完全ワイヤレスイヤホンのBragiが、新モデルThe Dash ProおよびThe Dash Pro tailored by Starkeyを発表しました。Starkeyモデルは補聴器/カスタムIEMメーカーのスターキーが音質とユーザーに合わせて本体形状をカスタマイズするモデルです。
Bragi「The Dash Pro]発表。リアルタイム翻訳、自動トレーニング追跡など新機能多数、スターキーによるカスタム版も
最大駆動時間は5時間、ケースで5回充電できます。では合計駆動時間は何時間でしょう?
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これらProモデルはThe Dashシリーズの特徴でもあるBragi OSの新バージョンBOS3を搭載し、IBMのコグニティブ・テクノロジーことAI、Watsonを統合した自動トレーニング追跡機能、リアルタイム翻訳機能やハンズフリーのジェスチャーメニュー機能などを利用できるようになりました。なおBOS3は既存モデルThe Dashにもアップデート提供されます。
気になるリアルタイム翻訳機能は翻訳アプリの「iTranslate」と連携、40ヶ国語以上に対応しユーザーが喋った会話を目的の言語に翻訳して再生できるとのこと。Dash Proの左ユニットを3回タップすることで翻訳モードをオン/オフできます。
一方ハンズフリージェスチャー機能は顔や耳のまわりでヘンテコなポーズをすることで操作...ではなく、頭部の傾きや動きだけで操作を行う機能。たとえばバーチャル4Dメニューでは活動量計や音楽再生、音声アシスタント機能などを目前に並べたと想定し、その方向を向いて頷くことで機能選択することができます。さらにThe Dash本体でなく、ユーザーの頬をタッチ操作エリアにするShortcut機能も搭載。こちらも音声アシスタントや音楽操作などを割り当てることができます。
StarkeyモデルはカスタムIEMメーカーとしても知られるスターキーによるDash Proのカスタムモデル。ユーザーの耳の形状に合わせてDash Proのハウジングを作るため、スタンダードモデルに比べ高いフィット感が得られるはずです。さらに音質もStarkeyのシグネチャーサウンドに低音ブーストやイコライジング機能も追加される特別モデルとなっています。
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両モデルともバランスド・アーマチュアドライバーを採用。Bluetooth LEに準拠し、Android /iOS /Windows 端末に対してワンタッチでBluetoothペアリングが可能。コーデックはSBCおよびAACを搭載します。内蔵4GBストレージも引き続き搭載し、MP3/AAC(DRMなし)の再生に対応。水深1mの防水機能などは従来どおりです。
地味に嬉しいのはバッテリー駆動時間が最大5時間にのびたところ。さらにキャリングケースの内蔵電源を使って5回の充電が可能、単純に合計すると30時間は外部電源のないところで使うことができます。
価格はThe Dash Proが329ドル(約3万7000円)、The Dash Pro tailored by Starkeyが499ドル(約5万6000円)。The Dash ProはBragiのサイトから購入可能となっていますが、記事執筆時点では日本は出荷対象国には含まれていません。またStarkeyモデルは準備中とのことです。