初夏の夜は蛙の声がこだまする
普段はビジネスマンチックな私も家に帰ってひと段落すると詩人のような事を呟いたりもするわけです。
風呂上がり。すこし暑かったので窓を開けると涼しい風と一緒に蛙の鳴き声が入ってくる。そうだ田植えが終わって水を入れたんだったな。
— サキ@はてなブログ3年目 (@nubatamanon) 2017年5月14日
サキはパソコンを閉じてしばし目をつむる。蛙の合唱の中に自分が入り込んだような気がしたところで目を開き、YouTubeを見始めた(最後で情緒台無し)
そう、滋賀県はだいたいゴールデンウィークくらいから5月半ばが田植えの時期。品種などによって成長具合なども違うためか、すこしづつ田んぼが増えていく感じです。今日はあっち、明日はあっちとすこしづつすこしづつ。
蛙はどこに隠れていたのか
田植えが終わると夜は蛙の大合唱。ゲコゲコゲコゲコ。田んぼに水を入れるまではいったいどこに隠れていたんでしょう。あんなにたくさんの蛙。土の中に潜っていたのか用水路の中に隠れていたのか、空から降ってきたのか、コウノトリがつれてくるのか。謎だ。
さっきのTweetのようにお風呂上がりはちょっと暑いので窓を開けたりベランダに出て涼しさを求めたりするんですが、車の通るざーっという音が止むと蛙の声ばかりが聞こえてくる感じです。
蛙の季語は春なのか夏なのか
今の暦でいえば5月、暑い日は夏を感じさせてくれるし風がひんやり冷たい日には晩春なのかなとも思う。ちょうどこの時期に声をきく蛙というのは季語で言えば春なのか夏なのか。今は便利な世の中ですね、インターネットで季語を調べることが出来るんですよ。
これによると「蛙」だけだと4月、春をあらわす言葉になるのだそうです。
田圃などで鳴く蛙の声は、晩春の田園風景の中で懐かしいものである。姿も愛嬌があり古くから人々に親しまれてきた。春、初めて聞く蛙の声を初蛙と言う。かへる、鳴蛙。遠蛙。昼蛙。
初鰹みたいに年があけて初めて聞く蛙の声を「初蛙」って言うなんて風流ですね!
風呂上がり 麦茶片手に 初蛙
こんなのを詠んでみましたがいかがでしょう(笑)
でもね、この「蛙」に「雨」をつけて「雨蛙 あまがえる」にすると季語は6月、夏を感じる季語になるそうです。たしかに雨蛙は木の枝などにぺったりとくっついていて梅雨がよく似合う。
自転車に そっと張り付く 雨蛙
年度末の決算関係の仕事もやっとひと段落。ほとんど残業なしで家に帰れるようになりました。ちょうど時間は日没あたり。田んぼと夕暮れ、合うのよね。
そしてあと10日ほどすれば小川にはホタルが出てきますよ。今年はミラーレスでホタルを撮りに行ってみようかなぁ。