1~3月のGDP 5期連続でプラス
ことし1月から3月までのGDP=国内総生産は、物価の変動を除いた実質の成長率が前の3か月と比べてプラス0.5%、年率に換算してプラス2.2%となりました。GDPがプラスとなるのは5期連続で、個人消費や輸出が全体を押し上げました。
内閣府が発表したことし1月から3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質で前の3か月と比べてプラス0.5%となりました。
この伸びが1年間続いた場合の年率に換算した成長率はプラス2.2%となり、5期連続のプラスとなりました。GDPが5期連続でプラス成長となったのは、平成18年以来、およそ11年ぶりです。
主な項目では、GDPの半分以上を占める「個人消費」が、雇用や所得の改善を背景に携帯電話や衣料品などの売り上げが伸びて前の3か月と比べて0.4%のプラスとなり、全体を押し上げました。
また、「輸出」は中国向けの電子部品などが好調で2.1%のプラス、「住宅投資」も0.7%のプラスとなりました。
一方、「企業の設備投資」は、去年の秋以降の生産設備を増強する動きが鈍化し、プラス0.2%と小幅な伸びにとどまりました。
これによって、昨年度1年間のGDPの成長率は実質でプラス1.3%と政府の経済見通しに沿う形となり、2年連続でプラス成長となりました。
この伸びが1年間続いた場合の年率に換算した成長率はプラス2.2%となり、5期連続のプラスとなりました。GDPが5期連続でプラス成長となったのは、平成18年以来、およそ11年ぶりです。
主な項目では、GDPの半分以上を占める「個人消費」が、雇用や所得の改善を背景に携帯電話や衣料品などの売り上げが伸びて前の3か月と比べて0.4%のプラスとなり、全体を押し上げました。
また、「輸出」は中国向けの電子部品などが好調で2.1%のプラス、「住宅投資」も0.7%のプラスとなりました。
一方、「企業の設備投資」は、去年の秋以降の生産設備を増強する動きが鈍化し、プラス0.2%と小幅な伸びにとどまりました。
これによって、昨年度1年間のGDPの成長率は実質でプラス1.3%と政府の経済見通しに沿う形となり、2年連続でプラス成長となりました。
石原経済再生相「デフレ脱却には至らず」
今回のGDPについて、石原経済再生担当大臣は記者会見で、景気は緩やかな回復基調が続いているとしたうえで、「雇用と所得環境の改善を要因に消費者の意識は若干持ち直している印象だ。ただ、デフレ脱却にはなお、至っていないと受け止めており、景気への影響が大きい個人消費の実態をしっかり分析して、今後の政策に反映させていきたい」と述べました。