高慢と偏愛

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大上段から斬りこむ偏愛ミーハー海外ドラマ日誌

 

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『ハウス・オブ・カード』シーズン2最終話見ました

『ハウス・オブ・カード シーズン2』―イマジカBS公式サイト

ケヴィン・スペイシー主演、デヴィッド・フィンチャー製作総指揮という話題作、日本ではイマジカBSで放送されていたのだけれど、先日シーズン2視聴完了。

とはいっても、実はシーズン1の途中で中だるみを感じて中断してしまい、ずっとお蔵入りになっていた最終2話を見たら超面白くなっていて、これはシーズン2も見なきゃ!と思った時には時既に遅し、結局一番面白かったであろうところは見逃して、後半部分だけ追いついたのでした。

でもそれでも十分面白い!『HOMELAND』よりこっちの方がよっぽどリアルな気がする(描いている舞台は違うけど)。
とはいっても、アメリカの政界がほんとにこのドラマみたいだったら恐ろしいけれど。。。(でも多少なりともこんな感じな気がする)

例によってあまり真面目なコメントはできませんので、ミーハー&くだらなポイントだけ。

・捨て身のセルフパロディか?!
このドラマ、基本的にはシリアスかつ重厚なつくりで進んでいく大人のドラマなんだけれど、私が度肝をぬかれたのは、シーズン1途中でスペイシー演じるフランシスが母校に戻り、かつての旧友たちに会うシーン。
仲間の一人と、かつて「BL(ボーイズ・ラブ)」的関係だったことが匂わされるんですよそこで!!
ケビン・スペイシーといえば私的には(私だけ?)「思いっきり真っ黒な隠れゲイ」としてハリウッドで名を馳せている大物俳優。そのスペイシーが、まさかポリティカル・サスペンスでこういうシーンを演じることになろうとは!
これは作品を通じた密かなカミング・アウトか?と思わず鼻息荒くなってしまったのでした。
この回は結構面白くて、元グリークラブらしいフランシスが、旧友たちと一緒に「シェナンドー」をアカペラで合唱するシーンなんかは、さながら「アナザー・カントリー30年後アメリカ版(もはや原型をとどめてないw)」で、BLならぬ「SL(シニア・ラブ)」という言葉さえ浮かんだのでした。しかし絵づら的にはいい歳したおっさんで、やっぱり「萌え」というわけにはいきませんでした、わたくしはw(SL好きにはたまらないかもしれません)でも曲は美しくて素敵でしたけど。

・”糟糠の妻”っぷり、パねぇ!
で、そんなスペイシーのSLシーンはこの回で終わりかな、と思いきや!なんとシーズン2では「SPと3P」ですよ!!(ローマ字多いなあw)これにはびっくりしたねえ。
フランシスに両刀使い(バイセクシュアル)の気があるのは、いくら仲の良い夫婦でも、妻のクレアには内緒かと思っていました。
が!が!!
なんと自らSPを誘惑し、夫フランシスに「あてがって」あげています!しかも三人で楽しもうとしています!
(しかし、さすがにこのSPがなびいちゃうところはちょっとした違和感が・・・後で恐喝されるリスクとかもあるし、クレア相手ならまだしも、おっさんフランシスにセクシャルな魅力を感じるのかというのも・・・まあこれはこのSPを長いことかけて吟味し手なづけて、機が熟した上での「お誘い」だったのでしょう。あな恐ろしや)
翌朝の夫婦の会話がまた怖い。
クレア「よく眠れた?」
フランシス「子犬のようにぐっすりだ」
クレア「よかった。あなたにはそれが必要だったのよ」
と、お互い新聞を読んだりコーヒー入れたりしながら、まるで普通の会話のように交わすのだ!
仕事上で大きなストレスを抱えていたフランシスを気遣って、「よく眠れるように」SPとの3Pまでセッティングしてしまうクレアの「糟糠の妻」っぷり!!恐れ入谷の鬼子母神。

そう、このドラマ、ケビン・スペイシーに引けを取らない素晴らしい存在感を示しているのがこの鬼子母神、いやクレア・アンダーウッドを演じるロビン・ライト・元ペン。
もうね、まさに当たり役!頭のてっぺんから足の先まで、体全体でクレアを具現している感じです。
髪型も、トップは金髪のベリーショートで、襟足にかけて黒くなり、首に沿うようにちょっと長めで、いつも完璧にセットされてる。このスタイルを維持するだけでも週一日、いや毎日こまめにカットしないと無理なんじゃ、と思わせる。あと体型も素晴らしく、作中でもランニングを欠かさない設定。いつもものすごいタイトなワンピースやスカートでバシっと決めてて、シャツは常にイン!タイトなのにイン!!

私自身はあまりスレンダーな女優さんは好きじゃなかったんだけど、このドラマのロビン・ライトには感服いたしました。そもそもあの元問題児、ショーン・ペンと比較的長期間結婚していたこともあって、きっと私生活ではしっかり者で懐の深い人だと踏んでいた。その自信が確信に変わったのは、ゴールデン・グローブ賞授賞式で、見事主演女優賞を受賞したときのこと。この賞ではいつもお酒や食事が振る舞われるのでテーブルが大きくて会場は隙間なくぎっしり埋まってる感じなのだけれど、呼ばれたロビンはステージから遠いところにいた。すると、ドレスアップした状態でヒールも高いだろうに、思いっきりステージまで走る!走る!しかもその走り方が、「普段から走ってます」的な、なかなかのフォームで、女の子がちんたら走ってる感じじゃなくて、マジ走り。昨今の授賞式関係は不況のあおりもあってか、かなりタイムスケジュールがタイトで、ケビン・コスナー(名指しw)とか、事情をよく分かっていないヨーロッパの大物女優とか、スピーチが長い人たちには容赦なく「早く終われ」テーマが流れる状況なので、それをよく理解した上で走っている(しかもスピーチも手短だった)ロビン・ライト、裏方たちにもさぞ好かれている、気配り姐さんなのだろうなあとかなりの好感を持ったのだった。(でも、マジ走りのおかげで、ホルタ―ネックのドレスから「乳止め(生乳がはみ出さないように留める)」テープのようなものが剥がれて横から見えちゃってたのがもう涙ちょちょぎれものでした。スレンダーがこんなところで災いしちまったね。でも偉いよロビン・ライト!)

ちょっと話ずれましたが、そんな気配り女優・ロビン・ライトが全身全霊をかけて演じている感のあるクレアの役どころがすごい。このドラマ、フランシスがかなりアクの強いキャラなので、普通のありきたりドラマならば、フランシスが周りの地味で愚鈍な者たちをバッタバッタと倒していき、脇役はケビン・スペイシーの引き立てに過ぎない、という展開になりそうだけれど、もうみんなアクが強くて、一筋縄ではいかない連中ばかり。簡単にはフランシスの術中にははまってくれないのである。だからこそフランシス&クレアはこれでもかこれでもかとドス黒い計画を練り直さなければならないんだけれど、そこが面白いのだ。で、こんなドス黒い人間たちの中でもフランシスを凌駕するほどのドス黒さがこの奥さん。シーズン2ではフランシスの宿敵っぽい敵キャラが現れるのだけれど、こいつもなかなかのタマで、フランシス陣営はさんざん打撃を被った。そこでフランシスが「あいつを葬ってやる」と決意を新たにするのだけれど、すかさずクレア「それだけじゃ足りないわ。苦しめてからよ」と言い放つ。そしてフランシス、カメラ目線で(このドラマではフランシスがカメラ目線で独白するスタイルで話が進みます)「この女性を恐れるべきか、感服するべきか。我が妻ながらあっぱれ」。いやーほんとにあっぱれですよ。この夫婦、やってることはえげつないんだけど、この全てを受け入れて認めあう「夫唱婦随」のレベルがもはや、「純・愛♡」という言葉さえ浮かんできてしまうほどピュアの高みにいっちゃってる気が。シーズン1ではイマイチ感情移入できなくて、嫌悪感も覚えていたくらいんだけど、今はすっかり応援、とまではいかなくても行く末を是非見たいと思うように。あと気になるのが、この夫妻のドス黒い行いは果たして、よく『24』でも大統領が言っていた台詞、「より大いなる善(greater good)」のためになされているのか、という点。二人とも、意外と人間らしいところもあるっちゃあるし。

シーズン2ではついに登りつめちゃったフランシス、今後の展開から目が離せません。
しかしラスト・シーンのあの長いタメ、カメラ目線、「カカンっ!」と机をたたくアクションまで、まるで歌舞伎のような見事な大見得でしたね。
ケビン・スペイシー以外に誰かできそうな人いるかなーと夢想してみたのだけれど、なかなかいないね。このドラマはイギリスドラマのリメイクで、オリジナル版ではもっと歳をとっている設定なのだけれど、スペイシーと同世代っぽい俳優では(見た目のイメージで言ってるので実年齢は関係ありません)、
アレック・ボールドウィン(太り過ぎ)、ジェフ・ブリッジス(ひげ邪魔)、エド・ハリス(小さい)、ゲイリー・シニーズ(小さい)、ダニエル・デイ・ルイス(アメリカ版リメイクだからアメリカ人にやってほしい)、バル・キルマー(なかなかいいかも?)、ビンセント・ドノフリオ(いいかも、でもちょっと地味)、カイル・マクラクラン(ちょっとヤワい)、マシュー・マコノヒー(チャラい&鍛えすぎ)、
と、どれもスペイシーほどはハマりそうにないですね。

シーズン3が待ちきれません。
あっそうそう、イマジカBSでは、iTVコレクションとして(ITVといえば、大好きなグラナダTVが前身でもあります)、イギリスドラマを放送予定だそうで、「セルフリッジ」というドラマを見るのが今からとても楽しみ。「アントラージュ」のアリ・ゴールドがイギリスに飛びますよ~
 
 

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Author:daijodan
海外ドラマといえば地味で硬派な刑事や
ギャングものが大好きですが、
一方でハリウッドゴシップにも目がない、
大上段ミーハー偏愛記録。

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