偽造クーポンでIQOS購入・転売か 少年逮捕

偽造クーポンでIQOS購入・転売か 少年逮捕
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禁煙や分煙の広がりを背景に、購入希望者が増加している火を使わない加熱式のたばこ「IQOS」を偽造したクーポン券を使い、通常より安く購入していたとして、都内の19歳の大学生らが詐欺の疑いなどで逮捕されました。警視庁は、少年らがコピーするなどして偽造したクーポン券を使って安く購入した商品をインターネットを通じて高値で売りさばいていたと見て調べています。
警視庁によりますと、逮捕された、いずれも東京・狛江市の大学2年生の少年(19)と無職の少年(19)はことし1月、都内のコンビニエンスストアで偽造したクーポン券を使い火を使わない加熱式のたばこ「IQOS」2個をおよそ2万円で購入した詐欺の疑いなどが持たれています。

クーポン券を使うと1枚3000円の割引となり、少年らはコピーして偽造したり他人名義のクーポンをネットを通じて買い集めたりして安く購入したIQOSを、1台1万5000円程度でインターネットを通じて売りさばいていたということです。

調べに対し2人は容疑を認め、このうち、大学生は「IQOSは人気で高く売れると思った。これまでに80万円の売り上げがあった」などと供述しているということです。

IQOSとは「フィリップ モリス ジャパン」社が去年から全国で販売している加熱式たばこで、火を使わず煙がでないのが特徴です。

ホームページによりますと、紙たばこと比べて臭いが少なく有害性成分がおよそ90%カットされるということです。国内の禁煙や分煙の広がりを背景に購入希望者が増えていて、商品が手に入りにくい状況が続き、インターネットのオークションサイトでは定価のおよそ2倍で売買されることもありました。