こんばんは、夜中たわしです。
先月のことです。嫁の元にあるメルマガが届きました。
そのメルマガのタイトルがこちらです。
【コラム】え!?きみPC持ってないの??スマホネイティブ世代の新人にプログラミングを習得させるには!?
……ほう、最近ではパソコンを持っていない新人が続々と現れ、しかもプログラマーを志しているというのか。
パソコンなしでのプログラム学習方法
少し戦慄しつつ「まあ最近の世の中はそんなものか」と読み進めると、このような会話例が登場します。
新入社員Sは、講義ではわかっているが、いざプログラミングしようと思うとなかなか手が動かないと言っています。
そこで先輩社員Aは、自宅のパソコンで実際に開発環境を構築して復習することをアドバイスしますが。
スマホネイティブ世代の新入社員Sは、パソコンを持っていません。
さて、あなたが先輩社員だったら、どのようにアドバイスしますか?
つづきはこちらから・・・
安いパソコンを買わせるか、会社で勉強させればいいじゃん。と思いつつも「まさか、何か思いもよらない画期的な方法が現れたのか!?」との期待からリンク先に行ってみる嫁。
【今求められる人材】え!?きみPC持ってないの??スマホネイティブ世代の新人にプログラミングを習得させるには!? : 富士通ラーニングメディア
するとこのような内容でした。
スマートフォンの普及により、若い世代では、自宅にパソコンを持っていないという人が増えてきました。
そんな方々に、おすすめする習得法?のひとつに"ドリル"があります。
そうです!小学生のころ勉強したあの"ドリル"です。
(中略)
パソコンを持っていないという方も、紙の"ドリル"であれば、問題ないですね。
ドリルか~~い!!
ドリルすんのかい……
と、ずっこけたそうです。
このパソコンが一般に普及していなかった時代に巻き戻るかのようなアナログな手法。
「結局紙が一番」ってことなんでしょうか……?
しかし上記引用内容「おすすめする習得法?のひとつに"ドリル"があります」の「?」から、「言うほどおすすめはできない」という本音が漏れ出ているようにも読み取れます。
パソコンを持っていなかった同期
そういや私にも、パソコンを持っていない同期がいました。職種はシステムエンジニアです。
彼について強烈に覚えているエピソードがあります。
新人研修時にC言語の授業があり「小文字のアルファベットを大文字にするプログラムを作れ」という、初心者向けの問題を解くことになりました。
これ非常に簡単で、アルファベットをアスキーコードと見なして減算するなり、変換用ライブラリを使うなりすれば1行で実装できるんですが、彼はこう解きました。
switch(ch){ case 'a': ch = 'A'; break; case 'b': ch = 'B'; break; case 'c': ch = 'C'; break; case 'd': ch = 'D'; break; … case 'z': ch = 'Z'; break; }
switch文でアルファベット26文字、全パターンを網羅したのです。
いやいやいや、その実装はやべえだろ。動くけども。
プログラミング経験がない方でも、これが非効率であることはわかると思います。お手本のような無駄に長いコードです。
私は天邪鬼なので、演習なら嫌がらせでこのようなコードを書くことがあるかもしれませんが、彼は天然でこれをやってのけました。
これを見た同期の1人は、笑いすぎて呼吸困難になっていました。
作ってて「非効率だな」「やだな~」「こわいな~」と思わなかったんでしょうか。
ネットや参考書が遮断されていて苦肉の策でやったならともかく、無制限に調べていい環境でのこの実装内容。
私は思いました。
彼を受け入れる部署は苦労するだろうな、と。
おわりに
プログラマーは不足しているって噂があるんで、企業はパソコンを持っていない就職希望者も選り好みせず受け入れていくしか、ないんでしょうか。
お互いに不幸になりそうなもんですが……。