豊洲市場 新対策で無害化目指せる 都の専門家会議が見解
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豊洲市場の土壌汚染対策を検証する東京都の専門家会議は、建物の地下にある空洞について、コンクリートを敷くなど新たな対策を講じれば、土壌の汚染を環境基準以下に抑える「無害化」を目指せるとする、見解をまとめたことがわかりました。小池知事は汚染レベルが環境基準以下に抑えられるかどうか重視する考えを示していて、移転の可否をめぐる最終的な判断が注目されます。
東京都の専門家会議は、豊洲市場で、盛り土がないことが発覚した建物の地下が空洞になっていることや、地下水から環境基準を上回る有害物質が検出されたことを受けた検証を続けていて、安全性をさらに高めるための対策案をまとめたことがわかりました。
それによりますと、土壌に含まれる有害物質が気化して地下の空洞に上昇するのを防ぐため、空洞の底に特殊なシートやコンクリートを敷くほか、換気設備を新たに整備するとしています。また、地下水の汚染対策として、地下水をくみ上げて水位を一定に保つ「地下水管理システム」のポンプ機能を強化するとしています。
そのうえで、これらの対策を進めることで、土壌の汚染を環境基準以下に抑える「無害化」を目指すことができるとする見解をまとめています。
土壌汚染の「無害化」は、東京都が石原知事時代に移転の条件として設定していて、小池知事は「無害化」が達成されているかどうか重視する考えを示しています。
これらの検討結果は18日に開かれる専門家会議で公表される予定で、移転の可否をめぐる重要な判断材料と位置づける小池知事が最終的にどのような判断を示すのか注目されます。
それによりますと、土壌に含まれる有害物質が気化して地下の空洞に上昇するのを防ぐため、空洞の底に特殊なシートやコンクリートを敷くほか、換気設備を新たに整備するとしています。また、地下水の汚染対策として、地下水をくみ上げて水位を一定に保つ「地下水管理システム」のポンプ機能を強化するとしています。
そのうえで、これらの対策を進めることで、土壌の汚染を環境基準以下に抑える「無害化」を目指すことができるとする見解をまとめています。
土壌汚染の「無害化」は、東京都が石原知事時代に移転の条件として設定していて、小池知事は「無害化」が達成されているかどうか重視する考えを示しています。
これらの検討結果は18日に開かれる専門家会議で公表される予定で、移転の可否をめぐる重要な判断材料と位置づける小池知事が最終的にどのような判断を示すのか注目されます。