ある日の晩、食事中に妻がふと
「私、両親が自分たちの前で、“疲れた”って言ったの聞いたことないかも」
「それって実はすごい事じゃない?」
そんな話になりました。
実は、僕の両親の印象も同じで、疲れたと言っている姿は記憶にありません。
妻のご両親は、共に元学校の先生。
妻は、小中高と給食のない学校で、12年もの間、自分も仕事があるのに毎朝お弁当を作ってくれたお母さん。
しかも、帰宅後にも晩御飯の準備や他の家事をやっているのに「疲れた」と言ってるのを聞いたことがないと言うのです。
- 不機嫌なところも見たことがない
- 学校の先生はストレスの多い仕事
- 両親が自宅で仕事をする事を子供がどう理解するかという問題
- 常に家にいるということは常に子供に見られているということ
- 親の心の安定は、子供にとっての安心感や信頼感を作り出す
不機嫌なところも見たことがない
※公園の恐竜の像の下、見上げた首長竜のご機嫌はいかが??
「両親がハッピーで機嫌がいい」というのは、子供にとってとても良い環境だと思います。
親が日によって不機嫌だったりすると、怒られるのではないかと顔色をうかがってしまったり、ストレスを感じてしまうでしょう。
妻は「親が不機嫌なところも見たことがない」と言っています。
単に妻が覚えていないだけかもしれませんが、本当にほとんどなかったんだと思います。
というか、子供には見せなかった。
これがどれだけすごいことか、親になって初めてわかります。
学校の先生はストレスの多い仕事
妻のご実家に伺った時に、教員時代のお話を聞かせてもらったことが何度かありました。
今も昔も変わらず、給食費未払いの問題や、イジメの問題、モンスターぺアレンツの問題などがあったようで、今だからこそ「当時は大変だった」と振り返って教えていただけました。
帰宅後もテストの丸つけなどや成績表の作成など仕事が沢山あったようで、それをやりつつ育児をしていたと言うのは本当に凄いと思いました。
しかも、それでいて「疲れた」という言葉を聞いたことがないと言うのですから並大抵のことではないです。
両親が自宅で仕事をする事を子供がどう理解するかという問題
だいたい出来てきた。寝ます!#絵描き #絵描きパパ #イラストレーター #鳥の絵 #線画 #アーティスト pic.twitter.com/FIyRA7yVJQ
— ロクパパ (@ekakipapa) 2017年4月23日
※ツイッターでは、育児の合間を縫って描いている絵を公開しています。
もうすぐ夫婦ともにフリーランスとなり、仕事は自宅でする事になります。
サラリーマンを辞めてフリーランスになる!在宅ワークのメリットとは? - 絵描きパパの育児実験記ロクLABO
つまり、息子にとっては「両親が常に家にいるのが当たり前」となるのです。
はたから見て、出勤して夜遅くに帰ってくるのと、自室にこもって作業をするのとでは、前者の方が「仕事をしている」と言うことが子供にとって分かりやすいでしょう。
ましてや自営業でお店を営んでいると言うのであればまだ分かりやすいですが、僕は絵描きで妻はスパイスを使ったアーティストです。
息子にとっては、お部屋にこもって絵を描いているのと、物作りしているようにしか見えないでしょう。
おそらく仕事中に息子が「お父さん遊んでー!」と言ってくると思いますが、仕事中である事をどのように伝えるかが課題になると思っています。
「お父さん疲れてるから後で遊んであげるね」
こう息子に云いきかせることは、できるだけしたくないのです。
常に家にいるということは常に子供に見られているということ
※いつでも息子の笑顔をみれるのは幸せ。ということは、息子も父ちゃんのことをいつも見てるという事。
僕自身、息子にとって良い親でありたいと思っています。
そして、僕や妻が自分たちの親について記憶しているように、
息子には
「愚痴を言っている」
「いつも疲れたと言っている」
「機嫌の波が激しい」
という姿をできるだけ見せたくはないのです。
親の心の安定は、子供にとっての安心感や信頼感を作り出す
※息子がいつも安心できるように、親は大きな公園のような広い心を常に持っていたい。
今ならわかります。
僕の両親も妻の両親も、1人の人間として、大なり小なり疲れや悩みや吐き出したいストレスもあった中で、小さかった僕たちの前で目一杯その姿を見せまいとしてくれていたのだと。
もちろん、良い親になろうと無理をして、ストレスを抱えてしまっては良くありません。
ただ、いつもそばで息子が僕たち両親のことを、しっかり見て記憶しているという事を念頭に置いて毎日を過ごさないといけないと思っています。
子供にとって親が全ての時期があります。そんな時期には、やっぱり息子にとってのスーパーな父ちゃんでありたいです。
でもそれは、息子に尊敬されたいとか、すごい親だと思って欲しいとか、そんなことが理由なのではなく、
息子の前では「いつも変わらぬ父親」という姿でいたい
ということに他なりません。
息子が大きくなったら、きっと僕が虚勢をはっていたこともバレるでしょう。大した父親じゃ無いと気付くでしょう。
でも、親として出来るだけ努力はしたい
その1つが、息子の前では「愚痴を言わない」ということだったりします。
僕も妻も、子供の頃に感じていた親への信頼感とか安心感は、そういう見えないところの頑張りが作り出してくれていたんだと思います。
そして、今はその凄さに気づき、果たして自分達もそうあることが出来るか、挑戦が始まっています。
自分がこのブログを始めるにあたって、一番書きたかったのが「父親と息子」というテーマでした。
息子が生まれて1年5ヶ月を過ぎた今、このような考え方をするようになった自分自身に驚いています。そして、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
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ついに「退職届」を提出したった!
— ロクパパ (@ekakipapa) 2017年4月24日
もう撤回できない!w
残すところあと5週間!