土砂に乗り上げ脱線したままのJR山田線車両 撤去始まる
おととし、線路脇の斜面が崩れ、今も一部区間が不通になっている岩手県宮古市のJR山田線で、土砂に乗り上げ脱線したままになっていた車両の撤去作業が始まりました。
おととし12月、宮古市門馬でJR山田線の線路脇の斜面が崩れ、列車が土砂に乗り上げて脱線し、乗客など16人がけがをしました。盛岡市の上米内と宮古市の川内の間は今も不通になっています。
脱線した車両は、現場の斜面がさらに崩れるおそれがあったため、撤去できずにいましたが、斜面にくいを打ち込むなどの対策を取ったうえで、16日から撤去作業が始まりました。
長さ20メートルほどある車両をトラックに乗せて運び出せる大きさにするため、作業員は専用のカッターで車体を切断していました。JRは車両を撤去したあと、斜面に安全対策を施し、ことしの秋に運転を再開させたいとしています。
この事故では、国の運輸安全委員会が先月、崩落の兆しのある場所での定期的な巡回や、落石の検知装置の設置など、再発防止策を求めました。
JR東日本盛岡支社の保田暢彦広報室長は「国の指摘を生かして、より安全な対策を講じながら、一日も早い運転再開に向けて、着実に作業を進めたい」と話していました。
脱線した車両は、現場の斜面がさらに崩れるおそれがあったため、撤去できずにいましたが、斜面にくいを打ち込むなどの対策を取ったうえで、16日から撤去作業が始まりました。
長さ20メートルほどある車両をトラックに乗せて運び出せる大きさにするため、作業員は専用のカッターで車体を切断していました。JRは車両を撤去したあと、斜面に安全対策を施し、ことしの秋に運転を再開させたいとしています。
この事故では、国の運輸安全委員会が先月、崩落の兆しのある場所での定期的な巡回や、落石の検知装置の設置など、再発防止策を求めました。
JR東日本盛岡支社の保田暢彦広報室長は「国の指摘を生かして、より安全な対策を講じながら、一日も早い運転再開に向けて、着実に作業を進めたい」と話していました。