昨日は目良先生の報告会に参加する為、日帰りで上京。http://www.sankei.com/smp/politics/news/170516/plt1705160005-s1.html
グレンデールの慰安婦像撤去裁判で日本政府が米国連邦最高裁判所に提出した意見書の内容が明らかになりました。実はこの意見書、英文で作成されており、日本語訳がなかったのです。昨日はきちんと訳された日本語の内容が発表されました。
・慰安婦の強制連行、性奴隷を否定した昨年2月の国連・女子差別撤廃委員会対日審査での杉山審議官の発言を引用し、グレンデール市の慰安婦像の横にある碑文に異議を申し立てている
・グレンデール市が「慰安婦問題は人権侵害」として像の建立を正当化しているが、慰安婦問題は国際的外交問題でありその扱いはおかしい
・慰安婦問題を含む個人の請求権は1965年の「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定」で対処されている
・更に日韓間は米国政府の支持を得て2015年に合意に至った。日本政府はこの合意を尊重し、誠意ある態度でその実施を続けている
これらの内容が「日本政府の立場」として明記されています。
この裁判は残念ながら棄却されましたが、今後海外に於いて慰安婦像が建てられる計画が浮上した際、日本政府の姿勢を示すものとして有効的に活用できるものです。
私が国会の委員会でこの問題について質疑をしていた当時は「慰安婦問題は外交問題化しない。歴史家の判断に任せる」という答弁に終始していました。が、昨年国連で「二十万人」「強制連行」「性奴隷」が事実ではないという事を明確にした日本政府の現在の姿勢は、「慰安婦問題は外交問題である」に変わりました。
今後はこの姿勢と河野談話との矛盾について声を上げていく必要があると感じています。
状況はどんどん変化します。まだまだ前進します!
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