ジョージマンです。
バイク買取専門店として有名なバイク王。
友人のくるまるさんが書いたブログ記事に、高く買い取れる仕組みや買取以外にも車両販売、パーツ販売、駐車場事業など様々な展開をしている事が詳しく書かれていました。
なかでも中古バイク販売の
『バイク王ダイレクトショップ』は
ヤフオクや中古車ポータルサイトを見ていてもよく見かけるようになってきました。
そこで、今回はバイク王の販売店であるバイク王ダイレクトショップへ実際に行ってみることにしました。
よく比較される大手オートバイショップ『レッドバロン』と比較しながら見てみましょう。
バイク王ダイレクトショップ販売店舗数は全国30店舗以上
買取店を含めると60店舗以上あるバイク王ですが、中古バイク販売店は30店舗ほどです。
バイク販売最大手のレッドバロンは300店舗以上の比べると少なくも感じますが、バイク販売のチェーン店で10店舗以上あるお店はそうそうないでしょう。
店舗数が多いということは在庫数も多く持てるということです。
せっかく見つかったバイクが遠方のお店にあった場合でも、同じ系列店なら取り寄せてもらうこともできますよね。
取り寄せてもらう時に注意してもらいたいのは、『輸送費』が必要だということです。
「取り寄せてもらうのに何万円もかかると言われ、不審に思った。」
といった悪い評判がネット上にはありましたが、
これはレッドバロンでもバイク王でも同じで、バイクを動かすには輸送費は必要です。人やトラックが動くのですから当然でしょう。
もちろんそのバイクを購入するときには諸経費の中に『輸送費』が入ります。
私が『レッドバロン』でZ1000を購入したときはどうしても欲しい色のバイクが北海道にしか在庫が無く、北海道から大阪へ取り寄せたので輸送費は¥30,000もかかってしまいました。
ちなみに今回私が行ったお店には
超レアなバイク
『YAMAHA YZF-R7』と
『HONDA VTR1000SP2』
が置いてありましたよ!
こういった希少車種を探している人は全国で探して、見つかれば多少お金がかかっても、移動してもらうしかありませんね。
レッドバロンの中古車がネットで見つからない?
中古バイクを探す場合はポータルサイトを使うことが多いですよね。
バイク王ダイレクトショップのバイク在庫は冒頭でもお話した通り、ヤフオクやGOOBIKE、BikeBrosといった中古車ポータルサイトからでも見つけることができます。
それからバイク王のホームページから直接見て、欲しいバイクを探すことができます。
バイク情報満載!新車・中古バイク検索ならGooBike(グーバイク)
でも、ポータルサイトをどれだけ調べていてもレッドバロンの中古車は出てきませんよね。
実はレッドバロンの中古車を探すには、まず近くの店舗に行く必要があります。
レッドバロンは私たちの要望する中古バイクを聞いて、できるだけ近いものを提案するというスタイルを取っています。
レッドバロングループ内の中古車はイントラネット(社内だけで通信できるホットライン)で在庫管理しており、各店舗に繋がっています。
このイントラネットはインターネットからはもちろん、お店に行っても自由には見れません。
条件に近いものを店員さんが探し出し、写真やデータをプリントアウトして私たちが見ることになります。
細かい傷や不具合箇所などは在庫してある店舗に電話で確認することになります。
どちらが良いかは一概には言えませんが、
気軽にいつでも探したいのなら、ポータルサイト。
具体的に条件が決まっていて、こだわりたいのならレッドバロンの提案を受けるのが良いのではないでしょうか。
バイク王ダイレクトショップならバイクの素性がわかりやすい
今回お邪魔させて頂いたお店に並んでいた中古バイクは、ほとんどが出張買い取りで買い取ってきたもののようで、
- 「ガレージ内に保管されていた」
- 「屋外だけどカバーされて保管されていた」
- 「物静かなオーナーさんで主にツーリングにだけ使用されていたそうです」
といったバイクと前オーナーの素性が詳しく聞けました。
これは実際にバイクが保管されているユーザーさんのところへ行って、見たり聞いたりして買い取ってくる『出張買取による仕入れならでは』の特徴ではないでしょうか。
バイク王ダイレクトショップの中古車 程度や質は評判通り?
以前にも書きましたが、『レッドバロン』の中古車は外観や程度があまり良いという印象が私にはありません。
但し、レッドバロンでは『譲渡車検』という独自の中古車点検でしっかり整備はされているようです。
一方、バイク王ダイレクトショップの方はというと、買い取ってきたバイクの中で選りすぐりのバイクだけを販売しているからキレイで良質なバイクが多いという評判のようです。
そして、私がお店に行ってみて感じた印象も同じで、キレイで程度の良さそうなバイクばかりが並んでいる印象でした。
ただ、整備については心配する評判も多いようです。
元々バイク王は買い取ってきたバイクを整備して、自分たちのグループで内の業者向けオークションで利益を出すシステムです。
これまではプロを相手にした『業販主体』に商売をしてきた会社です。
それでも売り手としてエンドユーザーに直接販売した方が良いと判断できるのは
- 問題発生の確立が低い
- 整備に手間がかかりすぎない
- 利益率が高い
といったバイクです。
なので、キレイで程度がよさそうなバイクがダイレクトショップにまわされているでしょう。
こうした点でレッドバロンと比べれば整備があまり得意ではないと考えることもできるでしょう。
レッドバロンは買取時点で程度が悪くても利益がとれる範囲で徹底的に整備して販売。
バイク王は買取時点で程度の良い物だけを仕上げて店頭販売、他は業販へ。
あくまで『個人的見解』ですがこんな印象です。
※レッドバロンの中古車全部が元々程度が悪いと言っているわけではありません。
こういった点から私がレッドバロンの中古車を割高と感じるのは見えない部分にキッチリとコストをかけて整備された中古車でパッと見があまりキレイではないからでしょう。
もちろん中古車ですから
どれだけきちんと整備していても見落としがあって故障するかもしれません。
どれだけキレイな見た目であっても機能的な部分が劣化しているかもしれません。
こればっかりは買ってみないとわかりません。
整備の必要が多いものをキッチリ整備し直したバイクが良いか、元々整備の必要が少なく、最低限整備されたバイクが良いかは人それぞれの判断でしょうし、故障しやすいかどうかは乗ってみるまで分かりませんし、乗り方によっても変わってきます。
バイク王ダイレクトショップの保証やアフターケア
実際、中古バイクの売買でトラブルは多いです。
トラブルの原因を探ってみると、
- 不具合個所の「言った、言わない」の買い手と売り手の認識違い
- 保証内容があいまい
- 乗ってみたら聞いていた乗り心地と違っていた
こういったものが多いです。
新車のバイクと中古バイクの違いとして
保証を『メーカー』がするか『お店』がするかという点では大きく違います。
そして、メーカーが保証するかお店が保証をするかでの違いはその内容の明確さにあります。曖昧な取り決めや曖昧な対応がトラブルを生むのです。
マニュアルが開示されていればトラブルは減る
お客としても、新車に乗っていてトラブルが発生したときにお店は受け付けてくれたけど、メーカー側から断られた場合は結局納得するしかないですよね。
これはなぜかというと、メーカーは保証内容をキチンとマニュアル化して「今回だけは」のような対応はしないからです。
納得できるように内容も保証書やホームページなどに開示されています。
こうした点でバイク王は買取専門店として全国展開するためにマニュアル化には特に力を入れて来ています。
創業者で取締役会長の加藤義博 氏は
バイク業界に入るきっかけとなったバイクショップでアルバイトをはじめた時に、当時のバイク業界は『職人気質』が強いと感じた。
と言っています。
マニュアルといったものがなく、
いわば『バイク屋オヤジの気分次第』
これが長年まかり通ってきた業界でした。
そこにマニュアルをキチンと用意してバイク買取で成功したのがバイク王です。
ダイレクトショップにおけるバイク販売でも『マニュアル化』はキチンとなされています。
バイク王のホームページには
長期保証欄には走行距離や年式による保証期間の分類、そしてどれが消耗部品でどれが保証されるかについても詳しく書かれています。
また、『返品保証』というサービスがあって、消費者のリスクを最小限に抑える努力もされています。
保証に関して注意したいネット上の悪い評判
「無料保証はつくけど6ヶ月に一回、有償点検を受けないといけないと言われた。」
一応バイク王のホームページ上にも書かれていますし、購入時には説明があるでしょう。
ただ、結果的には確かに『有償保証』になりますね。
注意しなければならない項目です。
「保証項目に入っているサスペンションのオイル漏れを保証してもらえなかった」
『修理金額が大きい物は保証される』と勝手に思い込んでいる人は意外に多いです。
保証対象外部品一覧には消耗品の例が掲載されており、 消耗品とは走行または、時間経過とともに劣化し、磨耗する部品と書かれています。
サスペンションのオイル漏れの場合はサスペンション内の『ゴムパッキン』の劣化でしょうから、消耗品だと考えられます。
また、リアサスペンションの場合は分解できないことが多く、丸々交換となることが多いです。
他にもエンジンからのオイルにじみやホイールベアリングの音鳴り、こういったトラブルは消耗品によるものです。
修理をお願いして消耗部品を交換をしてもらいましょう。
『ボルトが抜け落ちていた、まともな整備ができないのか 』
これはなんとも言い難いですね。
はじめから締め忘れたのかもしれませんし、走行中に外れたのかもしれません。
バイクは車と違って振動の多い乗り物ですから、特にカウルやヘッドライト、ウィンカーなどは、思っている以上にボルトは緩んできます。
定期的に増し締めをする習慣をつけましょう。
まとめ
中古バイクを買うならバイク王ダイレクトショップが一番おすすめ。
・・・とは言いませんが、良質なバイクが多いという評判は本当の様です。
キレイで整備があまり必要でない中古バイクは大事にされてきたバイクだと思います。
そして、最大の特徴はバイクの素性がわかりやすいところです。
例えば年式不相応にきれいなバイクであっても素性や理由がわかれば安心して購入できると思います。
バイク王ダイレクトショップもレッドバロンも悪い評判がネット上には多いですが、大きな企業が全国展開しているからだという事もあるでしょう。
1店舗の悪評は全店舗の悪評になりえます。
バイクは中古とはいえ高い買い物になります。
しかし、たくさんお金を出したところで中古バイクは中古ですからどこで買ってもアタリ、ハズレは必ずあります。(新車でもたまにあります)
あまり気にしすぎていると
「じゃあ新車買えよ!」
ってことになってしまいます。
自ら選択肢を減らさずに広い目線で中古バイクを探すことが大事だと私は思います。
▼バイク王での買い取りレポートはコチラ