良い子(成人)のみんなに愛されて20年。節目を迎えた今もファンから根強い人気を得ている働く車「マジックミラー号」が1/12スケールで立体化。ネイティブより9月に発売決定しました。
発売に向けていよいよという某日、ネイティブの中の人から「あのさぁ……1/12 MM号の現物あるんだけど、遊びにこない?」と誘われ、ホイホイとカメラ片手におでかけしてきましたので、製品の魅力に迫ってみます。
2月に開催されたホビーイベント「ワンダーフェスティバル」で発表され注目を集めた(関連記事)「1/12 MM号」は、代名詞であるマジックミラーの他、窓となるコンテナ壁の開閉ギミック、内部の空模様の壁紙など、原作(?)であるマジックミラー号の仕様を再現。同じスケールのフィギュアを並べてみると、その迫力満点の大きさがよく伝わるでしょう。
開閉ギミックのついたコンテナ壁で隠されたマジックミラーを露出させると、明るい場所では内部はほとんど見えず。中で何が行われているのか……いやー、分からないなー。
このままでも十分にマジックミラー号として楽しめますが、内部の天井には電灯(電源は単三電池4本)が搭載されており、屋根の上にあるスイッチをオンにすると……内部が明るくなってMM号の中の様子が見えるように!
見えちゃいけないものが見えてしまう。本物のマジックミラー号ではあってはいけない事故ですが、それが楽しめるのも魅力です。
MM号はマジックミラーの外側と内側の明暗差で可視・不可視が変わるという特性を利用しており、これを再現するために屋根に電灯が設置されているわけですが、「電灯をつけるときのチカチカッとする感じを再現するために、専用のプラグラムを組んで実装した」という斜め上をいくこだわりを語っていた中の人の笑顔が忘れられません。
電灯をオンにした状態で室内を暗くすると、よりはっきりと内部の様子が見えます。もはや隠す気はありません。見て、もっと見て!
普段は外側しか見る機会のないマジックミラー号ですが、背景のついた側面(マジックミラーの反対側)は屋根と一体になっており、取り外すと内側からの視点が楽しめるようになっています。
本来ならシャワー室として利用されているスペースもしっかりと確保されていますが、こちらは「シャワー室を自作したり、フィギュアを使って遊んでもらうときに活用していただいたり、ユーザー側の遊びの部分として楽しんでもられれば」と語っていました。
というわけで遊んでみました。
「1/12 MM号」はコストを抑え、拡張性をもたせた設計で開発したそうです。自分だけの「マジックミラー号」企画を妄想して、それをフィギュアで再現するというのはとても楽しく、あのキャラやこのキャラでうへへっと夢が広がりますね。
「1/12 マジックミラー号」は2017年9月に発売。5月23日から予約受付がスタートし、締め切りは6月23日。価格は1万8800円(税込)となっています。
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