大規模サイバー攻撃 北朝鮮ハッカー集団使用のソフトと類似
アメリカやロシアの情報セキュリティー会社によりますと、今回のサイバー攻撃に使われた、「ランサムウエア」と呼ばれる「身代金要求型」の有害なソフトウエアを構成するソースコードと、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が、かつて使用したと見られている有害なソフトウエアのソースコードに類似点があるということです。ただ、現時点で確実なことは言えず、関連があるのかさらなる調査が必要だとしています。
北朝鮮のハッカー集団、ラザルスは去年、バングラデシュ中央銀行を狙って、サイバー攻撃を仕掛けて多額の現金を盗んだ疑いが浮上するなど、近年、世界各地の銀行を狙ってサイバー攻撃を仕掛けている疑いが強まっていて、アメリカのFBI=連邦捜査局が捜査を進めています。
官房長官 発言は控える
菅官房長官は午後の記者会見で、「わが国で確認された事案の原因などについて、内閣サイバーセキュティセンターや警察など関係機関で情報収集・分析を行っており、全体をしっかりと掌握する中で対応している。現時点では今後の状況に対する懸念を持つような状態ではない」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、記者団が「北朝鮮が関与している可能性があるか政府として分析しているか」と質問したのに対し、「そうした報道があることは知っているが、詳細はわが方の調査能力が明らかになるので発言は控えたい」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、記者団が「北朝鮮が関与している可能性があるか政府として分析しているか」と質問したのに対し、「そうした報道があることは知っているが、詳細はわが方の調査能力が明らかになるので発言は控えたい」と述べました。