2017-05-18

弁護士三◯義隆の欺瞞

痴漢冤罪問題に係る三◯義隆弁護士の主張が、ネットの一部で物議を醸している

気づきの方は少ないとお見受けするが、この主張には恐ろしい論法が使われていることにどれだけの方が注意を払えただろうか

結論から言うと、属人論法と相対化によって自分立場を強化しつつ、世論をあらぬ方向へ導こうとしている

属人論法とは、何を言ったかではなく、誰が言ったか発言評価や取り上げ方を変えようというもの

煙に巻きたい側が多用する論法

相対化は、口撃相手も悪いが貴方にも問題がある、だから先ずは貴方が正せと

こちらも追及を逃れたい側が多用する論法

「今の司法制度運用には問題がある。国民刑法認識人権意識問題があるからだ」

こう説けば司法制度側の行政組織司法関係者の、これまでの怠慢から目を逸らさせることができる

意見対立する、取締まられる側同士の潰し合いへと陽動することができるのだ

陳腐なやり方だが、ブコメ欄を見る限りその策略に容易く嵌ってしまっていることが見て窺える

彼の主張を鵜呑みにしたところで「では国民認識が変わらなければ、司法批判する自由はないのか。司法に変革を求める資格はないのか」と当然のように疑問が浮かんでくる

この一連の責任転嫁といっていい言動は、弁護士である自分を高みにおいて、言うことを丸呑みできない人間を貶め社会的評価を落とす以上の価値は持たない

弁護士は、弁護する相手人格や経歴で態度を変えてはいけない職業である

だが三◯義隆弁護士は、権力蹂躙される側に瑕疵がある。蹂躙されて当然、といっているに等しい

ではなく、どうすれば社会意識が変えられるのか、司法ルールを厳守させられるのか

知恵を絞って民衆と共に闘うのが弁護士という職業ではないのか

揚げ足取りに終始して、何ら建設的な提案を出さな弁護士容認され持て囃される風潮こそ、司法の荒廃を如実に物語っている

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