これから本格的に暑くなってきますね。汗の季節がやってきます。夏場は頭皮を清潔にしておかないとフケや抜け毛につながる恐れがあります。正しいシャンプーの仕方をマスターして、夏場の頭皮ケアをしっかりと行っていきましょう。
シャンプー前に行うこと
髪を濡らす前にブラッシング
ブラッシングすることにより、髪のホコリや汚れ、頭皮の皮脂、フケが浮いて流しやすくなります。スタイリング剤等を使用している場合は、手でやさしくほぐしてください。ほぐすのが難しいようなら無理せず、次のステップの予洗いで洗い流すようにしてください。
お湯で予洗い
次に、お湯で髪の毛をよく洗います。さっと濡らしただけで、すぐにシャンプーを始めていませんか?最低でも2分程度は髪の毛と頭皮全体をゆっくりとお湯で温めるようにして洗ってください。
お湯で洗うだけで、髪の毛についていた汚れはほとんど洗い流すことができます。そして、指の腹で地肌もやさしく洗ってください。頭皮をお湯になじませておくと毛穴が開き、シャンプーの洗浄成分が頭皮になじみやすくなります。
シャンプーを手のひらにとり泡立てる
シャンプーを手のひらに出して泡立ててから、髪と頭皮につけて、髪を利用して泡立てます。分量は500円玉くらいですが、髪の毛の長さや量によっても違うので、自分で調整してください。大量につけても洗浄力はアップしないので、くれぐれもつけすぎにはご注意を。
手のひらにとったら、お湯といっしょによく泡立ててください。たっぷり泡立てることで、頭皮をやさしく洗うことができます。
地肌を洗う
髪の毛についた汚れは、シャンプー前の予洗いで、すでに落ちているので、シャンプーで洗うべきところは頭皮です。髪の生え際から頭頂部に向けて、両手10本の指の腹をうまく使って頭全体の地肌を洗っていきます。
このとき、10本の指の腹で地肌をまんべんなくマッサージしてください。血行がよくなり、毛穴に詰まった皮脂も取れやすくなりますよ。指先の力の入れすぎに気をつけてくださいね。
よくすすぐ
すすぐ時にも、指の腹で頭全体の地肌をマッサージするようにしてください。すすぎ残しがあると、頭皮トラブルの原因になります。髪の毛よりも頭皮をしっかりすすぐように意識してください。
頭皮をマッサージしながらすすぐと、お湯の流れによって髪の毛もすっかりきれいになります。
リンス、またはトリートメントをつける
しっかりとすすいだら、リンスかトリートメントをつけてください。これらは髪の毛のダメージをカバーするものです。髪の毛につけて、毛をなめらかに、しなやかにするためのものなので、頭皮にはつけないように気をつけてください。
トリートメントの場合は、毛髪内部に成分を浸透させるために数分置くようにすると効果的です。
その後は、トリートメント等が頭皮に残らないようにしっかりとすすぎます。すすぎ残しがあると頭皮トラブルの原因になるので、指の腹で地肌も丁寧に洗い流してください。
タオルドライをしてすぐに乾かす
髪の毛が濡れている時は、毛の表面のキューティクルが開いてはがれやすくなっています。そのため、中から水分が抜けやすく、傷みやすくなっている状態です。シャンプー後はすみやかにタオルで水気を拭います。
タオルドライで、できるだけ水気をふき取ることでドライヤーをあてる時間を短縮します。ドライヤーの熱で髪の毛が傷んでしまうからです。
ドライヤーをあてる時は、地肌もしっかり乾かしてください。地肌がいつまでも湿っていると常在菌が繁殖して、フケや臭いの原因となってしまいます。
湯シャンは髪にいいの?
一時期、お湯だけで髪を洗う「湯シャン」が流行りましたね。湯シャンで髪の毛についた汚れやほこりは洗い流せますが、これはノーマルタイプの肌質の人が毛髪に何もつけていない場合の話です。
今時は、スタイリング剤等を使用している人が多く、それらはお湯だけでは落としにくいと考えられます。
本来、シャンプーの主な目的は頭皮を洗うことです。頭皮から分泌された皮脂を洗い落とさなければなりません。もし湯シャンをするなら時間をかけて頭皮を洗うようにしてください。肌質によっては湯シャンが合わずにニオイやフケが出てくることがあります。その場合は、シャンプーで洗うようにしてください。
おわりに
以前、湯シャンをしたことがあります。3日ほど続けてみましたが、頭のニオイが気になってしまい、その後は続きませんでした。私には合わなかったようです。
シャンプーで洗うことで、髪の毛がダメージを受けたり、必要な皮脂まで落とされて皮脂分泌が過剰になるのではないか、という考えもありますけどね。
暑くなってくると、体だけでなく、頭も汗でベタベタして気持ち悪く、においも気になりますよね。正しいシャンプーの仕方で、汗も汚れも落としてスッキリしましょう!
以上、「夏場のシャンプーの仕方でスッキリ!あなたの頭は汗やアブラで汚れていませんか?」についてでした。
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