アジア最大規模 海軍・沿岸警備の装備品展 シンガポール
海軍や沿岸警備など海洋関係の装備品ではアジアで最大規模の展示会がシンガポールで開かれ、海洋進出を活発に進める中国への警戒感を反映して、東南アジア各国の軍関係者らが多く訪れ、参加者数は過去最多となりました。
この展示会は、世界各国の軍需産業や船舶メーカーなどが2年に1度、シンガポールで開いているもので、ことしは過去最多のおよそ230社が出展し、18日までの3日間でおよそ1万人が参加しました。会場には、潜水艦を探知する最新の偵察機能を備えた航空機や、沿岸部で活動する小型の艦船の模型などが展示され、東南アジア各国の軍関係者らが性能について熱心に説明を受けていました。
東南アジアでは、海洋進出を強める中国への警戒感から海軍や沿岸警備隊の装備を増強する動きが広がり、シンガポール政府が展示会に合わせて潜水艦2隻を新たに購入すると発表したほか、南シナ海で領有権を争うベトナムやフィリピンなども装備品の近代化を急いでいます。
このため、アジア太平洋地域はアメリカに次ぐ市場として拡大が続いており、スウェーデンの軍用機メーカーの担当者は「各国は自国の領海で外国が知らぬ間に活動しているのではないかと懸念を深めており、偵察機などの需要が高まっている。この地域の市場は大きな可能性がある」と話していました。
東南アジアでは、海洋進出を強める中国への警戒感から海軍や沿岸警備隊の装備を増強する動きが広がり、シンガポール政府が展示会に合わせて潜水艦2隻を新たに購入すると発表したほか、南シナ海で領有権を争うベトナムやフィリピンなども装備品の近代化を急いでいます。
このため、アジア太平洋地域はアメリカに次ぐ市場として拡大が続いており、スウェーデンの軍用機メーカーの担当者は「各国は自国の領海で外国が知らぬ間に活動しているのではないかと懸念を深めており、偵察機などの需要が高まっている。この地域の市場は大きな可能性がある」と話していました。