宮沢崇志
2017年5月18日03時00分
豊橋市自然史博物館は、同館の活動を支えるボランティア手製の科学教材を集めた冊子を発行した。ボランティアが自ら執筆・編集を担当。昆虫が成長ごとに姿を変える変態を再現したぬいぐるみやフライドチキンでつくる骨格標本など、アイデアが詰まった教材が紹介されている。
同館が教育普及のボランティアを初めて募集したのは1996年。登録第1号の伊津野泰子さん(59)=豊橋市=は、その前年から化石のクリーニングなどを手伝っていた。
大学では農学を専攻し、カイコの研究に取り組んだ。高校で生物を教えていた経歴を持つ。夫の仕事の関係で住んだカナダで、博物館を支えるボランティアがいることを知った。「阪神大震災があって、日本でもボランティアが注目された時期。豊橋に住むようになって、博物館のお手伝いができないか相談したのが最初です」と振り返る。
来館した子どもたちに科学に親…
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