田中泰子
2017年5月17日03時00分
■県立図書館司書・高橋真太郎さん
「図書館、超おもしろいんです」と明るく話す高橋さんに初めて会ったのは、鳥取市で1月に開かれた子ども食堂のシンポジウム会場だった。出前図書館として、関連本を貸し出していた。普段はカウンターで利用者が本を探す手伝いをしている。「興味がある人に、ぐさっとくる1冊を手渡せるかどうかが図書館の役目だと思うんです」
香川県丸亀市出身。読書好きではなかったが、高校1年のときの職場体験で同県坂出市立大橋記念図書館に3日間通った。天窓のある館内で好きな本を読んでいる人たちを見て、図書館という場所に魅力を感じ、図書館情報大(現筑波大)へ。卒業後、司書として鳥取県に採用された。県立鳥取湖陵高校勤務を経て、県立図書館に来て約10年。「初めてカウンターに座った時、イタリアからサラミとトマトをどれくらい輸入していますかと聞かれたんです」
ゲストハウスを開きたい、温泉…
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