今回は無用之用(むようのよう)です。
 役に立っていないようなものが実は役に立っている、と言うことです。
 えー!こんなことを言うのは老子だな!!
 そのとおりです。
 やっぱりー!!説明しなさい!
 器と言うものは、何も無い所が無くては使えない、車輪も、中心に何もないから、車軸を差すことが出来るのだ。だから、役に立っていないと思うようなものこそ、役に立っているのだ。と言うお話です。
 えー!!へりくつでしょー!だまされませんよ!
 車輪の穴は、車軸を指すためのもので、器の空間は、下の受け皿の部分があるから初めて役に立っているんだよ。空間だけあっても使えないの!!
 実は、かえるさんもこの理屈は無理あると思います、例えば、生徒は教わるだけだから、不要なのではない、今は役に立たなくても、勉強をすることによって、一人前になる、そして教師も生徒に教えることで多くを学んでいる、与えているだけではなく、ともに生み出しているのだ。とかどうですかね。
 おーいいじゃん、それっぽい。
 まあ、だいたいこんなことが言いたかったんだと思いますよ。
 出典は「老子」でした。