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長野ライチョウ「ミツ」が仲間入り 富山→飯田 繁殖も検討
飯田市立動物園に四月下旬、富山市からスバールバルライチョウの雌「ミツ」が仲間入りした。これで雄と雌のペアがそろい、飼育員の三才福子さん(36)は「いずれ同居させて繁殖を検討したい」と期待を寄せている。 ミツは富山ではケージで飼われており、外に出て直射日光や風雨を感じるのは飯田が初めて。四月二十日の来園から環境に徐々に慣らし、三日から通常展示になった。警戒心は強いが、人間を怖がる様子はないという。 三才さんによると、同園から望む南アルプスではニホンライチョウ(特別天然記念物)の減少率が高く、絶滅の危機にある。南信唯一の動物園として、近縁種のスバールバルライチョウを通じ、関心を高めていく。 ニホンライチョウの保全に向けた研究もあり、同園では昨年一月からペアの飼育を始めたが、同八月に雌が亡くなった。ミツの仲間入りは昨秋に決まったが、鳥インフルエンザの影響で移動が制限され、四月になった。 (石川才子) PR情報
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