目状の球体がクローバー型に並んでいます。
また装甲内に埋もれているので分かり難いのですが、左腕にはラウズアブゾーバーがしっかりと装着されています。

今回の商品化に伴い、当時雑誌に掲載されたオリジナルの作品(以下、作例版)から若干の変更が加えられています。
オリジナル版では両腕共に手甲と大型の指が一体化したデザインでしたが、製品版では一体化しているのは左手のみに。
右手は通常フォームと変わらない、素の?手が出ており、それに合わせて手甲前面部のデザインも若干変わっています。
また胸部ハイグレイドシンボルのデザインも作例版から変更。 像が正面を向いたものに変わっています。
こちらの方がクローバーと像がマッチしているように思います。
これはあえて触れる必要はないかと思いますが、作例版は固定フィギュアだったのに対し、製品版では全身フル可動のアクションフィギュアに変更されています。

同シリーズのブレイドやギャレンのジャックフォームは、同時期にリリースされた通常フォームをベースにしていましたが
今回のレンゲルジャックフォームは、通常フォームのリリースから大分間が空いたこともあり、関節部も含めオール新規にて作り起こされています。
構造も変わっています。 太腿周りの外装パーツ及びリングは太腿と一体化。 股関節に干渉する太腿側面のパーツは軟質製です。
バックルはクリアパーツに変更。 金属パーツは膝パットのみになりました。
各関節に組み込まれている関節ジョイントも最新の物に。 通常フォームでは単なるボールジョイントだった部分にも新たに関節ジョイントが組み込まれています。
更に通常フォームでは単なるプリントだったソール部のマークも、ジャックフォームでは全てのモールドを造形にて再現しています。











可動箇所&各部ギミック

首:4重(頭部側:横ロール&前後スイング&ボールジョイント+胴体側:ボールジョイント)
胸:2連ボールジョイント。 腰:ボールジョイント。 肩アーマー:ボールジョイント。
肩アーマーのボールジョイントは背面側に接続されています。


肩:2重(ボールジョイント&横スイング) 上腕:横ロール。 肘:2重スイング。
右手首:3重(横ロール&スイング&ボールジョイント) 左指基部3ヶ所:各独立可動(親指、人差し指、その他)
左手の手甲と一体化している大型の指は、基部に可動ポイントが設けられています。


股:2重(前後スイング&ボールジョイント) 太腿:横ロール。 膝:2重スイング。
足首:3重(横ロール&上下スイング&縦ロール) つま先:上下スイング。
股と太腿の側面突起部には軟質素材を使用(股はパンツ型の部分)
股の横方向への可動性能それほど広くはありませんが、太腿周りの干渉は通常フォームから比べ大幅に減りました。



付属品&各ギミック

オプションハンド×3種(右手×3)、強化型レンゲルラウザー、鉄球、鉄球用ジョイント×2種


右手用の差し替えハンドパーツは握り手、持ち手、平手の計3種類付属。


強化型レンゲルラウザー
カードリーダー部にディアマンテエッジが追加されたS.I.C.オリジナルのレンゲルジャックフォーム専用武装。
通常フォームでは先端のクローバー・エッジはダイキャスト製でしたが、強化版ではプラパーツに変更されています。
クローバー・エッジの展開&収納ギミックは変わらずに搭載されているので
強化型でもガーモードとザッパーモードの2形態に変形可能です。


鉄球
左腕にはエレファントアンデッドが使用していた物と同タイプの鉄球を装備。
金属製のチェーンも付属しており、左腕から射出した状態を再現できます。


鉄球と左腕を直接繋ぐジョイントも付属しており、鉄球を直接保持した状態も再現可能です。



































S.I.C.シリーズ絶頂期とも言える時期に作例が発表され、長いこと商品化を望む声が上がっていた作品でした。
あれからかれこれ7年、その後も多くの特撮ヒーロー作品がラインナップに加わり、様々な限定品がリリースされ
S.I.C.仮面ライダー剣シリーズなんてもう既に過去の作品と忘れ去られて……はいませんでした!!
仮面ライダー剣ファンなら誰もが一度は想像したことがあるであろう、本編未登場のレンゲルの強化フォームが遂に商品化!!
あのHERO SAGAオリジナルデザインのレンゲル ジャックフォームを実際に手にする日がやってくるとは。

こうして商品化されただけで大感激ですが、それだけでは終わっていません。
作例版の商品化にあたり、本体構造を一新。 単なる通常フォームのリデコ&改造品ではありません。
全身の関節部はS.I.C.シリーズ最新の関節構造に組み換え、可動性能が大幅に向上。 安定性も増しています。
また通常フォームの弱点であった股&太腿周りには軟質素材を使用し、ディテールと可動を両立させました。
ソールディテールもより細かく、立体的に。 頭の先から足の裏まで抜かりありません。
あとは旧素体のように関節ジョイントが脆くなければ完璧なのですが(涙) そこら辺は今のところは分かりません。

デザイン自体も作例版から若干手が加わっています。
その為厳密に言えば作例版そのままの立体化ではないので、「雑誌に載っていたあのジャックフォームが欲しい」という方は残念なポイントでしょう。
しかし個人的にはこの変更は大いにアリでした。 左右非対称デザインとなったことで左腕の鉄球の存在感&特別感が増していますし
強化型レンゲルラウザーの取り回しも良くなっているハズです。 胸の紋章のデザインも変更後の方がシックリきます。
鉄球のチェーンの差し替えにより、チェーン収納時を再現できるというのも◎ 展開、未展開時共にインパクト抜群です。
こうした細かな部分に施されたブラッシュアップにより、S.I.C.の精神である「スーパーイマジネイション」がより強く感じられる作品へと昇華していると感じました。
さあ次はギャレンのキングフォーム、そして次世代ライダーセット!! 折角の新可動ギミックをこれだけで終わらせるには勿体無いでしょうッ

     
プレミアム バンダイ(魂WEB)
-TOP-

2015/01/30