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2週間以上、続いているせきは風邪ではない

放置は禁物、「せきぜんそく」チェックリスト

2017年5月17日(水)

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 喫煙者だとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)も疑われる。長年の喫煙により肺胞が破壊される病気で、国内の推定患者数は530万人。自覚のない軽症者も含めると喫煙者の15~20%が発症する。気管支拡張薬などで治療するが、壊れた肺胞は二度と元には戻らない。厚生労働省の人口動態統計によれば、2015年には1万5756人が命を落とし、死因第10位。「禁煙は早いに越したことはないが、何歳でも遅すぎることはない」と大谷院長は話す。

 ほかにもアレルギー性鼻炎、後鼻漏(鼻水がのどに流れ込む)、逆流性食道炎(胃酸の逆流による食道炎)などでせきが起こることもある。いずれにせよ、2週間以上せきが続いたら要注意。大谷院長は「一般の内科よりも専門の呼吸器内科に行ったほうがいい」と助言する。日本呼吸器学会の公式サイトに出ている「専門医一覧」などを参考に、最寄りの専門医を訪ねよう。

「せきぜんそく」のチェックリスト
  1. 風呂場などで湯気を吸い込むとせきが出る
  2. 夜間(寝入りばな、深夜)にせきが出る
  3. 明け方にせきが出る(せきで目が覚める)
  4. 冷たい空気を吸い込むとせきが出る
  5. 会話をしたときにせきが出る
  6. 笑ったときにせきが出る
  7. 線香の煙を吸うとせきが出る
  8. 電車に乗ったときにせきが出る
  9. エアコンをつけた部屋でせきが出る
  10. 香水の匂いを吸うとせきが出る
  11. たばこの煙を吸うとせきが出る
  12. ラーメンを食べているときにせきが出る
  13. せきがいったん出始めると止まらない
  14. 息を吐いたときにせきが出る
  15. 過去に同じようなせきが続いたことがある

(作成:大谷院長)

(写真=アフロ)

(日経ビジネス2017年2月20日号より転載)

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「2週間以上、続いているせきは風邪ではない」の著者

伊藤 和弘

伊藤 和弘(いとう・かずひろ)

ライター

フリーライター。1967年生まれ。新潟大学法学部卒業。医療・健康分野、文芸・マンガ関係の記事を中心に執筆。著書に『少年マガジン伝説』(電子書籍)がある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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