ブログを始めてはや9ヶ月、もう「アニメムラ」には戻るまいと覚悟を決めて、できるだけ冷静に外からこのコロニーを見続けてきたが、いろいろ言いたい放題言ってきた中で、「アニメムラ」に限らず、世界レベルで根強くこびりつく問題やその反動として起こりつつある変化の根底にあるのはやはり、

「SNS」

だと確信する。


まず、SNSで世界中の人々と繋がれるようになったのに、どうして反比例的にコミュ障が増えているのか?この矛盾にあたって、簡単に考えると、

・面と向かったコミュニケーションが減った。
・匿名でしか物を言えなくなった。
・「少数派」でいることの恐怖が増した。
・そもそも「コミュ障」の一種だった「ノイジーマイノリティ」、ていうかぶっちゃけ「キチガイクレーマー」が、巨大に見えてしまうよう(誤って)可視化された。

ざっと挙げてこうだろう。

しかし去年から段々と、世界レベルで、絶望的とも思えたこのコミュニケーション不全状態に対する、改善の兆しが見え隠れするようになった。
「民意」の発露が散見されたのだ。

もちろんEUもアメリカも、それがいい結果を招くと思えるレベルにまではまだまだ到達していない。
とんでもないカタストロフィが起こる可能性もある。
日本も危ない。北朝鮮が。

しかし、一時期に比べたらマシなのではないか、そう僕は考えるようになった。
ただこれも『薄暮』のクラウドファンディングが成功したから言えるのだろうけどね・・・。

日本が、そして「アニメムラ」が「SNS」の魔手から逃れるには、もうひと頑張り必要だろう。
ちゃんと顔を見て話をし、匿名を失くし、「ノイジーマイノリティ」に振り回されず、意思ある「サイレントマジョリティ」を貫き通すことができるようになれば、日本もアニメも変わる。


まずは「共謀罪」論議かな。日本の可能性を信じ、「それでもこの国は美しい」と信じよう。