整腸剤って効果あるの?乳酸菌とどちらがいい?

[最終更新日]2017.03.27

お腹の調子が優れず、今すぐに解決したい!とお思いの方は、何を思い浮かべますでしょうか?

  • 整腸剤
  • 胃腸薬
  • 乳酸菌

など、色々頭に浮かんでは消えていきます。

「第二の脳」とも言われる「腸(お腹)」の不調は、善玉菌の減少にあると言われます。善玉菌を増やすために、上記3つは役立ってくれるのか、常備薬として使用して問題がないのか、などあらゆる疑問を解決していきます。

一足先に、整腸剤の危険性を把握したい方は、こちらをご確認ください。
>>整腸剤を使い続けることが危険な理由

目次

整腸剤ってどんなもの?

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なぜ腸が「第二の脳」と呼ばれているかと言うと、腸の役割が【食べ物の消化・吸収】だけではない、ということがヒントとなります。腸には、身体の70%もの【免疫細胞】が集中しているんです。

腸内フローラが悪玉菌に占拠されると

つまり、腸内フローラ(環境)の悪玉菌優勢時は、免疫細胞が正常に働けなくなってしまうんです。全身のピンチ!と言うことになります。一刻も早く解消したい事態ですが、そんな時に元の状態に戻してくれるのが【整腸剤】ということになります。

整腸剤とは、腸内環境を整えてくれる薬を指します。

整腸剤のタイプ

整腸剤にもタイプがあり、大きく分けて以下の3つがございます。

生菌タイプ

乳酸菌やビフィズス菌などを、生きたまま閉じ込めた整腸剤です。善玉菌を増やすため、腸内まで送り届けます。生菌が善玉菌化したり、善玉菌のエサ化させます。

消化酵素タイプ

口に食べ物を入れると、消化液が吹きかけられ、消化しやすい形に変化させていきますよね。

< 唾液 → 胃液 → すい液 → 胆汁 >の順番で消化酵素は吹きかけられます。消化液に含まれる消化酵素を、整腸剤に配合することで消化吸収の手助けをしてくれるのが消化酵素タイプです。

連日連夜の飲み会や脂っこい食事などで、胃腸がお疲れの時は活用したいタイプですね。

消泡剤タイプ

ジメチルポリシロキサン(消泡剤、別名ジメチコン)が含まれる整腸剤です。胃腸内に、不快なほどに異常発生したガスの気泡を破裂させて体外に出します。お腹が張って辛い時や、ガスをひと思いに出してしまいたい時にオススメです。

常備薬として使用可能か

3タイプのある整腸剤は、薬と言っても比較的リスクの低い「第3類医薬品」「指定医薬部外品」なので、副作用は少ないとされます。ですので、常備薬としての使用は、現状問題がないと言われてきました。

しかし、飲み続ける危険性にも注目しなくてはいけません。詳しくは、こちらを参考になさってください。
>>整腸剤を使い続けることが危険な理由

第〇医薬品、医薬部外品の違いって?

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さて、「第3類医薬品」「指定医薬部外品」という言葉が出てきました。薬を分類するための指標の一つなのですが、どんな視点から分類されているかご存知でしょうか。それは、人体への影響、つまり【リスク】の高低で薬を分類しています。

このリスクを示した法律が「薬事法」ですね。

医薬品

リスクの塊、最高潮にあるのが「医薬品」です。書面での説明を、対面で行うことが義務付けられています。対応が許されているのは、薬剤師だけです。

第1類医薬品

服用にあたり、極めてリスクの高い薬が「第1類医薬品」です。書面を使っての説明が必要となります。この医薬品は、薬剤師の処方・販売が義務となっております。

第2類医薬品

比較的リスクが高い医薬品なので、薬の購入者に、できるだけ口頭で説明をしてもらうという【努力義務】が課せられた薬です。第2類からは、ドラッグストアの登録販売者も販売可能になります。

第3類医薬品

服用のリスクは極めて低く、薬剤師・登録販売者からの説明に、法律上の義務はありません。

医薬部外品

病気の予防を目的とした薬で、その範囲は薬事法で定められています。

  • 吐き気や不快感の防止
  • 除毛や脱毛の防止
  • 育毛
  • あせも・ただれの防止
  • 口臭・体臭の防止

など15種類ございます。効果の認められた成分は含まれていますが、身体への影響が穏やかなものが該当します。

2009年の薬事法改正後に、生菌タイプの整腸剤は医薬品から医薬部外品への分類に変更されました。リスクのてっぺんから、リスクの底辺に移動したのです。こういった背景で安全性が認められ、整腸剤は手に取りやすくなりました。

整腸剤と胃腸薬の違い

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整腸剤と胃腸薬、どちらも「腸」がつきますが、違いは明確です。整腸剤は、腸の環境を整える「常備薬」となりますが、胃腸薬は「症状が出てから服用するもの」です。

胃腸薬の効果

服用後に期待できる効果としては、大きく2つございます。

  • 胃酸を中和し、胃の過活動を抑える
  • 胃酸の分泌を促して、働きを活発にする

胃を働かせないか、働かせるかを、選べるということですね。整腸剤が「指定医薬部外品」または「第3類医薬品」と人体リスクが低いのに対して、胃腸薬は「第1類医薬品」「第2類医薬品」と、リスク高めで販売されることが多いのも特徴です。

胃腸薬のリスクが高い理由

どうしてかと言うと、胃腸薬は、不調な症状が現れてから服用する「頓服薬」ですので、出てしまった症状を抑えるためには、それだけ強い薬が必要だということです。整腸剤は、胃腸の働きをサポートするためのものですので、根本から違っていたということですね。

胃酸を中和する危険性については、こちらで解説しております。
>>整腸剤を使い続けることが危険な理由

整腸剤の主成分は優しさではなく乳酸菌だった?

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人体への働きかけが緩やかな【整腸剤】には、優しさが溢れていますよね。主成分は「優しさ」と思いきや、乳酸菌であることがほとんどです。例えば、整腸剤の日本代表「ビオフェルミン」には、3種類の乳酸菌が配合されています。

  • ビフィズス菌、
  • フェーカリス菌
  • アシドフィルス菌

主成分の他、どんな成分で形作られているのか探ってみましょう。

トウモロコシデンプン デキストリン 乳糖 水和物 沈降炭酸カルシウム
アメ粉 白糖 タルク ステアリン酸マグネシウム

デキストリンとアメ粉

デキストリンとアメ粉(粉アメ)は、多糖類に分類されるデンプンの仲間です。デンプンに含まれる糖の量によって、呼び方が変わります。デキストリンは糖度が一番低く、アメ粉は糖度が一番高いもの。そしてデキストリンは、最終的にはグルコースへと変化します。

グルコースはオリゴ糖を含んだ二種類の糖で構成されます。【オリゴ糖】は乳酸菌の大好きな“エサ”です。腸内でグルコースへと変化したデキストリン・アメ粉は、乳酸菌を活発にするためのエサになるんですね。

沈降炭酸カルシウム

沈降炭酸カルシウムは、胃酸を中和して酸を抑える「制酸薬」です。乳酸菌は酸に弱いので、胃酸で殺菌されてしまう可能性があります。せっかくお抱えの乳酸菌が豊富でも、乳酸菌を生きたまま腸に届けられなければ、善玉菌を増やすことに繋がりにくくなります。届けるために、必要不可欠な薬品と言えます。

タルク

「タルク」とは<水酸化マグネシウムとケイ酸塩>からなる粘土鉱物の一種です。日本語では滑石といいます。タルクとは聞きなれない名前かもしれませんが、実は学生時代に必ず目にしているであろう“アレ”がタルクの塊なんです。

“アレ”とは、学生時代に絶対目にしているであろう「チョーク」のことで、チョークは、タルクの塊なんです。

タルクにも種類があり「食用タルク」や「製剤用タルク」もあります。製剤用タルクは、主に錠剤の艶出しに使われますので、ビオフェルミンでも同じような用途で使われていると推測します。

ステアリン酸マグネシウム

「ステアリン酸マグネシウム」は医薬品添加物の一種です。材料の1%以下という少量を混ぜることで、スムーズに薬を作れるようになります。原材料は、パームヤシの油なんだとか。まさに潤滑油ですね。

(※この分析は、成分から独自に分析したもので公のものではありません。)

原材料から考察

原材料を考察してみると、整腸剤は、乳酸菌を生きたまま腸へ送るための工夫が凝らされているのだな、という見解です。今回は有名どころ【ビオフェルミン】を例えに出し、成分を見ていきました。整腸剤は他にもたくさんあって主成分に個性はありますが、「腸に届ける」ことに特化した工夫は、どれも変わらないように見受けられました。

ビオフェルミンの種類

ビオフェルミンの成分を拝借いたしましたので、余談を一つご紹介します。

ビオフェルミンには沢山種類があり、この2つの違いをよく聞かれるんです。結論から言いますと、効能の違いは、“ほぼ”ありません。手に入れる過程が違うくらいですね。

  • ビオフェルミンS:ドラッグストアで購入可能
  • ビオフェルミンR:医療用で処方箋が必要

細かく違いを挙げるならば、ビオフェルミンSが3種類の乳酸菌で構成され、抗生物質と共に服用すると高い確率で乳酸菌が殺菌されてしまいます。しかしR錠・R散は1つの乳酸菌で構成され、抗生物質と一緒に飲むことを想定された薬であるため抗生物質で殺菌されにくいんです。

現在持病もなく、服用している薬がない場合であれば、Sで問題ありません。

用途別 整腸剤の紹介

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効果が穏やかとは言え、整腸剤はサプリメントではありません。立派な「薬」ですので、他の薬剤同様に効果は様々です。含有成分によって、用途は変わってきます。

症状1 便秘・コロコロ便

まずは、便通がスムーズではない方向けの整腸剤をご紹介します。ただし、薬である「整腸剤」に手を伸ばす前に、努力できる部分がありますので、ご自身の生活と照らし合わせて確認してください。

便秘気味の方は、腸内の水分量が不足していたり、身体の冷えが原因だったりすることが多いのです。それぞれ対処できる食べ物を、意識して摂ります。

  • 腸内の水分量UP:キャベツやサツマイモなどの食物繊維を多く含んだ食べ物
  • 体温UP:ゴボウやニンジンなどの根菜、ショウガやトウガラシなどの身体を温めてくれる食べ物

口から摂取した水分が腸まで届く割合は、なんと2割程度なんです。水分は意識して摂り、水分と絡まって腸まで同行してくれる食べ物がいかに大切か分かりますよね。

そんな便秘気味のあなたにオススメする整腸剤はこちら!

seityouzai_benpi販売:わかもと製薬
品名:強力わかもとW
有効成分:消化酵素

生菌タイプ×消化酵素タイプの整腸剤です。

 

便秘の大きな原因である「水分不足」が起きると、食べたものが長く腸にとどまり、悪玉菌が食物を腐敗させます。そこに消化酵素の入った整腸剤を飲むことにより、消化を促し、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を投入することで腸を活発化させます。

症状2 便秘と下痢を繰り返す

便秘と下痢を繰り返す、どっちつかずなお腹に悩まれている方も多いかもしれませんね。繰り返す原因の多くは「ストレス」です。疲れやストレスが多い生活では、自律神経が乱れやすく、腸の機能も左右されてしまいます。

便秘や下痢を繰り返す方にオススメの整腸剤はコレ!

seityouzai_stress販売:興和薬品
品名:ザ・ガードコーワ整腸剤PC
有効成分:乳酸菌/納豆菌

生菌タイプ×消化酵素タイプ×消泡剤タイプの、3つ揃った整腸剤です。

 

ストレスからくる不調は、根本から解決するしかありません。ストレスは、言ってしまえば全て<対人関係>から生じるものです。しかし現実的には、人間関係に疲れたからと新しい土地で生活を始めるのも大変ですし、新しい場所でうまくいく保証もありません。

そんな時には、納豆菌が入った整腸剤を服用して、腸だけでもせめて正常に戻そうではありませんか。納豆菌と乳酸菌、相性がとてもよく、乳酸菌の増殖率を多い時で【10倍】にも引き上げてくれます。

3タイプ揃った整腸剤ですので、ストレスで起こりうる、お腹のあらゆるトラブルを防いでくれることでしょう。

症状3 ダイエットによる便秘

ダイエットとは「身体を維持するための食事制限」という意味ですが、日本では「痩せること」という意味に置き換えられることがほとんどですよね。そのため、過剰な食事制限を行った結果、便秘になる方は後を絶ちません。

ダイエットによる便秘でお困りの方にオススメしたいのがこちら!

seityouzai_diet販売:太田製薬
品名:太田胃散 整腸剤
有効成分:調整細菌/健胃生薬

生菌タイプ×消化酵素タイプ×消泡剤タイプ、3セットの整腸剤です。

 

ダイエットによる便秘の原因は、食事量が減少することです。腸はグーっと収縮し、パっと弛緩します。この【グーパー運動】により、老廃物が腸から肛門へと運ばれるのが正常な動きです。しかし、食べる量が減少するとそのぜん動運動が低下してしまいます。

低下した結果、本来老廃物として排出されるものが長く腸にとどまり、悪玉菌によって腐敗していきます。そこで整腸剤の出番です。

今回は<症状1 便秘>の時とは違い、胃健生薬が力を発揮します。胃健生薬は味覚や嗅覚を刺激し、唾液や胃液の分泌を促します。それにより、食欲不振や消化不良を緩和させます。

ダイエットとは、健康な身体を維持するものです。過激なダイエットは控え、バランスの良い食事とたっぷりの水分を補給し、内側からも美しい身体づくりを目指しましょう。腸内フローラの乱れは、肌荒れや腹部肥満の原因になりえます。美を追求する美意識の高いあなただからこそ、腸にも優しい生活をしてくださいね。

症状4 お腹の張りが気になる

お腹の張りが気になるという方は腸内が悪玉菌優勢の状態になっているサインです。デスクワークが続いたり、オナラを我慢していたりするとお腹が張ったりします。腸を伸び縮みさせる活動を行わないことで、ガスの出ていくタイミングもなくなり、張ってしまったんですね。

そんなツライお腹の張りにはこちらがオススメ!

seityouzai_hari販売:小林製薬
品名:ガスピタン
有効な成分:消泡剤

生菌タイプ×消泡剤タイプの整腸剤です。

 

口から入れた食べ物を腸内で腐敗させるのが悪玉菌です。悪玉菌が発生させた有毒なガスが、お腹の張りの正体です。そんなお腹の張りを緩和させてくれるのが、消泡剤タイプのガスピタンです。ガスをつぶして排出し、生菌により腸内環境の整えることもしてくれます。

3タイプの自由自在な組み合わせが、整腸剤の使い勝手を高めてくれていることが分かりましたね。

ドラッグストアのプライベートブランド整腸剤

多種多様な【王道の整腸剤】を見てきましたが、身近なドラッグストアがプライベートブランドとして発売する整腸剤も存在します。今回は、この2店舗から発売されるプライベートブランドをピックアップしてみます。

  • ツルハドラッグMedis’one(メディズワン): 新ビクトミンS整腸錠
  • マツモトキヨシMKM:ビオラックス

“ビ”が最初につきますので、王者「ビオフェルミン」を連想してしまうのは、私だけではありませんよね。せっかくなので、プライベートブランドvs王道ブランドの対決を見てみましょう。

成分と価格比較

【メーカー】

商品名

【ビオフェルミン製薬】

新ビオフェルミンS

【Medis’one】

新ビクトミンS整腸錠

【MKM】

ビオラックス

1日の服用量と価格 9錠/70円 9錠/30円 9錠/26円
ビフィズス菌 18mg 27mg
フェーカリス菌 18mg 27mg
アシドフィルス菌 18mg 27mg

それぞれ、全く同じ乳酸菌が含まれていたなんて驚きですね。Medis’oneの成分配合がわかりませんでしたので、今回はMKMで王者ビオフェルミンに勝負を挑んでみたいと思います。

価格の差

まず、1日当たりの価格が歴然ですね。ビオフェルミンとマツキヨには、2.6倍もの差があります。(マツキヨが安い)

成分の差

価格が安いぶん、配合が心もとないかと言うと、引け目を感じることはありませんよ。1.5倍もの量が含まれています。(マツキヨが多い)ただビオフェルミンは、どの乳酸菌にも「コンク」がついているのですが、コンクには「濃縮」という意味があります。

含有量よりも、もっと大きな効果が期待できるということでしょうか。ただ、MKMの1.5倍の配合量と4割未満の価格設定を想えば、同格と言って良いでしょう。

価格の差はどこにある?

ビオフェルミンもMKMも、マツモトキヨシ店頭に出向けば手に入ります。ビオフェルミンはCMをばんばん流している分、人件費やら広告費が投入されているでしょうし、価格はその差と言ってもいいかもしれませんね。

メーカーの戦略の違いがここまでの価格差を生みますが、電卓をたたいてみないと分かりませんからね。プライベートブランドも、大いに活用して、腸内環境を健康に近づけたいです。

乳酸菌と整腸剤 どっちがいいの?

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前置きが長くなりましたが、ここから本題です。これまでご紹介してきた乳酸菌を主成分とする【整腸剤】と【乳酸菌そのもの】。善玉菌を増やすにはどちらを選べばいいのでしょうか。

ここで一つの前提があるのですが、“乳酸菌”は保健機能食品ですので、医薬部外品に分類される整腸剤とは畑が違います。簡単に言えば<乳酸菌は食品>で<整腸剤は薬>です。

乳酸菌の代表例は、ヨーグルトやヤクルト、乳酸菌サプリとなります。乳酸菌の良いところは、効果効能もさることながら医薬品と違って副作用がないところでしょう。整腸剤は緩やかな効果で安全性が保証されてはいますが、発疹などの副作用の報告もございます。

食品と医薬品の、乳酸菌含有量を比較してみましょう。

【医薬品 整腸剤】乳酸菌製剤 ビオフェルミンS

1日の服用量 菌数 ビフィズス菌 フェーカリス菌 アシドフィルス菌
9錠 9億個 18mg 18mg 18mg

先ほどはプライベートブランドと比較したビオフェルミンですが、1粒当たり1億もの菌が閉じ込められていました。

【医薬品 整腸剤】乳酸菌製剤 ザ・ガードコーワ 整腸錠PC

1日の服用量 菌数 納豆菌 ラクトミン
9錠 3億個 10mg 30mg

乳酸菌は「ラクトミン」のみですが、納豆菌が乳酸菌の効果を高めてくれますので、配合以上の効果が期待できそうですね。

【乳酸菌飲料】ヤクルト400

1日の服用量 菌数 乳酸菌シロタ株
80ml 400億個

お馴染みの小さい容器に、400億個入っていたんですね。1日1本で400億とは、整腸剤とは別次元でした。

【乳酸菌サプリ】ビフィーナS

1日の服用量 菌数 ビフィズス菌 アシドフィルス菌 ガセリ菌
1包(1.4g) 50億個

各配合は公表されていませんが、1包で50億個。ヤクルトに及ばないものの、腸の善玉菌の大好物である「オリゴ糖」と一緒に摂取することで、腸に届いてからの乳酸菌の活躍は期待できますね。

長期的な目でみるなら乳酸菌を選びたい

整腸剤は乳酸菌のお届けが得意ですし、通り道にある胃の健康を守ってくれたり、悪玉菌から発生する有毒なガスを処理してくれたりと、たくさんの働きを持ち合わせています。しかし、ごく稀ですが副作用の懸念もございます。

副作用の有無

一方、食品やサプリメントは、乳酸菌を生きたまま腸へ届けることを第一に考えていますので、薬のような症状の緩和はございません。

しかし、乳酸菌と言う名の善玉菌を届ける手段としては、整腸剤よりも菌数が多く、技術も優れていると言えるでしょう。副作用の懸念もありません。長く愛用するものとして、菌数も圧倒的に多い乳酸菌食品を、手元に置いておくのが正解だと思います。

優秀な乳酸菌サプリをお探しの方は、こちらを参考に選んでみてください。
>>ハズさいない!乳酸菌サプリランキング

整腸剤がニキビに効くって本当?

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副作用も懸念される整腸剤ですが、優秀で安全な薬であることは、間違いないでしょう。そんな整腸剤に、ニキビを治す効果があることを、聞いたことはありませんでしょうか。腸なのに、お肌?と違和感を持たれる方もいるかもしれませんね。しっかり検証してみました。

ニキビができる原因

まず、どうしてニキビができるのでしょうか。ニキビの原因は、顔に住まう常在菌【アクネ菌】です。毎日の生活で、顔は覆い隠すわけにはいきませんよね。どんなにマスクやメガネで防いでも、外気に晒されて沢山の汚れと接触します。だから洗顔が大事になってくるのです。

毛穴にフタ

洗顔は毛穴の汚れを落としてくれますが、その洗顔を怠ると次第に毛穴がつまり角質によりフタがされてしまいます。そのフタがされた状態の毛穴の中で、悪玉化したアクネ菌が増殖することでニキビが作られ、のちに炎症を起こして赤く腫れるのです。

お肌のターンオーバーに腸内フローラが関係

ここで一つポイントです。「角質によりフタがされてしまいます」とお伝えしましたが、それはどうしてでしょうか?肌にはターンオーバーという肌の周期があります。実は腸内フローラが良好でない方は、このターンオーバーの周期がズレズレになってしまうのです。

顔の話なのにどうして腸が関係あるのでしょうか?腸内フローラ(腸内に生息する菌群)が良好でない場合、身体の新陳代謝や免疫力が低下します。新地代謝が低下するとターンオーバーの周期が遅くなり、免疫力が低下することで肌バリアはボロボロ。いつニキビができてもおかしくない状況です。

乳酸菌が解決のカギ

ニキビと腸は全然違う話のように見えて実は繋がっているのですね。

では、腸内フローラをよくするにはどうすればよいでしょう?そうです。乳酸菌を体内に取り込むことです。だから整腸剤がニキビに効くと言われているのですね。また、整腸剤には胃を健康的に保ってくれる効果や、天然由来の生薬(漢方のようなもの)も配合されているものもありますので、ますます効きそうですよね。

効果の経過

さて、整腸剤がニキビに効くことはわかりましたが、その効果はいつからでてくるのでしょうか?その人の腸内フローラの程度にもよりますが、整腸剤は最低でも1か月は飲み続けないと効果がでないとされています。だから根気よく飲み続けることが大事なのです。

また、整腸剤を飲む時間ですが、寝る前に3粒飲むのが最も効果的なようです。

整腸剤でニキビが治るのは腸内フローラが良好になるから。

つまり、整腸剤でなくとも腸内の乳酸菌を活発にすることができればニキビは治ってくるということですよね。

特に効果がある乳酸菌は、免疫力を高めてくれるもの、肌の荒れを改善してくれるものということになりますよね。整腸剤を飲むのはやっぱり不安という方は乳酸菌の含まれるサプリや食品を積極的に摂取してニキビ撲滅に努めましょう。

整腸剤と乳酸菌 用途で分けて効果的な使い方を

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整腸剤と乳酸菌を含む食品。どちらにも長所はありますが、症状に悩まされているだけではなく、乳酸菌を摂取し善玉菌を増やしたいと考えているだけであれば、副作用のない食品やサプリメントから摂取する方が安心かもしれませんね。購入のしやすさも、決め手になるでしょう。

決定的な整腸剤の危険性については、こちらに詳細がございます。
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