次女夫婦が静岡から福岡に引っ越してきたので、最近、会う機会が多い。
先日も、僕の母が、越してきた次女夫婦の家を見たいと言うので、母、妻、次女そして僕の4人で次女の家を見に行った。
まず、父が母を僕の家に連れてきた。
久しぶりにミュウとシャケに会った母は、とても嬉しそうに2匹を撫でまわし、しきりになにかを話しかけるなどしていた。
母は、動物や子供に話しかけるのが好きなのである。
認知症になってからは特にその傾向が強くなり、最近では、ぬいぐるみなどにも話しかけるようになった。
外出した際などは、小さな子供に話しかけ、ついて行ったりすることもあるので、不審者に間違われないか心配な時もあるほどである。
ひとしきりミュウとシャケと遊んだ後、次女夫婦の家を見に行くため、母、妻、次女、僕の4人はクルマに乗り込み、出発した。
クルマで移動している間、暇なのでしりとりをやろう、ということになり、母、妻、次女がしりとりを始めた。
妻 ”しりとり”
母 ”リンゴ”
次女 ”ゴリラ”
妻 ”ラッパ”
母 ”パン”
これほど早く終わったしりとりを僕は初めて体験したが、クルマのなかは笑いにつつまれたのだった。
言葉の終わりに”ん”がつくと負けになる、というルールは理解しているようだったが、つい言ってしまったようで、言った後、”あ~、だめだめ”などと言っていた。
母と一緒にいると大変なことも多いが、思わず笑ってしまうようなことも多い。
これからはそういうところをたくさん見つけていかないといけないんだろうなあ。