レロ・イ・イルマオン書店(ポルトガル)
絶景といえば美しい自然や街並みを思い浮かべがちです。しかし、世界の絶景を選定する今回のミーティングでヨーロッパ企画担当者から発案されたのは、なんと本屋でした。
しかも「現役で営業中の本屋さんです」というではありませんか。店内の美しさは既にネット上で有名になっており、入店するにはチケット購入が必要なほどの人気ぶり。
魔法使いの少年が活躍する映画のロケ地にもなったという店内は、確かに魔法空間に入り込んだような趣きがあります。
世の中には「世界で最も美しい本屋さんは?」というランキングがあるそうです。その順位に関して、私たちが言及するつもりはありません。でも、旅先で素敵な本屋さんに出会えたら…と思いを馳せることはとても新鮮に感じられました。
ボンネビル塩湖(アメリカ)
アメリカ企画担当者が持ってきたのは、1枚の写真。それを見て誰もが「今人気のウユニ塩湖だな」と思った瞬間、企画担当者が放った言葉がこれでした。
ボンネビル塩湖は、南米よりもはるかに短い所要時間で行けるアメリカ合衆国にあり、最寄のゲート都市ソルトレイクシティから車で2時間ほどで到達することができます。また、標高約1,300mなので、ウユニ塩湖へ行く人を悩ませる高山病の心配もありません。
この点に注目し、2017年はルックJTB世界の絶景の1つとして、雨期に降った雨が溜まって地面に水が張る時期(例年4月から6月)の限定でご案内することにしました。
水の張った湖面に空が映り込む鏡張り景観が現れる条件は、「晴天、無風、地面に張る適度な水量」です。自然現象ゆえ、とにかく祈るのみ!
イグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン)
南米で人気の訪問先イグアスの滝は、ルックJTB世界の絶景では今回で5回連続の登場!その選定理由が、イグアスの滝の魅力と楽しみ方の奥深さなのです。
イグアスの滝を見る遊歩道はブラジル側とアルゼンチン側の両方にあります。それぞれで滝を見る視点や角度が異なるので、ルックJTBでは全コース両方の国から見る日程にしています。
イグアスの滝は規模が大きいので、その全貌を知るために滝上空のヘリコプター遊覧を強くお勧めします!
ルックJTB世界の絶景ウェブサイトやパンフレットでは掲載写真にこだわっています。しかしながら、パンフレットでお伝えできないのが、視覚以外の感覚です。滝に近づくにつれて増す水の音、滝から湧き立つ水しぶき、あるいはオプショナルツアーでご案内するボートツアーで眼を開けていられないほどの水をかぶるのも一興。
イグアスの滝で満月の前後5日間だけ催行される、月明かりだけで夜の滝を楽しむ「フルムーン・ツアー」では、暗い夜に感覚がより研ぎ澄まされ、昼間の観光とは異なる体験ができます。